点検ブログ

  • 【結露】2013年5月18日(土)お家の点検5年目(富山市S邸)

    結露跡を検査。暖房機器は蓄暖ですが、過乾燥が気になっているとお客様。お子様の健康を考えて加湿器を多用しておられるご様子。サッシには結露防止シート等が貼られていました。
    [リビング/東側]
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    [蓄暖の前/室内干し]   [加湿器]
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    結露の仕組み。蓄暖は高温で過乾燥になる傾向があるので、健康を考えると加湿器を使って室内湿度を強制的に上げることが必要ですが、蓄暖を切った後の室温が下がった状態では換気をしない限り、多湿になって結露してしまいます。
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    サッシのゴム部分には小さなカビが発生していました。放置したままだと深部にまでカビが侵入して取りにくくなる事例を説明すると、お客様は早速全てのサッシの結露防止シートを取り外して拭き掃除をされました。
    [寝室]
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    結露防止シートは結露水を吸収しますが、その水分はどこに行くのか?と考えると難しいかもしれません。何回も拭き掃除をしなくても良いメリットがありますが、サッシ枠のゴム部分がカビの温床になりかねないデメリットもあると思われます。

  • 【ソフトクローザー効きが悪い】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    Q これまでに何回か自分で(お客様DIY)直しているが、ソフトクローザーが効かなくなることが多い。
    [物干し場/引き戸]
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    ドライバーでビスを回して開閉状態を補正確認しましたが、閉まり方がスムーズではありませんでした。
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    そこで扉を取り外して細部に至るまで補正することになりました。
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    扉の桟や車輪にはホコリ(衣類の繊維)がたくさん詰まっていました。物干し場なので知らず知らずのうちにホコリが溜まってしまう、起こり得る現象だと思われます。
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    車輪の高さを調整、最後にCRC(潤滑油)を拭き付けして車輪の摩擦を滑らかにしました。
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    ソフトクローザーの調整する時のコツを伝授。扉の閉まる・開ける左右の軌道と部品の向きとの関係をお客様に解説。
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    ドライバーの先端を動かしながら・・・「これが・・・こうして・・・」とジェスチャーで伝授します。日頃からDIYされているお客様なので、フムフムと頷いておられました。
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  • 【開き戸のぐらつき】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    扉を閉めてもドアノブが前後にガタガタと少し動く状態だったので、ドライバーでラッチ受けを調整しました。使い勝手等によって少しずつ動いてしまう(ラッチとラッチ受けのかみ合わせ)現象です。お客様にも見て頂き、お客様DIYを勧めながら仕組みを紹介。早めのDIYが部材の消耗スピードを遅くすることもあります。
    [2階洋室]
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  • 【ラッチ受けの調整】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    別の部屋も扉を閉めてもガタガタと少し動く状態だったので、同じようにラッチ受けをドライバーで調整してみましたが改善されませんでした。そこで今度はラッチ受け金具を取り外して位置を補正することになりました。まずは金具を留めているビスを取り外します。
    [2階洋室]
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    ノミでラッチ受け(ドア枠)の広さ・動かせる範囲を少し広く取ります。
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    色んな大きさ・形のノミがズラリ。かなりの年季が入っていますね。
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    細かな箇所の掘り込みでも道具を変えることで自由自在に対処。
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    最後にラッチ受けを取り付け直して補正完了です。
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  • 【玄関ドアの閉まる速さ調整】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    閉まる軌道には「第1軌道(大きな弧を描く)」、「第2軌道(最後にゆっくりと閉まる)」があることを説明。ドアクローザーは油圧式なので、ドライバーで調整ネジを回すときは数ミリ単位で動かして頂くようお願いしました。回しすぎると閉まらなくなったりすることもありますので注意が必要です。
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  • 【クロスと目地】2013年5月16日(木)お家の点検2年目(富山市O邸)

    天井クロスの浮き(ボードのジョイント部分)が一般的に起こり得る現象であることを改めて説明。「下地の木部が湿度変化等によって伸縮すると、双方の並んでいるボードが動いてジョイント部分のクロスが浮いてしまう」現象です。お客様は特に気にかけておられないご様子でした。
    [LDK]
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    [階段口]
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  • 【壁クロスの下地跡】2013年5月11日(土)お家の点検1年目(富山市K邸)

    Q 壁クロスの下地跡が浮き出ている。
    A 現状を確認。下地の木部が湿度変化等で伸縮することによってボードが動くと同時に、ジョイント部分の表面に貼ってあるクロスが変化したものと思われます。後日、コークボンドを充填して目立たないように補修することをお約束。
    [寝室/サッシの下]
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    クロスの「浮き」と違って「隙間」が開くのは「木造住宅は調湿作用によって伸縮する」という一般的に起こり得る現象であることをお客様へ説明すると、「だったら仕方が無い」と理解して頂きました。ありがとうございます。
    [寝室/開き戸の下]
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    Q ドア枠の狭い内側にクロスを入れ込む施工であるが、これは将来的に剥がれてくるのか?
    [開き戸/寝室]
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    A 手持ちのカッターを隙間に差し込んで現状を確認。施工当時はドア枠をはめ込んだ後にクロス工事をしている作業工程でした。その段階での「職人の方々が苦労してクロスを貼っていた様子」も合わせて紹介。
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