お家の換気計画のために下部が少し開いているリビングドア。冬期にリビングドアの下部から隙間風が入るか否かを確認したところ、今はつけていないが、隙間風防止用のスポンジを差し込んでおられたそうです。![]()
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リビングドアの下部が少し開いているのは、木部が季節や季候による湿度変化での伸縮対応(ドアの開けやすさ)もありますが、「計画換気」という法律に基づいて設計・施工されているためでもあります。

[リビング]
開閉テストをしていると、少し床に擦れている感触があったので、ドア底部の状態を検査。![]()
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スポンジ状のアイテムが底部に貼り付けてありました。床下から冷気が進入(隙間風?)するのを防いでくれるアイテムですね。![]()
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[2階書斎]
ドアの底部にはリビングドアと同様のアイテムが貼りつけてありました。事情をお聞きすると、この部屋は唯一の喫煙できる空間。タバコの臭いが外(廊下等)に漏れないようにした配慮だそうです。![]()
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ドアの下に隙間が開いているのは、お家の換気計画(室内空気の循環)を考えてのことであり、隙間を埋めるのは推奨していないのですが・・・(汗)
寒い時期等、「住まう立場」になって考えてみると、お客様のお気持ちはよく分かります。
Q 1階の換気システムの機械から雨水?が漏れる事がある。
A 現状を確認。これまでの水が漏れてくる現象では、冬場に換気システムを止めている事が原因で、ダクト内に結露が発生して室内に垂れてくるという事例はありましたが・・・![]()
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換気システムは常時運転されており、結露水が流れてくる事は考えにくいと判断。周辺環境の風向きによって強風時に雨水が入り込む可能性があると思われます。
[給気口] [排気口]表面にゴミが付着しています。![]()
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通常の設計・施工からではお家の間を通る風向きの変化までは読めないのですが、お引渡し当初からの現象であると思われますので、ベンドキャップの形状を現在の標準仕様に取り替えることをお約束。![]()
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定期点検の往復葉書の返信欄には「24時間換気システムの音が気になる」とメッセージが記入されていました。そこで、今回の5年目点検で現場の状態を見ることになりました。
この5年間で一度も掃除をした事が無いのでは?と思われ、お客様立会いで掃除の方法を実演する事にしました。
まずは白いカバーを留めてあるバネに気をつけながら外しています。![]()
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次に黒いフィルターを外しています。ホコリがかなり溜まっている状態でした。![]()
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砂田が機械の掃除、小林が取り出したフィルターの掃除機かけ、川上がフィルターの洗浄等々・・・
今後のメンテナンスを「点検スタッフの一連の手順」を参考に実施して頂くようお願いしました。![]()
また、2階の機械がOFFだったので、お家の計画換気の話。季節によってはOFFの状態の場合、ダクト内に発生した結露水が室内に流れてくる事例を取り上げ、常時ONにして頂くようお願いしました。
日常の生活の中で、機械の音が気になっておられた様子だったので、運転設定が「強」になっていたのを「弱」に切り替えして、耳障りにならないように配慮。