Q サッシの取っ手が取れて(はずれて)しまった。
A 現状を確認。
レバーと持ち手、支柱となる金物が取れてしまっている状態でした。試行錯誤しながら取り付けに挑戦したのですが、すぐには直らなかったので、後日に再訪問して対処することをお約束。
結露跡を調査。お客様宅には「内窓」が取り付けられています。住宅エコポイントが設置のキッカケだったそうですね。
[和室/東側]
リビングには蓄暖が設置されています。和室とリビングは隣り合わせ。この仕切り扉は日常的に閉めておられるご様子。お客様ご家族の主な生活の場所はリビング・ダイニングキッチン。扉を開けた際にリビング内の暖かくて湿った空気が和室へと流れ、その暖気が冷やされることで結露が発生するものと思われます。天気図の解説みたいな感じですね。
寝室は、寝ている間の呼吸により体内から放出される水蒸気と室温の低下で結露が発生しやすい環境。
内窓を設置することで室内温度も一定に保たれて、結露の発生を防いでくれます。
[寝室/南側]
お客様宅の屋根は南向きの片流れの形状です。そこで、太陽光発電の恩恵を受けられる事例を紹介。
南向きのリビングからお隣のお家を見て「影にならない?」との質問がありました。太陽光の差す角度から考えると、隣近所の建物の高さでリビングへの光の差し込み方が影響(窓から見れば影に見えても)を受けますが、屋根の場合、南側によっぽど高い建物が無い限り、大丈夫だと思われます。
売電について。弊社の太陽光発電の趣旨は「お家での毎月の使用電力を補充・まかなうのは勿論ですが、毎月の支払である住宅ローンの一部補填も可能」となっています。(平日昼間の生活スタイルにも関係してきます)
また電力会社とのご契約で売電価格が高いうちに導入すれば、向こう10年間は売電価格が保証されるそうですね。太陽光で発電した電気は直接使えないので、この電気を変換する装置(インバーター)を取り付けますが、これは消耗品(約10年で交換)となります。
太陽の紫外線等の影響によって、外壁材の塗膜や外壁材同士の間のコーキング(弾力性のある)が次第に劣化・硬化してくると、防水効果が次第に失われてきます。そして徐々に基材も傷んできてしまい、補修費用がさらに大きくなる事例を紹介。
[外壁の再塗装やコーキングの打ち直し]
屋根材も同様で、基材の表面に防水塗膜が施してある仕様を紹介。10年目点検で現状を再確認し、一般的には15年前後を目安に改装計画を考えて頂くようお願いしました。
お家の外装は防水塗膜で保たれているので、長く快適な住まい実現には定期的な防水塗装の塗り替えが必要となります。
また、外壁や屋根の工事にあたっては高所作業になり「足場工事」が必要となりますので、経済性を考えると同時期に行なったほうが良いと思われます。
この後も点検ですか?と、お客様からの質問がありました。
弊社のお客様サポートの一環であるお家の定期点検。1年目、2年目、5年目、10年目と定期点検を実施しているのですが、多いときは一日に3軒する場合もあります。
さすがに3軒もあると点検スタッフにも疲れの色が見受けられますが、お客様の前では疲れを見せず、キリッとしている姿を見ていると「さすがだなぁ」と感じてしまいます(当たり前のことかもしれませんが・・・汗)
弊社のOB客(定期点検の対象となる)のほとんどが富山県内。定期点検の日程決めでは弊社から「○月に○年目点検を○○の期間で実施します」と往復はがきを出しています。基本的に指定期間の中でお客様のご都合の良い日時を選んで頂きますが、建築場所がとても離れてて、点検日が同じ場合もあります。その時は点検スタッフたちが集まって作戦会議をしています。
弊社で建築されたお客様への訪問&無料点検サービス。今後は10年目点検が2年以内にスタートするのですが、ますます作戦会議が増えそうな感じです。
玄関前や駐車スペースの表面が赤サビに似た色で変化していました。このような事例を実際に見たのは初めてでしたが、海岸沿いの融雪道路ではよくある光景だとか・・・。井戸水を使った融雪(ホースに穴を開けたような簡易的なもの)に関係があったものと思われます。
点検現場では詳しい原因が分からなかったのですが、気になったので少し検索してみました。
※ 鉄バクテリアによる赤水
鉄バクテリアというのは「鉄を酸化して自分の体にくっつける」という性質を持っているそうです。
だったら何の為に酸化してるの?と疑問。この酸化した時に出るわずかなエネルギーを使って生活しているとのこと。このバクテリアが井戸の中で繁殖して、その固まり(コロニー)が井戸水とともに揚水されて、これが塩素消毒によって酸化され真っ赤になり、赤サビそっくりになるようですね。
(参考/「赤い水」を知っているか/http://www.suga-kogyo.co.jp/f9n72viw/iro_aka.html)
鉄バクテリアは人畜無害のようで、安心しました。
さらに調べて見ると・・・
鉄イオンやマンガンイオンが多く含まれる水は、俗に金気(かなけ)が多い水とされ、味覚に違和感があるようです。水道水源ではこれの除去手段として鉄バクテリアの活用が着目されているそうです。
(参考/ウィキペディア)