お客様宅の1階と2階にある天井取り付け型の換気システムの様子です。ともにONの状態でした。
建築基準法での設置義務開始頃の仕様となっており、当時は電源のスイッチは無かったようです。
前回の点検では、お客様からの要望で、ブレーカー内にスイッチを取り付けた経緯がありました。

点検ブログ
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【換気システム】9月27日(土) 定期点検1年目(富山市Y邸)
お客様宅は、第3種の換気システムとなっています。
給気口はあるのですが、私の機械設置型(第1種換気システム)のイメージが強くて、通路の天井をあちこちと探し回りました(笑)ここで、どうして換気システムが必要なのか?を、建築基準法で定められているらしいので、ちょっと調べてみました。
昔の住宅は、隙間風が入ってきて自然に換気ができたので、あえて換気する必要はなく、また昔の家には土壁や木、紙等の自然素材が採用されていました。
でも、今日の住宅では気密性が高く、空気の入れ替えが自然にできなくなってきているそうです。
生活用品にも化学物質が多く使われており、スプレー缶や芳香剤等々、そしてハウスダストもあり、家族が健康に暮らすには、24時間ずっとの間、発散・浮遊している室内の汚染物質を取り除く為に、24時間の換気システムの必要性が出てきたということです。ちなみに、ヒト一人が呼吸するだけでも約1.2㎥/時間の消費量で、体臭や生活臭、室内のホコリ、燃焼による水蒸気の発生等を考えると、衛生上は約30㎥/時間が望ましいと言われているそうです。
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【換気システム】8月30日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)
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【換気システム】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)
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【換気システム】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市A邸)
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【換気システム】7月29日(火) 定期点検1年目(富山市M邸)
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【換気システム】6月25日(水) 定期点検2年目(富山市K邸)
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【換気システム】6月25日(水) 定期点検2年目(富山市婦中町K邸)
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6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
所要時間 10:00~10:37 晴れ
スタッフ 石丸、常務、岩見、渡辺
協力業者 同行なし【T邸の特徴】
大通りから1本はずれた所に建っているT邸。注文住宅で、色んな箇所にこだわりがあります。
隠れた所にある勝手口は遊び心をくすぐりますし、吹き抜けのリビングには心地良い開放感が漂っていました。【お誕生日】
引越しされて1年目のお誕生日のお花です~♪でも・・・1年目点検の時期が遅くなったので正確には・・・1年ちょっとです(笑)

【ポーチの隙間】
Q 隙間が開いてきました。
A 現状を確認。「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や伸縮による隙間です。
強度には全く影響無いのですが、見栄えが気になるご様子。目立たないように補修する事をお約束。

【虫】
お家の後ろ側での出来事。
Q 虫が多いですね。こんな風に・・・
A 現状を確認。たくさんの蚊の死骸が網戸に引っ掛かっていました。周囲を見渡すと近くに農業用水、お隣は空き地。小さな虫が発生しやすい環境ですね。

【クロスの隙間】
玄関吹き抜けのクロスの状況を確認。外壁側のコーナー部分に隙間がありました。外壁側は特に木部の伸縮が大きいので起こりやすい現象です。後日、目立たないようにコークボンドで補修する事をお約束。

全室のクロスの施工は、天井目透かし仕様となっています。天井と壁との間がキレイに見えますね。

【和室の引き戸】
Q 一時期、両手でも開きにくい頃があった。
A 現状を確認。

リビング(下図の左側)と和室の湿度の違いで起こる木部の伸縮現象であると思われます。お客様宅では冬の間は暖房効率を考えて閉めておられます。リビング側は蓄熱式電気暖房機とエアコンで湿度が低くなり、引き戸の木部が乾燥して縮むことで起こる「反り」、逆に和室側は湿度が高いことによる「伸び」となり、当時は開閉しにくくなったものと考えられます。


