床鳴りを発見。床に体重をかけて音の原因を聞き分けてみると、床下にある鋼製束の伸縮音でした。
[1階LDK]
床下点検を兼ねて鋼製束を調整・増し締めすることになりました。床下の状態は特に異常はありません。
シロアリ保証の延長について。今回の5年目点検で新築からのシロアリ保証が切れることをご案内。協議の結果、次の10年目点検で改めて検討することになりました。
運転時に水蒸気が発生しない、室内が非常に暖まる蓄暖(蓄熱式暖房機)。燃料は電気なのでクリーンな暖房ですし、オール電化住宅だと電気代のプランを上手に利用すれば節約にもなります。でも、室内が暖かくなるのと同時に過乾燥にもなるので、ご家族の健康・過ごしやすさを考えて加湿器を点けられるご家庭もあります。
[蓄暖] [加湿器]
サッシのゴム枠部分に発生した結露跡を拭かずに放置されていると、小さなカビが出てくることもあります。夜はプライバシーや断熱を目的として厚手のカーテンが引かれることでサッシとカーテンの間の温度が下がって(室内の空気の対流から遮断される)結露化するものと思われます。
また、結露が発生しやすい冬の時期は毎日の洗濯物を干す・乾かす場所にも困ってしまいます。さてと・・・ドコに干そうか?
外に干せないのだったら、サンルーム・・・それとも、あったかいリビングが良いかも?とアレコレと悩みます。「洗濯物・衣類が干せる」ということは、実は室内に水分が移動しただけ。この水分を除湿(除湿機)や換気(空気の流れを作る/風通しをよくする・扇風機を使う場合も)をしないと結露の原因にもなってきます。でも、洗濯物を何とか乾かさないとイケナイ、明日に着る衣類が必要となった時に苦労します。
さて、5年目点検の話に戻ります。一般的なお客様宅では5年目点検の今でこそ体感・経験され、起こり得る現象や経年変化等を理解されるようになりましたが、それまでは疑問も多かったと思われます。
私たち点検スタッフがいつも考えること。経験される前に起こり得る現象を理解して頂くには・・・どうすれば良いのでしょうか?説明や事例紹介では物足りないこともあります。
2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)
所要時間 13:38~14:26 曇り
スタッフ 石丸、渡辺
【I邸の紹介】
リビングドアの扉中央のガラス部分。今回の模様は緑の葉っぱと赤いてんとう虫です。去年の1年目点検の頃は桜の花。季節感が風情豊かに感じられ、お客様のセンスが光っていました。ガラスに入っているのは和紙だと思います。玄関に入って来客の視線がガラスを通してリビング内が透けて見えるのを隠そうとしてひらめいたアイデアです。
限られたスペースの白い背景に四季の色とりどりのイベント。素晴らしい感性です♪
[玄関側/上] [玄関側/下] [1年目の模様]
玄関の窓がオシャレです。玄関ドア・横の縦長のすりガラスを通して太陽光が入ってきます。玄関がとても明るくなっています。
LDKの壁。一面には珪藻土が使われています。壁クロスにも似せた柄があると思いますが、白いクロスとの境目、見た目の柔らかさ・ナチュラルさが違います。
[LDK]