点検ブログ

  • 【点検枡】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の蓋を開けて中の状態を確認。特に異常はありませんでした。今回の点検は1年目だったのですが、こうやって蓋を一つずつ開けて確認する作業はお客様サービスの一環・点検スタッフの心配りだと思います。
    [建物後面/北西側]
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    [汚水枡]
    これはキッチンからの排水が通る箇所です。白い油脂等が少し溜まっていました。キッチンのシンクで食器類を洗った後、洗剤成分が配管を通る際に油分が再分離して、このように少しずつ配管内部に溜まっていく現象を説明。お手入れではホースの水流で洗浄して頂くようお願いしました。
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  • 【引き戸が完全に最後まで閉まらない】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    Q 3枚引き戸のうち、和室側の引き戸が完全に最後まで閉まらない。
    A 現状を確認。
    [LDKと和室の間]
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    まずは、ドライバーで扉の台車(上下)を(高さ)調整してみましたが、改善されませんでした。
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    そこで、扉をいったん取り外して、扉の上部にある扉を閉める時にブレーキを効かせる部分を左右にスライドすると、少し改善されてきました。
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    最後は引き戸の桟の上部にメーカーから支給された部品を取り付けして完了。この現象は建材工場の生産ラインに何らかの障害(メーカークレーム)があって、そのラインで生産された一部の引き戸に起こり得る現象だったようですね。
    安全面では全く問題はないのですが、機能的な面でユーザー側からの苦情(最後まで完全に閉まらない)が相次いでいたそうで、メーカーの調査の結果、判明したとのことです。
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  • 【換気扇のスイッチ】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    換気扇の状態を確認。洗面脱衣室の換気扇が反応していない(運転ランプが消えている)状態であり、大矢が不思議に思い、カバーを外して側面のスイッチを確認するとOFFになっていました。
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    慌ててスイッチをONにして換気扇を運転させました。この換気扇は湿度感知の機能が付属している仕様であり、ONと同時にフル回転し始めました。
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    お客様曰く、「小窓の周囲の壁クロスが少し湿っていたので、いつか聞こうと思っていた(笑)」
    お客様との話では、引渡し以降にブレーカーが落ちる現象は無かったようで、最終的には大矢の確認不足ということでした。でも、不思議なことに笑いにも似た調子で盛り上がりました♪これもお客様との関係が良好という証なんでしょうね。
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  • 【食洗機の使用頻度】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    食洗機の使用頻度をお聞きしたところ、ほとんど使用されておられないご様子。ご家族3人分の食器であれば、手で洗ったほうが電気代や水道代の節約になるかも・・・とのことでしたが。
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    ネットで調べてみると、いろんな事が分かってきました。昔、日曜日の朝のテレビで「所さんの目がテン」でも「手洗いと食洗機の比較」が放映されていたのを思い出しました。
    (手洗い)
    あんまり水を使ってないように見えて、実は結構使ってたり(流水とすすぐ)しているようです。あと、年中通して水洗いではなく、寒い時期はやっぱり温水を使いますよね。
    (食洗機)
    庫内に貯めた水やお湯を循環させて使うことで、洗い(噴水状)からすすぎまで水資源の節約になっているようです。あと、家事にかかる負担(時間や労力)を軽減(省力化)させてくれますよね。
    食洗機は「節水・省エネ・省力化」の三拍子揃った神器とも言われています。また、食洗機の使い方では予約タイマー機能がついていると、電気代の割安な「深夜電力」を使う方法も。でも、深夜の静かなキッチンで僅かな音にも敏感な方には不向きかもしれませんが・・・(汗)

    「使わないという行為がメンテナンスではない」という事例があります。使うことで排水口にお湯や水が溜まり「封水」という役割になって下水管からの異臭が逆流しないようになります。トイレも同様で水を流さないと、溜まったままの水が次第に蒸発して排水口がむき出しになることで様々な現象・諸問題が発生してしまう事例を紹介。
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  • 【クロスのよじれ】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    クロス(壁紙)のよじれを発見。お部屋のコーナー(隅っこ)は一般的に「切る」施工ですが、「巻く」施工になっていたことで起こり得る現象だと思われます。まずは、カッターでコーナー部分に切れ込みを入れて、よじれの再発防止とコークボンドが充填しやすくなるようにします。
    [2階居室]
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    手持ちのコークボンドを充填。壁紙が淡いピンク色であり、縁取り感覚で白(ホワイト)のカラーを使っている箇所もありましたが、充填跡を目立たないようにするには調色が必要と思われます。
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    違う部屋でもクロスの施工方法を再確認。こちらの部屋でもコーナーで切っているのではなく、切り替えして数センチの場所で切っている施工でした。
    クロスを「巻く施工」にした背景には「施工の跡をキレイに見せられる」の意味が強いと思います。
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    また、メンテナンスの手軽さを考えると、壁紙はコークボンドの色に合わせたものが妥当ですが、雰囲気あるお部屋づくりでは、白一色というのも趣が無いように感じられます・・・(苦笑)
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    壁のクロスには少し膨らみがありました。これは湿度変化によって木部が伸縮し、これに伴って下地のボードも動くことでクロスに隙間や膨らみが発生してきます。2年目点検まで様子を見ることになりました。
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  • 【洗濯物干し金物】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    Q 洗濯物を吊るしたハンガー等を掛けると、支柱が固定できずに吊り下げた洗濯物の重さでカクンと下がることがあった。
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    A 現状を確認。左右の支柱を動かしてみましたが、角度固定には異常はありませんでした。この洗濯物干しは「窓壁用ホスクリーン」と言って、上下斜め40度と水平90度の合計3パターンの角度固定が可能となっています。
    [室内から撮影]
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    色々と試してみた結果、固定できる角度以外で止めてたことが洗濯物の重みで「下がる」現象になっていたものと思われます。
    [屋外から撮影]      [収納時は外壁に対して水平にします]
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  • 【結露】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    結露跡は特に見受けられませんでした。
    [リビング]
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    冬の間の暖房器具はエアコン。梅雨の間は洗濯物が乾きにくいせいか、室内干しもされているご様子。
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    Q 冬の間、障子のブラインドを開けてみると、サッシ枠に結露が発生していた。
    A 現状を確認。今の季節は結露の心配はありませんが、他の点検現場での冬場の洗濯物の室内干しを例に挙げました。洗濯物が干せるということは室内の水蒸気量が増加することであり、除湿や換気、室温が高くならないと露点になって結露する自然現象(気温と湿度の関係)を紹介。
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    障子ブラインドは断熱効果があります。冷たい熱を伝導させない代わりに窓と障子の間の気温が低くなる傾向があり、室内の水蒸気量の増加によって露点(結露)という現象が発生することもあります。