今回、引き戸の調整を提案しましたが、四季での室内湿度(生活スタイル)の変化が原因である為、みんなで協議。開閉に支障がない今の状態を調整すると、再度不具合が発生する可能性もありますので、2年目点検まで様子を見る事になりました。
【床鳴り】
Q ソファの下で床鳴りがします。
A 現状を確認。四季の湿度の変化が原因で木部とそれを支える床下の鋼製束に若干の隙間が出てきたものと思われます。後日、床下に潜って調整(増し締め)する事をお約束。
【トイレドア】
Q ドアのロックが掛かりにくい。
A 現状を確認。

丁番を調整。湿度の変化や使い勝手等でドアが若干傾いていた事が原因でした。ドライバーで調整すると同時に奥様へ改善後の状況確認と簡単なメンテの仕方を説明しました。


丁番の傾き調整での注意点。右手でドライバーを使いながら、左手の指をドアの下部の隙間に入れて指先の感触で調整具合を確認すると良いですよ。


【キッチンタイル】
Q キッチンの床はタイルですが、足元は冷たくないですか?
A 平気です。キッチンって水仕事の場所ですから床に水が落ちますよね?タイル仕様は水を弾いてくれるので、日頃のメンテ(拭き掃除)には重宝していますよ(笑)

フィルターを支えているバネを外し、汚れたフィルターを取り出す。


汚れているフィルターを今回は水洗い。他には予備との交換や掃除機で吸い取る方法もあります。


濡れた雑巾で内側の汚れを落とし、水洗いしたフィルターと支えのバネを取り付け。


【生活スタイルって一体・・・】
「生活スタイル」という言葉。私なりにちょっと考えてみました。
室外環境・・・四季の湿度変化で、季節により気温と湿度が変わります。立地にも関係します。特に熱い日はドアが開けにくいとかもありますね。
室内環境・・・季節に応じてヒトの手によって気温や湿度を変えています。暑さ・寒さには冷暖房をつけますね。使用する機器の種類(石油ストーブ、エアコン、電気暖房機等)やサッシの断熱性能(アルミ、樹脂、木製)等によっても異なりますが、これらが木部の伸縮を引き起こします。

また、毎日の生活習慣では調理機器(ガス、IH)ですね。それと忘れてはならないのは、家族が生活している事です。ヒトは呼吸で水蒸気を放出しています。家族数にもよりますが、一日でペットボトル数本分の水分量になるそうです。びっくりですね。
あとは・・・ドアを開け閉めする度に室内空気が動いているって事。たまにありますよね。めったに開けない部屋は空気が重い(湿度が高い?)っていうか、ジトッとしている時とか・・・。

