開閉検査を実施。少し重く(摩擦が強い)感じられたので、ドライバーで調整ツマミを回して扉の傾きや高さ等を変えてみましたが、改善されませんでした。
次にホコリがかんでいないか?を確認する為、引き戸を取り外して検査。今回の事例はホコリが知らず知らずのうちに詰まり開け閉めに支障が出てしまう現象でした。お客様にも一緒に確認して頂きました。
また、室内湿度(季節や天候等)の違いで扉が反って開けにくくなる現象もあります。
1年ぶりのお客様宅。今回の定期点検も前回と同じメンバーでした。
弊社の定期点検は基本的には建築当時お客様担当窓口となっていたスタッフが参加・同行しています。
点検表に書き込みし、今回の検査結果等をお客様に報告する点検スタッフ。
今回は床鳴りや建具(開閉の不具合)の改善を実施。屋根点検は天候の都合でできなかったので、春の天候の良い日に実施する事をお約束。
定期点検は1年目、2年目、5年目、10年目という流れで実施しています。2年目点検の後は3年後の5年目。
今後はお家の経年変化等も徐々に現れてきて、お客様によるDIYも必要になってきます。私たち点検スタッフもこの場を活用して、もっとお客様と一緒にメンテナンスに取り組めたらなぁ、と感じています。
Q 閉まる手前でゆっくり閉まらずに、そのままのスピードで閉まる。
A 現状を確認。開閉の際に少し異音がありました。
そこで、引き戸を取り外して、引き戸の調整具合を確認。上下にある調整ネジをドライバーで回して扉と桟、もう一つの扉との摩擦を考慮して調整します。
そして引き戸を元の状態に取り付けた後、もう一度ドライバーで調整ネジをスライドさせながら異音の有無を確認。
リビングと和室の湿度差によって、引き戸が反ったものと思われます。木の場合、湿度が低いと水分を放出、高いと水分を吸収する調湿作用があります。
リビングと和室の使い方の違い。ご家族の生活の場はリビングが中心です。リビングでは冷暖房の空調機器を使って快適にしています。
仕切りの扉は経済性(光熱費)や見た目などを考えて閉めっ放し、開放感や移動の自由性などを考えて開けっ放し、等々、ご家族のライフスタイルによって様々ですね。