［雨水枡］
点検を実施。特に異常はありませんでした。
［建物後面／西側］

［汚水枡］
点検を実施。浴室からの排水管に油脂等の溜まりが少しあったので、定期的にホースの水流で洗浄して頂くようにお願いしました。
［建物右面／北側／洗面脱衣室］

［建物右面／北側／浴室］

スリムダクトの下がりを発見。内部配管の紫外線等による劣化を防ぐ為、カバーの下のほうを持って上に押し上げて隙間をふさぎました。

基礎表面の化粧モルタルにヒビ割れを発見。これまでの補修事例では目立たないようにハイモルタルを隙間に上塗りしても逆に目立ってしまうことも多々ありました。構造上はほとんど問題がないので、協議の結果、そのままの状態で良いことになりました。
［建物左面／南側］

コーキング（シーリング）の弾力性を確認。太陽の紫外線等によって次第に硬化・ヒビ割れという経年変化（劣化）などが現れます。下地には防水シートが施してありますので雨漏りの直接的な原因にはならないと思われます。
［建物後面／西側］

将来的な外装修繕ではコーキング（シーリング）の打ち直しや外壁などの防水塗膜（塗装）の再施工が出てきます。ともに足場工事が必要になるので、同時期に実施したほうが経済的です。

今後の起こり得る現象を紹介。外壁材には防水塗装を施していますが、太陽の紫外線等の影響によって次第に劣化・粒子化してチョーキング現象（外壁の表面を手で触ると塗膜が付く）が起こります。防水塗膜が効かなくなってくると外壁の基材が少しずつ傷んで余計に費用がかかることもあります。次回の１０年目点検でも検査を実施して将来的な補修等の目安がわかると思われます。

照明器具の内部に雨のような水が溜まっているような状態。照明が点かない等の不具合がないので良かったのですが、この照明器具は外壁に向かって垂直に設置されている（設置用）商品。少しずつ雨水が溜まっていくのも不自然ではないと思われます。

Ｑ　クローゼットの扉の開閉が出来なくなった。
Ａ　現状を確認。どの箇所に不具合があるのかを奥様にお聞きすると、お子様がママに代わって状況を聞かせてくれました。

折れ戸（右側）の可動ビスを締め直して現状を改善。左側も同様に確認して今回のような現象とメンテナンスの方法をお伝えしました。

点検を実施。脚立の脚底はクッション材で養生しています。

特に異常はありませんでした。屋根の勾配のせいか、御幣が斜めになっていました。

Ｑ　笠木同士の間の隙間が開いている。
Ａ　現状を確認。前回の２年目点検後のフォローでパテ処理した跡がありました。市販されている隙間カバーの寸法が現場サイズと合っていれば手軽に取り付けられるのですが、補修跡から判断すると当時は探しても無かったものと思われます。

お客様と協議の結果、寸法が合った隙間カバーが無ければ前回と同様の処置になるのですがパテ処理（２箇所）をすることをお約束。

Ｑ　リビングで床鳴りがする。
Ａ　現状を確認。床に体重をかけて踏み込みながら床鳴りの音を再確認。床下にある鋼製束の伸縮音（金属音）であることが分かりました。

床下点検も兼ねて、リビングの床鳴り現象を改善すべく鋼製束の増し締めを実施。床鳴り現象には「床下から直せる今回の現象」のほか、「床材の基材自身のきしみ音」、「床材と下地合板の擦れ音」等々があり、補修方法も違ってくることを紹介。

結露跡を調査。特に結露跡と思われる箇所は無かったと思われます。お客様宅の暖房機器は蓄暖です。
［リビング／南側］

今の季節、屋外では洗濯物が乾きにくい時期です。室内干しは点検現場のご家庭でもしておられるのをよく見かけます。蓄暖の場合はすごく暖かく過乾燥になるので、暖房の機能は勿論ですが、洗濯物の室内干しとしての乾燥機の役割も重宝します。

蓄暖の前面は温風が出てくるので、無垢の床材の場合は過乾燥によって床材同士の間に隙間（木部に含まれる水分が放出される）が出来やすくなります。