私も少しはメンテ博士に近づいたかも~♪(笑)
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4月28日(月) 定期点検2年目(富山市婦中町J邸)
4月28日(月) 定期点検2年目(富山市婦中町J邸)
所要時間 10:00~11:00 晴れ
スタッフ 砂田、鉾井、川上
協力業者 同行なし【J邸の特徴】
白と水色・・・まるで地中海を思い出させるような、爽やかなお家。be-Livingです。すっきりとしたインテリア、まるで展示場のよう。観葉植物がたくさんあってマイナスイオンで一同癒されてきました。【デッキ】
デッキにコケが生えているのを確認。
Q お掃除はされていますか?
A 気にしないから・・・(笑)【クモ】
Q 夏、クモ(※1)がたくさん出てくる。暑いからかな?強力ジェットで殺虫しています。
A 他の害虫等を食べてくれるので、むやみに殺虫しないほうが良いですよ。でも、バランスが難しいのですが・・・。クモ除けには、様々なアイテムがあるそうですね。以前伺った富山市K邸を思い出しました。
また、外壁にくっついている蜘蛛の巣が水分を含むと外壁の素材にもよりますが、メンテナンスの立場で考えると取れなくなる等の悪影響もあります。
※1 女郎蜘蛛でメスは最大25mm、オスは約7mm。
【床鳴り】
お客様が急にソファの上で飛び跳ねて、床鳴りをアピール。
突然の行動にスタッフ一同ビックリしましたが、床鳴りの音を聞くと床下の鋼製束の調整が必要と判断。次回の点検後のフォローで増し締めする事をお約束。【換気システム】
1階、2階ともにONの状態。
Q お掃除はされていますか?
A していません。
1年に1回はフィルター、半年に1回はカバーの掃除をして下さいと勧めたところ・・・
Q 24時間換気システムは、どうしてもつけておかないとイケナイのですか?
A 窓を開けっ放しにして、室内の空気を循環できれば、湿気の多い時期(冬と梅雨~夏)以外はつけなくても良いと思います。湿度の高い時期は、外気と室内気温の温度差により結露が発生し、ダクト内に水が溜まる可能性があります。これはメーカー側も保証外の回答ですので注意して下さいね。
1ヶ月当たりの電気代は約500円。高いか否か・・・(汗)【シンクのカラン】
Q 水が一本だけ変な方向に出ている。
A 現状を確認。一般的なカランと異なっているので、吐水口の取り外し方を調べた後、調整する事をお約束。【サンルーム】
Q 引き戸が膨れているような気がする。
A 現状を確認。サンルームは洗濯物干しする場所。湿度により木部が伸縮する事が原因と思われます。後日、開閉に支障がないように調整をする事をお約束。【クロス】
室内空気の循環(部屋毎の湿度が均一)のために2階の部屋のドアはほとんど開けっ放しのようで、クロスの隙間等はほとんどありませんでしたが、寝室だけはキレがあったので、後日目立たないようにコークボンド補修する事をお約束。【玄関ドア】
Q 夏になると玄関ドアの鍵がかかりにくくなる。鉄板が膨れるからなのか?
A 現状を確認。夏の気温で鉄が膨張(※2)するものと考えられます。後日、調整に伺う事をお約束。※2 固体の線膨張率(※3)(単位:×10-6/K)では、ゴムが110、アルミニウムが23に対して鉄は12のようです。気体や固体は熱を加えると分子間の距離が増大して膨張します。「伸び=線膨張率×元の長さ×温度差」。参考文献/大塚徳勝著の「そこが知りたい物理学」共立出版㈱1999年。
※3 温度差1℃当たりの伸び率(熱力学って難しいです)Kとは熱力学温度のケルビン。だったら、どのくらい膨張するのか?例えば、線路のレール同士の接合部分に隙間がありますよね。電車に乗っていると四季を通じて「ガタンゴトン」というのは、この隙間に車輪が落ちることで発生します。ちなみに気温が0℃、鉄の長さが30mの場合、夏場で気温が30℃になると1.08cm伸びるようです。膨張対策も兼ねているレール仕様ですね。
気温と湿度による、お家を構成する素材の膨張・伸縮率の差。素材で言えば、「木、ビニール、アルミ、樹脂、鉄、ガラス、ゴム等」様々です。それぞれに特徴があり、立地条件(自然環境)や生活スタイルによっても変化します。隙間等が発生するのもそのためですね。
また、お客様の使用頻度や使い勝手、メンテナンス、経年変化等もあり状況は千差万別です。
そう考えると家族を温かく包むお家って・・・不思議。【間取りの変更】
子供部屋の壁について。
Q もし、ここに壁を作るとすれば、どうやって作りますか?
A 薄いタルキで仕切る事になりますが、薄いので防音能力は低くなります。
プランニングでは十二分に検討し、新居で住まいを始めるお客様。年月の経過とともに家族構成も変化。様々なご要望・ご質問があれば、分かりやすく丁寧にお応えしていきたいです。【終わりに・・・】
定期点検と言う、お客様との再会の場。定期点検に同行し始めて約3年、現場数は約230余り。全てのお客様が公平な点検を希望されておられます。
これまでの事例を見ますと、お家のメンテナンスは、お客様と企業側の二人三脚が基本のようです。
いつまでも愛着のあるお住まいで、新築時の感動が長続きするお家をお客様と一緒に考えていきたいと思います。






















