生活スタイル(室内干し)等によって結露が発生する事例が多いのですが、お客様宅では外部に物干しセットが無く、主に洗面脱衣室内で干しているご様子。外で干すのと違って室内で洗濯物が干せるということは水分が空気中に移動するだけなので、その水分を換気か除湿することが必要になります。
また、家族構成等によっても洗濯物の量が違ってくるので、ご家族ごとの都合もあると思われます。
[洗面脱衣室]
普段から気を付けていても浴室のカビ発生は抑えにくいもの。カビの発生要因は温度や湿度、栄養分の3つとなっています。その中で1つの条件を取り除くことでカビの発生を少しでも抑制できるようなので、温度では最後にお風呂に入ったひとが水をまくこと、湿度では水気を拭き取りすることが必要になります。特にコーキングしてある端っこは丁寧に水分を拭き取ったほうが良いそうです。
[浴室]
換気について。一般的に「窓を開ければ良い」と言われていますが、窓を開けると雑菌が入るという話もあります。また、天候によって「窓を開けるべきか?」と判断する必要もあり、雨天時は外気の湿度が高いのでも窓を開けないほうが妥当になります。
カビによっては氷点下でも発生する種類もいるので、冷水が効果的でもないとも考えられます。窓を閉めて換気扇で空気の入れ替え・換気する場合は入口扉の下にスリット(隙間)があるので、室内の乾燥した空気を浴室内に送り込むこともできます。
2015年6月19日(火)お家の点検10年目(富山市婦中町T邸)
所要時間 9:47~11:19 曇り後雨
スタッフ 前根、渡辺
【T邸の紹介/住宅メーカー・工務店とお客様は家つながり?それとも人つながり?】
新築後10年が経ちました。外壁は自然環境等によって経年劣化が目立ってきますが、内観は住まわれるほど、年月の経過とともに愛着が沸いてくると思います。
私たち点検スタッフはお客様と10年の間で1年目、2年目、5年目、10年目という4回しかお会いできないのですが、訪問検査を通じて感じることは、弊社・中田工務店いや点検スタッフとのツナガリを大事にされていること。ご夫婦揃ってお家に関することを質問したり、10年住んでの感想を話したりする姿を見ていると、お客様と弊社スタッフが一緒になってメンテナンスを考えていく雰囲気が感じられてとても嬉しくなります。
床は無垢材で姫ツバキ仕様。和室は斬新なデザイン。10年経った今でも良い物はいつまで経っても良いですよね。