点検ブログ

  • 【シーリング剤の経年変化等】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 外壁材同士の間に打ってあるシーリング剤に隙間や切れがある。

    A 現状を確認。弾性のあるシーリング剤が経年変化等によって少しずつ硬化・劣化して隙間が発生していました。

    [建物後面/北側]

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     [シーリングの切れの様子]

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     お客様が普段から使っておられるシーリング剤を見せて頂きました。太陽の紫外線等で劣化・硬化が徐々に進んで今回のような「切れやヒビ割れ等」が発生してきます。一般的には(周辺環境等の立地条件等にもよります)雨水の進入を防ぐのに10年~15年を目安に改装工事をされている事例を紹介。

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     改修工事等に係る費用はある程度大きくなるので、手の届く範囲は脚立等を使ってDIYで対処することも検討に入れておくのも良いかもしれません。

  • 【外壁材の割れ】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 外壁材が割れてきた。

    A 現状を確認。L型に加工された外壁材に目地を入れていなかった施工方法・納め方によるものと思われます。目地を入れることで外壁材に建物内外から加わる力を逃がす(シーリング剤の弾性を利用)ように施工すればヒビ割れ現象を回避できたのかもしれません。

    [建物正面/南側/リビング]

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     そこでヒビ割れ部分を補修することになりました。

    まずはドライバーの先端でシーリング剤が充填しやすいようにヒビ割れ箇所をVカット・削ります。この外壁材は窯業系となっています。

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     ヒビ割れ箇所への補修跡がキレイに仕上がるように養生テープを周りに貼っています。

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     今回はお客様からシーリング剤をお借りしてヒビ割れ箇所に充填しました。

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     金ヘラでシーリング剤を均等に均して補修完了。乾くのを見計らって養生テープを剥がして頂くようお願いしました。

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  • 【床鳴り・キシミ】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 床鳴りがする。

    A 現状を確認。床鳴り・キシミの音から判断すると、床下にある鋼製束の伸縮音ではなく床材の基材や床材同士の擦れる音であり、湿度変化等によって木部が伸縮することで起こり得る隙間の摩擦音だと思われます。

    [LDK]

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     前根の後に続いてお客様も床下に入られました。

    [和室/床下点検口]

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     床下検査も兼ねて鋼製束の増し締め状態を確認しましたが、特に調整する必要はありませんでした。キシミ現象は木独特のものであり、特に問題ないのを説明すると、お客様は理解されました。

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  • 【コンセントの凹み】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 同軸ケーブルの差込口が凹んでしまった。

    A 現状を確認。定期的に抜き差しをよくされるのか強く差し込みすぎたようで、内側に凹んでいる状態でした。

    [LDK]

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     ドライバーでコンセントカバーを取り外して差込口を確認すると固定するツメが折れている状態。部品の取替え(有償)を提案しましたが、このまま使い続けることになりました。

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     カバーをセットした後に差し込むと凹むので、セット前にシッカリと取り付けておきました。

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  • 【障子戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 障子戸が開閉しにくくなった。

    A 現状を確認。扉を取り外して上と下の部分の動き・摩擦を改善できるかどうかを検査。

    [和室]

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     メーカーや型式・仕様等によって補正方法は異なっていますが、今回の事例は上部にあるビスで調整できると思われます。お客様も一緒になって調整方法を考えられました。

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     どのビスを回すとどう動くのか?等々、試行錯誤しながら次第に仕組みが分かってきたようです。

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     開閉に支障が生じるのは「戸首と上のレールとの間の隙間」の開き具合によって変わってきます。改めて障子戸をレールにはめて開閉したところスムーズに動きました。扉がレールから外れていたことが主な原因だったと思われます。

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  • 【引き戸の開閉】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 以前、引き戸が開けにくくなってしまったので、バールで引っ掛けて無理やり開けようとしたらキズをつけてしまった(汗)

    A 現状を確認。現在はスムーズに開閉できる状態。天候等による湿度変化等によって敷居や鴨居などの木部が伸縮・変化等することで開けにくくなったものと思われます。

    [和室とLDKの間]

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     引き戸の「建てり」について説明。レールについてはリクシル(当時はトステム)であり、新しい物に取り替えたいとの意向でした。後日、提案することをお約束。

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     引き戸の開閉に困ったとき、どうすれば良いのか?扉の真横(サイド)には高さや傾きを補正できるツマミがあります。ドライバーで回すことで台車が微妙に動く仕組みを体感して頂きました。今後の調整では扉を取り外して今回と同じような方法で試して頂くようお願いしました。

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  • 【トイレの床の変色】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    1階、2階ともに複層フローリング仕様となっています。1階では結露水による床の変色現象がありました。

    [1階]

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     便器は冷たいので梅雨や冬は結露が発生しやすい時期。換気扇を回すことで「上への排気とドアの下から給気」になることで空気が循環すると結露現象も少しは改善すると思われます。

    床材が木の場合は起こり得る現象ですが、水に強い(汚れには弱いですが)クッションフロアの採用も選択肢としてあります。

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     変色現象は特に見受けられませんでした。

    [2階]

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  • 【換気システム】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    天井取り付け型の第1種換気システム(熱交換型機械換気)です。1階、2階ともに運転されていました。お客様は今回の点検に備えて自主的に朝からフィルターの掃除をされていたご様子。定期的なお手入れ・お掃除をされておられるそうですが、「カバーと機械本体を止める内側のバネがいまだにやりにくい」とのご感想です。

    [1階]          [2階]

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  • 【5年前、ドアストッパーを取り付けしていました】2014年5月16日(金)お家の点検10年目(富山市M邸)

    これは今回の10年目点検での様子です。ポーチ柱の横にドアストッパーがあります。

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     今から約5年前の5年目点検でのこと。玄関ドアにストッパーを取り付けるまでの流れです。

    当時は玄関ドアを開けすぎるとポーチ柱にぶつかってしまい、扉が少し凹んだ状態でした。事前にどんなイメージで取り付けるのか?寸法はどれくらいか?お客様に説明している様子。

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     作業順序では・・・

    こうやってタイルにドリルで穴を開けてストッパーを差し込む作業となります。当時が懐かしく感じられます。

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