点検ブログ

  • 【開き戸の調整方法】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    Q 以前、扉が横(ラッチ側)に出すぎて閉まらないことがあったが、今は支障なく閉まる。でも、閉めた時に扉が前後に少し動く状態であり、直す方法を教えて欲しい。

    A 現状を確認。ラッチ受けの金具を微調整しても現象は改善できませんでした。

    [LDK]

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     そこで丁番で扉を補正する方法になるのですが、この丁番の固定ネジを緩めるには専用の六角レンチが必要となっています。後日、専門スタッフに対応依頼することをお約束。

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  • 【結露の跡】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    結露跡を検査。お客様にお聞きすると、冬場は結露が発生していたとのことでした。

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     寒い冬場に使われる暖房設備のエアコンや石油ファンヒーター。生活環境等によって器具の選択肢は様々です。石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、「灯油が1ℓ燃焼することで約1ℓの水が発生すること(灯油を補充したときの灯油の量が燃焼によってほとんど水に変わること)、室温は他の暖房器具に比べると上がりにくいことで水蒸気が飽和状態・結露になりやすい」等があります。このように室内の燃焼で生じた水蒸気は結露の原因になりやすいのですが、このような事例はあまり知られていないようです。

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     また、天候が良い日は洗濯物を屋外に干されますが、冬場や梅雨で洗濯物が乾きにくい時期は、一般的に除湿機のあるサンルームや暖かなLDKで干されますし、テレビ等では室内干しに関するアイテムも数多く紹介されています。

    [ベランダ/南側]     [洗面脱衣室/南側]

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     「ペアガラスは結露しにくい」ということ。お家の立地環境や積雪の度合い、枠材の仕様(価格)等によっても違うこともあります。「あの家はこうだけど、ウチはどうしてなん?」等々、お友達のお家と比較されることもありますが、お家ごとに起こり得る現象は生活スタイルによっても異なってきます。

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     洗濯物については「干せる・乾く」ということは室内に水分が放出・移動しただけであり、これを排出・除湿しないと室温の低下につれて結露化するという仕組みを説明、他の点検現場での事例を紹介。

  • 【シーリング剤の経年変化等】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 外壁材同士の間に打ってあるシーリング剤に隙間や切れがある。

    A 現状を確認。弾性のあるシーリング剤が経年変化等によって少しずつ硬化・劣化して隙間が発生していました。

    [建物後面/北側]

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     [シーリングの切れの様子]

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     お客様が普段から使っておられるシーリング剤を見せて頂きました。太陽の紫外線等で劣化・硬化が徐々に進んで今回のような「切れやヒビ割れ等」が発生してきます。一般的には(周辺環境等の立地条件等にもよります)雨水の進入を防ぐのに10年~15年を目安に改装工事をされている事例を紹介。

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     改修工事等に係る費用はある程度大きくなるので、手の届く範囲は脚立等を使ってDIYで対処することも検討に入れておくのも良いかもしれません。

  • 【外壁材の割れ】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 外壁材が割れてきた。

    A 現状を確認。L型に加工された外壁材に目地を入れていなかった施工方法・納め方によるものと思われます。目地を入れることで外壁材に建物内外から加わる力を逃がす(シーリング剤の弾性を利用)ように施工すればヒビ割れ現象を回避できたのかもしれません。

    [建物正面/南側/リビング]

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     そこでヒビ割れ部分を補修することになりました。

    まずはドライバーの先端でシーリング剤が充填しやすいようにヒビ割れ箇所をVカット・削ります。この外壁材は窯業系となっています。

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     ヒビ割れ箇所への補修跡がキレイに仕上がるように養生テープを周りに貼っています。

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     今回はお客様からシーリング剤をお借りしてヒビ割れ箇所に充填しました。

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     金ヘラでシーリング剤を均等に均して補修完了。乾くのを見計らって養生テープを剥がして頂くようお願いしました。

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  • 【床鳴り・キシミ】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 床鳴りがする。

    A 現状を確認。床鳴り・キシミの音から判断すると、床下にある鋼製束の伸縮音ではなく床材の基材や床材同士の擦れる音であり、湿度変化等によって木部が伸縮することで起こり得る隙間の摩擦音だと思われます。

    [LDK]

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     前根の後に続いてお客様も床下に入られました。

    [和室/床下点検口]

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     床下検査も兼ねて鋼製束の増し締め状態を確認しましたが、特に調整する必要はありませんでした。キシミ現象は木独特のものであり、特に問題ないのを説明すると、お客様は理解されました。

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  • 【コンセントの凹み】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 同軸ケーブルの差込口が凹んでしまった。

    A 現状を確認。定期的に抜き差しをよくされるのか強く差し込みすぎたようで、内側に凹んでいる状態でした。

    [LDK]

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     ドライバーでコンセントカバーを取り外して差込口を確認すると固定するツメが折れている状態。部品の取替え(有償)を提案しましたが、このまま使い続けることになりました。

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     カバーをセットした後に差し込むと凹むので、セット前にシッカリと取り付けておきました。

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  • 【障子戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 障子戸が開閉しにくくなった。

    A 現状を確認。扉を取り外して上と下の部分の動き・摩擦を改善できるかどうかを検査。

    [和室]

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     メーカーや型式・仕様等によって補正方法は異なっていますが、今回の事例は上部にあるビスで調整できると思われます。お客様も一緒になって調整方法を考えられました。

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     どのビスを回すとどう動くのか?等々、試行錯誤しながら次第に仕組みが分かってきたようです。

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     開閉に支障が生じるのは「戸首と上のレールとの間の隙間」の開き具合によって変わってきます。改めて障子戸をレールにはめて開閉したところスムーズに動きました。扉がレールから外れていたことが主な原因だったと思われます。

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  • 【引き戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 以前、引き戸が開けにくくなってしまったので、バールで引っ掛けて無理やり開けようとしたらキズをつけてしまった(汗)

    A 現状を確認。現在はスムーズに開閉できる状態。天候等による湿度変化等によって敷居や鴨居などの木部が伸縮・変化等することで開けにくくなったものと思われます。

    [和室とLDKの間]

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     引き戸の「建てり」について説明。レールについてはリクシル(当時はトステム)であり、新しい物に取り替えたいとの意向でした。後日、提案することをお約束。

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     引き戸の開閉に困ったとき、どうすれば良いのか?扉の真横(サイド)には高さや傾きを補正できるツマミがあります。ドライバーで回すことで台車が微妙に動く仕組みを体感して頂きました。今後の調整では扉を取り外して今回と同じような方法で試して頂くようお願いしました。

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