LDKはペット対応のクロスとなっています。引っ掻きキズが見受けられませんでした。
所々にはエコカラットが貼ってあります。調湿・吸着性能等の特徴があってデザイン性にも優れており、「呼吸する壁」とも言われています。
2013年5月11日(土)お家の点検1年目(富山市K邸)
所要時間 10:57~12:19 雨
スタッフ 岡野、中谷、渡辺
【K邸の紹介】
「玄関はお家の顔」と言われていますね。
でも、本当の顔と言うのは「玄関ドアを開けて見せてくれる、住まわれているご家族の笑顔」だと様々な点検現場を経験してそう実感しています。建築中やお引渡しの時だけでなく、お引渡し後も温かく迎え入れてくださるお気持ちに非常に感謝しています。
お客様宅では1階から2階までの間に「スキップフロア」という空間が設けられています。そしてその下は大きな収納庫になっており、居住空間と収納空間を上手に活かされています。
リビングへの採光(明かり)計画。
テレビがある背面の壁上にある、光を取り入れる東側の窓。眩しくないように斜め上から差し込んでくる余計な太陽光を窓下の棚?が上手に遮ってくれているようです。
プライバシーを守りたくて昼間にカーテンを閉めると暗くなってしまい室内灯を点けなきゃイケナイ環境になりますが、視界が上にある窓があれば、光が入って明るいし&他人の視線を気にしなくても良いかと思われます。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
クロスの色や建具との統一感とのこと。トータルコーディネートされた空間は居心地が良いですね。
[リビングドア] [キッチン/化粧板] [キッチン/戸棚・カウンター]
Q コンセントがもう少しあれば良かった。増やすときはどの位置でも大丈夫なのか?
A 現在の2口から4口への変更、新たに設ける場合の施工方法等を説明。ソファやカウンター等の家具を配置した後に隠れてしまったコンセントがあったとのこと。プラン時に図面上に家具を配置してアレコレ打合せしていますが、実際に配置してみないと感覚的に分からない部分もあると思われます。
[LDK]
また、IHクッキングヒーターや食洗機のキッチン周りの使い勝手等をお聞きすると、食洗機はまだ使っておらず、現在は食器類の収納庫代わりだそうです。メーカーの保証が1年なので早い段階で少しでも使って頂くようお願いしました。
2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)
所要時間 10:57~12:48 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【N邸の紹介】
平屋建てのお家。平屋を選ばれる理由は様々。私なりに単純に考えると家族構成(ライフスタイル等)もあると思いますが、2階部分の建築面積が減ることによって「お家の装備・仕様の充実への予算を1階に充てられる」というメリットが大きいと考えています。
お客様宅は玄関をはじめ、お家の内外の至る所に「無垢材」が使われています。木を外部に用いる「木部あらわし」の点検現場では木材の劣化(腐食等)の速度を少しでも抑えるためにお客様によるDIY(防水塗装)を強くお勧めしています。
玄関に入ると、純和風的な「落ち着かせてくれる雰囲気」が自然と漂っています。ホールには畳が敷き詰められており、この畳の香りにも「癒し効果」があって、不思議と気持ちが安らいできます。
「木(もく)」が使われた、凝った装飾と内壁の質感等がお部屋に重厚感をかもし出しています。
前回の2年目点検は2010年4月22日。当時の記録・記事を読んでいると、その後の経年変化がよく分かりますし、点検の様子がリアルによみがえってきそうになるのが不思議です。
1年目点検ではお客様に住み心地アンケートのご記入をお願いしています。
「蓄暖の上の棚にあるコンセントの数をもっと増やしておけば良かった。」とお客様。
電化製品1個につきコンセントを1個使っていると、おのずとコンセントがいくつあっても足りなくなってしまいます。電源タップで集約する方法があるのですが、タコ足配線のように感じ取られたせいか、機能的には良いが、景観的に良くないとのことでした。
定期点検でのお客様の声。生活スタイルや装備・仕様等、全てのお客様は価値観等が異なっているので共通点を見つけるのは難しいのですが、新居計画を立てておられる方々への参考になれば本望です。
今回の事例で改めて感じたのは「経年変化等によって起こり得る様々な現象・事例を考えながら建築前・中のプランに臨むこと」も必要かもしれません。お家の立地条件(周辺環境等)や施工時期等によって、全ての点検現場で起こっている訳でもないので、総合的に考えるのが良いかと思われます。
どこの住宅メーカーを選んでも新築時は全てにおいてステキであり、おおよその方々が満足されていることと思います。「選んで良かったという本当の感想」は、住まわれる前ではなく、直後でもなく、1シーズン以降を住まれることで「起こり得る劣化や消耗等の経年変化に対する工務店のアフターフォロー」という対応次第で「その工務店の良し悪しが決まる」と言ったほうが妥当かもしれません。
プランという仮想の世界は「空間や生活スタイルのイメージ」だけであって、暮らすという現実の世界で起こり得る「経年変化等」の現象までを伝えることが難しい(弊社の説明義務はあります)と思います。人伝(ひとづて)で聴いたり、上手にネットを活用して良し悪しを見極めるのも大事と考えます。
2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)
所要時間 10:00~11:24 晴れ
スタッフ 横窪、永原、渡辺
【E邸の紹介】
玄関ドアを開けると・・・
「旅館?」という感想が数多くあった2年前のお客様宅の完成見学会。限られた面積で最大限の魅力を発揮させるプランナーのセンスが光ります。一般的な表玄関はドアを開けて1歩程度で靴が脱げる範囲なのですが、このような「間を重んじる」タイプはお客様からの強いコダワリが反映されたものと思われます。
[表玄関] [内玄関を仕切る壁] [内玄関となる引き戸とガラス張り]
玄関ホールから撮影。玄関框を斜めに配することで、デザイン的にステキなのはモチロンですが、靴の置けるスペースを余分に確保できる機能的な意味もあります。この角度が一番良いのでしょうね^^
[表玄関] [内玄関]
広い空間の吹き抜け。オシャレだし、なおかつ太陽光を上手に取り入れている設計です。吹き抜けが大きいと暖房効率が気になりますが、お客様宅ではお部屋全体を足元から順に暖めてくれる床暖房が採用されています。