雨水に含まれる空気中のホコリや排気ガス等に含まれる汚れ成分、壁面の汚れを雨水が巻き込んで、外壁の凸部分では黒く垂れができてしまいます。
(参考/2008年9月17日富山市K邸5年目点検、ベンドキャップ)
早いうちに高圧洗浄等で洗い流したほうが良いと思います。中性洗剤を使う場合は、キレイに洗い流してくださいね。洗い残しがあるとその部分にホコリ等が溜まりやすくなって、カビ等が発生する原因にもなるようです。
結露跡を調査。サッシ枠(仕様による)のゴム部分には結露によりカビが発生しやすい場所。結露をそのままにしておくと、次第に小さな黒カビが発生、侵食し、取りにくくなってしまいます。
[リビング]
特に黒カビは見受けられませんでした。
[寝室]
寝室の場合、暖房を消した(タイマー)後、ドアを閉めきって就寝。呼吸に含まれる水分で室内の湿度が上昇します。室温は暖房が切れているので、徐々に低下し、露点に達した時に結露が発生する仕組みです。
奥様へは、「複合(複層)ガラスは結露しにくい」こと、そして「まずは結露ってどんな風に起こるんだろう?」の仕組みをご理解頂き、日頃の拭き掃除がメンテナンスにもなると助言。
(参考/2008年10月16日射水市N邸5年目点検、結露)
(参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、結露)
Q クロスと巾木の間に隙間がある。
A 現状を確認。クロスの保証は2年目点検までは無償で対応させて頂いております。後日、全てのお部屋の隙間等をコークボンドで目立たないように補修する事をお約束。
2年目以降のクロスの補修等はお客様がDIYで施す事になります。隙間が見える事で隙間風は入ってきませんが、見映えで気になる箇所と思われます。その際は、ホームセンター等で販売されているコークボンドを使って補修する事になるとお願いしました。
(参考/2008年8月28日富山市A邸2年目点検、クロス)
また、室内のホコリについて。目には見えにくいですが、ホコリが壁にも付着するようですね。これを長年放置しておくとホコリ焼け(※2)等が発生する事もあります。お掃除方法では、年に1回程度、タワシに固く絞ったタオルを2枚程度巻きつけて、壁の凹凸に対して円を描くようにお掃除して頂く事をお勧め。
(参考/2008年10月20日富山市Y邸5年目点検、壁クロス)
※2 ホコリには、屋外から飛んでくる「土ホコリ」と布団やカーテン、衣類等の「綿ホコリ」の2種類があるそうです。
特徴としては、「そのままではベッタリとくっ付かず、空気の動きに合わせて移動し、飛び散りやすい」という性質で、「ホコリ」単体では、「簡単な汚れ」で掃除機や乾拭き・水拭きで対処できますが、「油や水垢」とくっ付いた時に「ヘドロ状、粘土状」等々に変化するようですね。特に「油との結合」では、「食用油(キッチンでの調理)」等々との関係がありますが、コンロや換気扇廻りという局所だけでなく、ミスト状に家中に飛散しているそうです。
そうして、壁に付いているホコリと結合し、太陽光や蛍光灯等からの紫外線で変色するようです。
(参考/「酢」と「重曹」で大掃除)
(http://allabout.co.jp/contents/eco_word_c/sumai/CU20021102A/index2/)
10月21日(火) 定期点検2年目(富山市S邸)
所要時間 17:00~18:30 晴れ
スタッフ 大矢、舘、岩林
協力業者 同行なし
【S邸の特徴】
外壁にブリックが使われているオシャレなお家。とってもステキです☆
家族みんなが広くゆったりとした空間で心地良く生活されている姿が印象的でした。
Q このクロスのキズはどうされたのですか?
A 最初は、私自身で木製のカーテンレールを取り付けていたが、重みに耐え切れず、落ちてしまった。
お客様は応急処置として、はめ込み式のカーテンレールを代用しておられ、設置の高さが少し下がったせいで、カーテンの裾が床に付いてしまい、何とかしたいとお困りのご様子。
Q 重みで落ちたということは、壁の向こう側に下地材である木が入っていないの?
と点検スタッフ一同、不安な気持ちに包まれましたが・・・。
ここで、壁に下地材が入っているかを針(※1)で検査すると、確かに入っていました。単にお客様が打ったビスが短かった為に下地材へ届いていなかったようですね。
そこで、剥がれてしまったクロスを元に戻すことは難しいので、剥がれた箇所に10cm程度の板を貼って、その上に木製のカーテンレールを取り付ける事をご提案。
後で聞いたのですが、取り付け方をご存知なかったようで、必要な部品を捨ててしまわれていたそうです。私も素人ですので、とっても良い勉強になりました☆
※1 下地探しには、プッシュ式のアイテムが一般的に使われています。
壁面に対して垂直に当てて押します。木下地がある場所では針が下地材に当たり、奥まで入りません。下地が無い場所では針の手応えが無く、奥まで入っていきます。