Q トイレの床がミシミシときしむ。
[1階トイレ]
床下点検からの調査の結果、このキシミ現象を改善するには床下から支える鋼製束の追加設置が必要でした。お客様は「床が抜けてしまうかも?」と不安だったそうですが、今回の検査で異常ではないことが分かって安心されました。今の状態が将来的に悪化してしまうと考えられる場合は床下補強することになります。
床材は木製フローリング仕様。1階は特に床材の変色・黒ずみ現象は見受けられませんでした。
[1階]
一方、2階トイレでは便器前面の床材が黒く変色。梅雨や冬の暖房時、便器周りに発生しやすい結露水が拭かれずにそのままになって、便器の底部(丸みの部分)と床材同士の間にあった結露水が床同士の間にしみ込んだと思われます。今回の10年目点検では便器内部の汚れ落としはもちろんですが、外部の結露拭きも必要になること、「便器は結露すること」を改めて事例紹介。お客様は「初めて知った・・・前もって教えてもらってなかった・・・」と非常に残念がっておられました。
[2階]
お客様宅の訪問検査は1年目点検のあとの2年目と5年目はお客様のご都合で実施されず、今回の10年目点検までの空白期間がありました。弊社・点検スタッフも1年目点検当時に今回のように起こり得る現象を説明していれば・・・と、反省しています。
今から約10年前の点検品質は近年の点検スタイルと比べると、当時の配慮が足りなかったと思われます。こうして10年目点検を継続的に実施してようになって初めて1年目点検での配慮にも真実味が出てきますし、お客様に具体的な提案もできたのかもしれません。
Q クロスがヒビ割れしている。
A 現状を確認。下地ボードのジョイントになっている部分のクロスに変化が起こっている状態です。構造的な異常ではないのですが、湿度変化等で木部が伸縮することで下地ボードが少し動き、上に貼ってあるクロスが追随できずにヒビ割れしてしまう現象となります。
[2階居室/北側・東方向]
対処法としてコークボンドを充填して目立たないようにするしかないことを説明し、理解して頂きました。この場所は営業の永原がコークボンドを直接充填、コークボンドを指先に取ってヒビ割れ箇所に塗り込み補修することになりました。
一方、工事の砂田は別の場所をコークボンド補修しています。
[階段口]
[1階トイレ・開き戸] [道具類]