階段の入口にある扉。夏や冬の「LDK室内と外との気温差が大きな時期」では1階と2階の空気の対流(1階の冷気や暖気の流出等)を防いで、光熱費の負担を軽減してくれます。
扉の側面にはマジックで書かれた線と数字。3、4・・・。ひょっとして?と思い、お客様にお聞きすると、お子様の身長の履歴でした。「柱の傷は一昨年の~♪」の歌にあるフレーズを思い出しますね。
Q これは何ですか?
A これは家庭用のサーバー(データ保存用)です。お子様の写真はアルバムに収納するのではなく、デジカメでデータ保存されているご様子。思い出をずっと残したい・・・ということで、CDではなく、信頼性のある堅牢なサーバー(HDがミラーリング等)が良いそうです。
ネットでCDの耐用年数を調べてみました。CDの耐久性ではメーカー側から「数十年~100年程度」という数値が公表されています。TDKによると、「ディスクが使えないユーザーの9割以上がディスク表面に付着した指紋やホコリによるもの」だそうです。直射日光が当たる場所や高温・多湿環境下に長期間放置したり、強い衝撃を与えると、ディスクが変質して耐用年数が短くなってしまうようですね。
(参考/日経トレンディネット/http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/qa/parts/20031006/106168/)
今回は5年目点検。
次の点検は5年後の10年目点検です。お客様は弊社の点検が「5年目で終わる」と勘違いされていたご様子であり、「10年目点検もある」と聞くと、驚きと同時に大変喜んでおられました。
お家は装備や仕様・形状等によって、今後のメンテナンス(新築からの現状維持)方法が違ってきます。
室内の場合は、使用頻度や生活スタイル等に比例して次第に経年変化して磨耗や損耗します。これの進度を遅らせる(現状維持)のがメンテナンスという考え方です。
外の場合は自然環境(紫外線や風雨、雪、凍害)等があり、次第に防水塗膜が劣化してきます。塗膜が切れると、建材にまで被害が及ぶ可能性があるので定期的な周期で再塗装という工事が発生してきます。
自然環境の場合は人間のチカラでは防ぐにも限界があります。
お家の点検には「住まいの管理手帳」によると実施時期によって3種類あるそうです。
「臨時点検」・・・台風や地震、火災などの後に必要に応じて行なう点検
「日常点検」・・・日頃の清掃などに合わせて頻繁に行なう、建物要所の目視などによる簡易的な点検
「定期点検」・・・ある周期のもとに実施する詳しい点検
「臨時点検」や「日常点検」については住まわれているお客様が庭木のお手入れや除草、お掃除の延長と考えれば、取っ付きやすくなると思いますが、「定期点検」となると専門的な知識や経験等が必要となってきます。
弊社では専門スタッフがチームを組んで、定期的に訪問してお客様からのご質問に応じたり、起こっている現象に対処したり、起こり得る現象に対しては他の事例等をご紹介して、メンテナンスの啓蒙活動に取り組んでいます。