  • 【住み心地アンケート】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    住み心地アンケートの記入をお願いしました。
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    [照明の位置や明るさ]
    階段の後ろ側(階段下収納)の通路(家事動線)が少し暗い感じがする。
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    ダウンライトがひとつありましたが、足元まで届いていないようにも見受けられました。また、階段下収納の中に明かりが欲しかったとのこと。使い勝手を考えられた上でのご感想ですね。
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    [収納が多い]
    多くの収納スペースを作ってもらって嬉しい。とっても活用している♪
    [玄関口収納と右側には倉庫][食品庫]
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    [階段下収納]       [2階物置]
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    [ロールカーテンの取り付け]
    以前に弊社スタッフからお客様へ「ロールカーテン取り付け」の提案はあったようですが・・・。
    改めてお客様へお聞きすると・・・
    夏場→2階から暖気が降りてくる(冷気が2階に逃げる)
    冬場→2階から冷気が降りてくる(暖気が2階に逃げる)
    という室内環境だったようですね。
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    当時は「カーテンで仕切る」ことをそんなに重要視してなかったそうですが、季節変化による室内環境の変化を、住まわれるお客様が知った・体験したことによって「あったほうが良い」という必要性が出てきたものと思われます。

    [建築プラン時と実際(実生活)の違い]
    壁面にある飾り棚のテレビ置き場。建築プラン時は「キッチンでもテレビが見たい」との強いご希望・こだわりがありました。
    使い勝手等をお聞きすると、シンク前のカウンターにはご夫婦でノートPCを使うのにピッタリの場所。お子様が大きくなって、お勉強し始めると「お勉強カウンター」に変身しますね☆
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    現在は奥様がキッチンで調理中の時はLDKの大型テレビを斜めにして見ておられるご様子。一方、ご主人はカウンター越しに奥様との談話だったり、視線を少し斜めにさせて左斜めの壁のテレビを見ておられるそうです。
    現代の液晶テレビって、斜めからもキレイに見える優れもの★ご夫婦がお互いに作業されている途中で「ふっと」視線を自然にもっていける角度にテレビがあると、とても重宝されて便利なようですね。
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  • 【お家の定期点検、アフターサービス】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    お家の定期点検の現場に同行して点検スタッフのセリフを聞いていると「あの点検現場でも言ってたよね?」と、思わず微笑んでしまう場面があります。

    お客様の生活スタイルは千差万別・十人十色ですが、どこか共通点があるようですね。
    基本的には機能が同じ部材を使っていますので、共通点は勿論ありますが・・・(笑)
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    現在、1年目、2年目、5年目の合計3回の無料点検を完全実施、今後も継続していく予定です。
    お客様ご家族によって、住まわれ方・暮らし方は多少違いますが、部材の経年変化等は同じ傾向(お家の立地環境や室内の水蒸気発生は除く)があると思われます。
    当然といえば当然の話ですが、ネットの点検ブログ(定期点検報告書を元に作成)での応答がリアルの他の点検現場でも再利用・応用・引用されています。
    その結果、点検ブログのコンテンツの中にある記事が重なっていることも多々ありますので、ご了承くださいね。
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    今回のお客様は弊社の「定期点検ブログ」を知っておられて、「換気扇がOFFだったことはブログに書いてくださいねー」と、強くご希望されました(笑)
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    「お家の定期点検」というのは、これからお家を建てられる方にとってどのくらい重要なのだろうか?と考えることがあります。
    新築のお家をご購入される(ココロのスイッチが押される)キッカケとして「価格」、「仕様の充実」、「担当スタッフ」等々が挙げられますが、果たしてアフターサービス(定期点検)というのは何番目にくるのでしょうね。
    でも、お客様が弊社を選ばれる選択肢のひとつに「定期点検の完全実施とアフターフォローが見える」ということが含まれていたら非常に嬉しいです。