クロスの浮き等を発見。今回は1年目点検。私たちの住宅業界では建築に使われた材木は現地(立地・周辺環境)の気候に順応する(約2年で木が落ち着く)のに約2年かかると言われています。それは「木がミシミシと動く(湿度変化等で伸縮)」と言う現象のようです。弊社ではこれらを踏まえて、クロスは2年保証であり、2年目点検後のフォローでコークボンド対応が行なわれています。
[2階居室/浮き]
[2階廊下/めくれ] [2階廊下/浮き]
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
LDKの小上がりに驚かれるとのことです。小上がりの高さを利用した収納スペースもあります。
[LDK/畳コーナー]
スキップフロアに驚かれるとのこと。中2階の書斎スペース。LDK全体が見渡せます。
1年間の四季を体験されて感じたこと。リビングが広すぎたそうです。リビングとキッチンを仕切れる3枚扉の引き戸。「閉めると光熱費が節約できるかも?」と予想していましたが・・・(床暖房はリビング、ダイニング、キッチン、洗面化粧室)
[LDK]
エアコン(クーラー)の設置はリビングだけ。開放された空間を冷やすにはクーラーの容量不足(吹き抜けもある)のようでした。
間取りで開いたちょっとのスペースに収納の発想を取り入れています。デザイン性も考慮されています。
[LDK/リビング開き戸の横]
結露跡を検査。大変キレイな状態でしたので秘訣をお聞きすると、実はお盆期間中に今回の5年目点検に備えて大掃除をされたご様子。一般的なご家庭で、よくある事例として蓄暖の過乾燥対策の加湿器や室温の低下による飽和水蒸気量になる結露・カビの発生事例を紹介。
[LDK/南側]
[2階居室]
LDKには蓄暖が設置。LDKと2階への階段は引き戸で仕切ってあるので、扉を閉めることで冷暖房効率は非常に良いと思われます。
Q 蓄暖の横が汚れているが、どうしてなのか?
A 給気口付近を擦ってみると、ホコリが付着している状態でした。室内の空気を吸い込んで吹き出し口から温風を出す仕組みであり、定期的に拭き掃除して頂くようお願いしました。
[LDK]
2013年8月3日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町K邸)
所要時間 10:54~11:25 晴れ
スタッフ 岡野、中谷、渡辺
【K邸の紹介】
リビングの天井をどのように魅せますか?
プランナー(設計士)との打合せの中で色んな手法があると思います。天井板で隠すと吹き抜けではなく「梁を見せる」ことはありませんが、吹き抜けにするときは「構造上必要な場合(見せる)と飾りとしての場合(魅せる)」とに分かれると思います。お客様宅の魅せるケースでは「木の温もり・質感・色合い」等々が癒し空間となっているようですね。
ただし、吹き抜けは2階の空間の一部または全部を空けてしまいますので、将来的にお部屋数が足りなくなってしまいそうな場合はお勧めできないことも考えられます。
階段手摺り。手摺りの間から体が出てしまうようで「パッと見て」危ない感じですが、安全対策として透明なプラスチックボードが入っています。光の反射具合もありますが、見て分かりますか?
リビングの扉(開き戸)は一般的な高さ寸法と違って、背の高い「ハイドア」仕様になっています。
写真で見る限りでは部分的過ぎて分かりにくいのですが、開閉時の感覚や室内を扉越しに「魅せる」という人の視点・視線にも隠れた優れた配慮があると思われます。