1年目点検では主にコーナー(部屋の隅っこ)のクロスの隙間でしたが、今回発見されたのはクロスの膨らみやヒビ割れでした。天候や気候の湿度変化等による木部から下地ボード、クロスへの影響ですが、クロス保証が2年になっているので、補修日となる都合の良い日時を連絡して頂くようお願いしました。
[玄関ホール/南側/ヒビ割れ][2階ホール/膨らみ]
[2階居室/西側/ヒビ割れ] [2階寝室/南側/膨らみ]
普段から気を付けていても浴室のカビ発生は抑えにくいもの。カビの発生要因は温度や湿度、栄養分の3つとなっています。その中で1つの条件を取り除くことでカビの発生を少しでも抑制できるようなので、温度では最後にお風呂に入ったひとが水をまくこと、湿度では水気を拭き取りすることが必要になります。特にコーキングしてある端っこは丁寧に水分を拭き取ったほうが良いそうです。
[浴室]
換気について。一般的に「窓を開ければ良い」と言われていますが、窓を開けると雑菌が入るという話もあります。また、天候によって「窓を開けるべきか?」と判断する必要もあり、雨天時は外気の湿度が高いのでも窓を開けないほうが妥当になります。
カビによっては氷点下でも発生する種類もいるので、冷水が効果的でもないとも考えられます。窓を閉めて換気扇で空気の入れ替え・換気する場合は入口扉の下にスリット(隙間)があるので、室内の乾燥した空気を浴室内に送り込むこともできます。
[雨水枡]
雨水枡を検査。泥等の溜まりは少なく特に異常はありません。1年目点検では瓦チップを外周に敷いたことで雨水枡のかさ上げ(高さ)が施されています。当時はかさ上げ部分を固定していなかったことによって奥様やお子様が足を引っ掛けることもあり危険でしたが、1年目点検後のフォローでかさ上げ部分をボンド固定することで問題を解決した経緯があります。
[建物右面/北側]
[汚水枡]
点検を実施。白い油脂等の溜まりは少なく今回は2年目点検で年数も浅いので、次回の5年目点検で改めて確認することになりました。また、お客様には数年に1回のペースなので忘れ気味になりますが、ホースの水流で洗浄して頂くようお願いしました。
[建物後面/西側/洗面脱衣室]
[建物右面/北側/浴室]