Q 蓄暖の上にある棚と壁の間が空(す)いてきている。
A 現状を確認。蓄暖の過乾燥による影響で水性アクリル系のコークボンドの劣化が早まっていると思われます。起こり得る現象はお客様も知っておられました。
[1階LDK]
住み心地アンケートにご協力頂きました。
[バルコニーでの使い勝手]
Q バルコニーの幅が狭いのは間取りの都合上で仕方ないが、狭いスペースなのに物干し金物が2本用であった。向こう側は余裕があるが、手前側に洗濯物を吊るすとサッシの開け閉めが邪魔になる。使い勝手の悪さを考慮して1本用の提案があっても良かったのでは?
Q 当時は施工中の現場でお願いして洗濯金物を手前に少し移動してもらった。向こう側1列2段だけを使って洗濯物を干したり取り込むのに余裕を持たせている。
A 天井を見ると移動前のビス跡がありました。狭いスペースであっても標準的な取り付け仕様だったのか?お客様は納得しておられるのか?お客様の率直な「使う立場」になった質問に対して、当時のプランに実生活との乖離が見受けられました。申し訳ありません、と今さらになってしまいましたが、平謝りの連続です。
今はこの場所にはほとんど干さないで、布団掛け等の大きな洗濯物を乾かす場所にされているご様子。1階が日常的な乾燥場所(洗面脱衣室の横のサンルーム)になっているので、お客様宅の場合はわざわざ2階に上って洗濯物を干すという方法は無駄足なのかもしれません。
[2階バルコニー] [1階洗面脱衣室]
[ハンガーパイプの位置]
ハンガーパイプの位置が少し変?で使い勝手が悪すぎる。ハンガーを取り付ける時、フックを外す軌道上に枕棚があってぶつかる。ハンガーパイプがもう少し奥・下にあれば使い勝手が良いのであるが・・・。
[WIC/ウォークインクローゼット]
現状を確認。メーカーや建具屋さんの取り付け仕様なのか、弊社スタッフの配慮不足なのか、詳しくは分かりませんが、やはり使い勝手を考えた設置が望まれます。
(教えてgoo/枕棚からハンガーパイプ上までの高さは?/http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5356716.html)
同様の事例がないかネット上で探してみると様々な設計・施工思想があるようです。ハンガーパイプを手前に持ってくる場合は奥がデッドスペースではなく、何かを置く状況にも備えたものかもしれません。収納スペースは多ければ多いほど良い(様々なお客様のご意見等)という設計士(プランナー)の考えに基づくと、このような空きスペースの利用も考えられるとのことです。
また、ハンガーを楽に掛けたり外したりするスペースを考えた場合はハンガーパイプを10cm下にあれば使い勝手が良いという記事もありました。
これに類する事例として弊社の定期点検(富山市婦中町)で、ハンガーパイプが長すぎて服の重みでたるんで(湾曲して)しまった現場がありました。この場合はパイプの長さの限度を知って2本にするか、補強(枕棚との接続を2点→3点)することが必要だと思われます。現在は対処済みとなっています。
[1年目点検/発見] [2年目点検/対処済み]
[換気について]
Q 収納や食洗機は少し扉を開けて換気している。収納庫内の水取りゾウさんはすぐに満水になるが、部屋の上に付いている換気扇があるから室内換気は心がけなくても大丈夫なのか?
A 換気扇の位置になります。一般的に換気計画によって換気扇等の場所が違いますが、お客様宅は第3種の換気システムになっています。点検現場では収納庫の扉を少し開けること、そして庫内の空気の流れをよりスムーズにする為にスノコ等を下や側面に敷いている事例を紹介。
また、室内の壁にある給気口から洗面脱衣室等にある排気口(換気扇)への空気の流れは非常に緩やかであり、レンジフードのような勢いのある換気ではありません。窓や扉を開ける換気の必要性を改めて説明しました。