Q 床にきしみがある。
[LDK]
A 現状を確認。足で踏み込むと「ミシッ」と音がしていました。床材の基材の接着部分が経年変化等によって隙間が発生すると、隙間内の摩擦(体重による踏みつけ)によって音が出ると思われます。補修は2ミリ程度の穴を開けて、ボンド剤を注入して隙間を埋めることできしみ音を改善する方法になります(床暖房仕様の床の場合、この方法は好ましくありません)。
穴を開けたからと言ってもよく見ないと分からない程度です。後日、補修することをお約束。
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
「モデルハウスみたい」って言われる(笑)
緑を配置、それも継続的に満遍なく手入れされている様子を見ると、抜群の感性をお持ちとお見受けします。
[LDK]
小物もシンプルにまとまっています。
[階段]
スケルトン階段。踏み桁を少し奥に伸ばして小物が置けるように工夫されています。
こだわった照明の数々。
[照明器具/玄関] [照明器具/リビング]
[照明器具/ダイニング] [照明器具/トイレ]
「ダイニングテーブル近くにコンセントがあれば良かった」とお客様。コンセントは家具の配置も関係しているので重ならないように慎重に考えられますが、コンセントが足りなくても電源タップ(延長コード)を使うことで複数の家電製品には対応できますが・・・やはり、見栄えの良さも関係してくると思われます。
新築以上の魅力的な住まい。まるでドラマや映画のワンシーンを見ているようです。
来客(友人・知人)からは「モデルハウスみたい」という感想を頂いているご様子ですが、点検スタッフの目から見ても、これまでの点検現場とは違う内観に魅了されました。
新築のご提案の中で「ウォークスルー」というプレゼンがあります。建築前の空間の認識が目的にあるようです。
住宅メーカーの数あるプランの中で「こんな生活はどうですか?」と提案する場合、実際に住まわれている建物・内観じゃないと共感を呼ぶのは難しい?とも考えています。
例えば、ドラマや映画の記憶に残る「ワンシーンの憧れ」というのは実際に生活しているシーンを見て共感して「こんな感じに住みたい・住んでみたい」というイメージが湧き上がっていると思います。
新築のお家は年を重ねるにつれて少しずつ育っていきます。DIYで外構やお庭、室内環境を創り上げておられるお客様。日用大工的な発想で屋外のお手入れを考える・行動するには気象条件もクリアさせなければイケナイ事例になりました。
私たち点検スタッフの役割。部材・部位の点検・検査・補修、メンテナンスのアドバイス等が主なお仕事ですが、他の点検現場で得た「コレ良いかも」的な情報もご提供しています。全てのお客様はお家に色んな工夫をされています。これらの情報・感性が中田工務店のアフターネットワークとなって善の循環になってくるのだと考えています。
2013年11月16日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)
所要時間 10:00~11:22 晴れ
スタッフ 永原、渡辺
【O邸の紹介】
お子様の成長の想い出。どのように記録しますか?と聞かれると、一般的にはビデオやカメラが真っ先に思いつきます。今回の事例ではその他の方法を発見!「傷つけてもOK」というものであり、2階ホールには狭い壁スペースを有効に利用した無垢の化粧柱が取り付けられていました。
よく見ると、お子様の背丈が記されています。化粧柱に直接キズを付けるよりも専用の柱を壁に取り付ける発想が素晴らしいですね。「柱のキズはおととしの~♪」
[2階ホール]
さて、今回は初の試みとなったのですが、検査・点検担当となっている工事課の点検スタッフが同行できなくなってしまいました。お客様に今回の事情をお話・説明してキャンセルでも良かったのかもしれませんが、お客様の立場で考えると、会社などをお休みされて時間を開けて頂いた理由もあろうかと思われます。そこで、多少日用大工の心得のある営業の永原が対処することになりました。
これは永原の道具箱です。お客様からのご要望などがあった時はこの道具箱で対応している実績が多々あるそうです。慣れた手つきを見ていると、陰ながらコツコツとやっている姿が想像できます。
基礎本体の表面に施してある薄い化粧モルタルで温度変化等によるヒビ割れになります。他の点検現場でもよく見られる現象です。ジッと凝視すれば目立ちますが、遠目からでは特に目立ちません。仮にヒビ割れ箇所に補修用モルタルを上塗りすると、逆に遠目からでも目立ってしまう事例もあります。
[建物右面/南側]
ヒビ割れは他に2ヶ所(南側玄関近く、北側)にありました。
お客様との協議の結果、構造上の問題が無ければ特に気にされないとのことでした。
基礎本体と雑土間との接続部分の表面材(モルタル)のヒビ割れで、重さによって少し沈んだものと思われます。基礎の本体とは一体化していない(縁を切っている)ので、構造上は特に問題ありません。