点検ブログ

  • 【外壁材同士の間のコーキング】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    舘が外壁材(サイディング)のつなぎ目に施してあるコーキングが白く劣化(硬化)してきている状態を指差し確認。お客様にも違う外壁面と比較して弾性の違いを確かめて頂きました。
    [建物南面]
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    南側は特に太陽の紫外線等の影響を受けやすくなります。硬化してくると弾性が弱くなり、徐々にヒビ割れが発生し、その箇所から雨水が浸入するようになりますが、内部では防水シートが施してあるので、すぐに雨水が室内に入ることはありません。
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    ただし、重ねてある防水シート同士の間から浸入する事例もあります。コーキングの保証期間は5年。
    「住まいの管理手帳」にも同様の記事を書かれていたので、該当箇所を指差してお客様と一緒に再確認しました。コーキングの打ち直し工事は建築後10年~15年が一般的だと思われます。

  • 【外壁材の経年変化】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    将来的には紫外線等による影響で方角によっては外壁の塗膜が次第に劣化する現象が発生します。表面を触って白い粉末(チョーキング現象※1)が手に付くと、防水塗装が効いていない状態と考えられます。
    [建物右面/南側]
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    ※1 チョーキング現象とは、紫外線や熱・水分・風等によって塗装面の表面樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白黒)のような粉状になって顕れる現象です。

    また、塗膜が劣化するにつれて、外壁の含水率が増加し、日当り等によっては藻が発生するケースもあります。
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  • 【天井クロスのヒビ割れ】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    天井クロスの一部にヒビ割れが発生しているのを発見。
    お客様宅の工法は2×4であり、下地材が湿度変化で伸縮してパネルが動き、クロスの経年変化(弾性の劣化)により起こった現象です。
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    天井や壁クロスがヒビ割れ(隙間が発生)しても隙間風が入ってくることはありませんが、見た目で気になってしまうことも・・・(汗)
    そこで、目立たないようにできる方法として、市販されているコークボンドの購入をお勧め☆DIYでの作業になりますが、簡単に補修出来ることをお伝えしました。
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  • 【階段口の扉/片引き戸】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    Q 以前、扉が開けにくくなった時期があった。
    A 現状を確認。季節や季候の湿度変化による影響(木部の伸縮)で、一年を通して湿度が高くなる時期に建てつけが悪くなる現象です。今回の検査では湿度が低かったせいか、スムーズに開閉できました。お客様はスタッフの説明で仕組みを理解されたようです。
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    また、リビング階段に扉が無い間取りのお宅では「ロールカーテン等」を使って、階段口(2階)からの吹き込む空気の流れを遮断している事例を紹介。
    夏・・・1階の冷房で冷やされた空気が2階に逃げる(2階から暑い空気が1階に下りてくる)
    冬・・・1階の暖房で温められた空気が2階に逃げる(2階から冷たい空気が1階に下りてくる)
    という空気の対流をこの扉が防いでいます。光熱費が節約できますよね☆

  • 【お家の点検履歴/お客様カルテ】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    10年目の点検表にはこれまでの経緯となる「1年目、2年目、5年目」でのお客様宅の現象等が活字化され、ひと目で過去の情報が分かる仕組みになっています。(点検当日は手書きですが・・・汗)
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    経年変化ってどんな状態なのか?
    実際に体験してみないと、なかなか分かりにくいと思います。
    こうして5年目点検を終了し、これからの10年目点検を迎えるに当たって、お客様によるDIYが部材等を長持ちさせるポイントにもなるようですね。
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    「住まいの管理手帳」という冊子をお客様とスタッフの間に挟んで説明中。一級建築士である舘のお家も弊社で建築し、5年が経過しています。
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    舘曰く、自分のお家のメンテナンスはなかなか出来ないそうですが、せめてお客様のお家は・・・と。5年目点検の現場でも精を出している舘です☆

  • 5月14日(土) 定期点検2年目(滑川市K邸)

    5月14日(土) 定期点検2年目(滑川市K邸)
    所要時間 15:05~17:05 晴れ
    スタッフ 砂田、長澤、永原、渡辺

    【K邸の紹介】
    英国チューダースタイルのお家☆
    とっても気品が感じられます♪
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    コダワリの室内デザイン・住空間。
    玄関の天井には擬木(アンティークビーム)やアンティークな照明がステキな雰囲気・空間を創り出しています☆
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    階段をのぼり始め、踊り場で振り返ると・・・アイアン(鉄製)の飾りがある小窓から光が差し込んでくる様子が神秘的☆
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  • 【外壁材同士の間のコーキングについて】5月14日(土) 定期点検2年目(滑川市K邸)

    下地材が湿度変化等によって伸縮すると外壁材も少し動いて材の間隔が変化しますが、弾性のあるコーキングが伸び縮みすることで隙間が発生するのを防ぎ、雨水が浸入しないようにしています。
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    お家の方角や周辺環境(紫外線が当たる長さや強さ等)によっては経年変化(弾性の劣化/ヒビ割れ)の速さにも違いが出てくるので、指で押し当ててみて、弾性をチェックすることができます。
    ヒビ割れが発生しても内部には防水シートの層がありますので、すぐに雨漏りすることはありません。
    お客様自身も劣化による「ヒビ割れ」現象を知っておられ、スタッフの説明に納得されていました。
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  • 【化粧モルタルのヒビ割れ】5月14日(土) 定期点検2年目(滑川市K邸)

    温度変化によって、基礎コンクリートの表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルがヒビ割れる現象です。構造に影響は全くありませんが、見栄えが気になってしまいます(汗)
    目立たないようにする時は、粒子の細かなハイモルタル等をヒビ割れ面に塗り込みます。施工後は周囲と比べてもほぼ同色に見えますが、乾燥してホコリ等が付着すると逆に目立ってしまうこともあります。
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