点検ブログ

  • 【5年目点検での心配り】2011年6月22日(水)お家の点検5年目(富山市K邸)

    点検スタッフが「起こり得る現象や事例」をご紹介して、お客様が本当に理解・納得されるのは5年目点検だと思われます。
    部材等の経年変化等をお客様ご自身でも実感されているようです。
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    「起こり得る現象への予防」や「起こっている現象への対処」にどれだけのお金をかけるのか?と、考えることもありますよね。
    「予防」の場合は支出を先延ばしにできますし、その現象が起こらないかもしれません。でも、「対処」の場合はその現象を直さないといけないですし、お金をかけざるを得ない状態にもなります。
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    支出にはお金と労力がありますが、できる事なら少ない支出が良いですよね。
    「少ない予算とDIY」で出来る予防とは?
    部材等が破損・傷の前に、気づく・気づいて頂く環境づくり。部材等が劣化する速さを遅らせる・長持ちするように努めること。私たち点検スタッフとお客様の二人三脚となる場面かもしれませんね。

  • 【光触媒の外壁】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    お客様宅の外壁材は光触媒仕様(※1)。雨垂れはほとんど目立ちませんでした。価格は一般的な外壁材よりも割高ですが、後々のメンテナンスを考えると塗膜が長持ちするので、良い選択肢だと思います。
    [北側]
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    [西側]
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    ここで、ネットで「光触媒」について調べてみました。
    ※1 光触媒の効果は3つあり、「分解力」と「親水性」、「帯電防止効果」があるようですね。
    分解力とは・・・光触媒である酸化チタンに光(紫外線)が当たることで、酸化チタンの表面に分解力(酸化還元)を持つ活性酸素が発生して、汚れ(排気ガス等の有機物)を分解。
    親水性とは・・・撥水性(水が球状になる)の反対で、雨水が外壁と汚れの間に入って、汚れを浮き上がらせて流し落とす。
    帯電防止効果とは・・・建物(外壁)に帯電する静電気を抑えて、ホコリ等を寄せ付けない。
    以上の働きで雨が汚れを落とす「セルフクリーニング」となって、外壁が汚れにくくなるそうです。
    (参考/http://www.advance1997.com/hikari01.htmlより引用)

  • 【外壁塗膜の経年変化(劣化)】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    外壁の塗膜は劣化(紫外線や雨等により)とともに耐水性が低下(含水率が増加)してきます。一般的な外壁では塗膜が劣化して防水効果が落ちてくると、手で触った時に白い粉が付く(チョーキング)現象となって表面化してきます。そのまま放置すると、雨水が外壁基材に浸入して特に冬期間の場合は破損等の原因にもなります。
    お客様宅の外壁は光触媒仕様であり、通常の塗膜よりも長持ちしますが、今回は今後の起こり得る現象についてお話しました。
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  • 【床下点検】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 冬の寒い時期(蓄暖を使う時期)には床鳴りがあったが、今はしていない。
    A 床下点検を兼ねて、床鳴りがあったであろう箇所と周辺の鋼製束の増し締めを実施しました。
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    床鳴りの原因では、蓄暖をつけると室内が過乾燥になる傾向があり、木部に含まれる水分が放出されて木部が収縮(体積が少し小さくなる)する現象が起きます。床材やその下地材が縮むことで鋼製束との間に隙間が発生し、床上から踏み込む力で音が鳴る仕組みとなります。
    今の季候は湿度が高い時期。床鳴りがしないのは、下地材が木の調湿作用によって空気中の水分を吸収して膨張(体積が少し大きくなる)することで、隙間が塞がっている状態であると思われます。
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    床鳴り現象には幾つかの原因がありますが、今回は鋼製束を増し締めすることで改善される事例です。

  • 【クロスの変化】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    クロスのねじれや隙間、浮き等がありました。
    [ねじれ]
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    [隙間]
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    そこで、持参しているコークボンドで目立たないように補修することになりました。
    [隙間のある状態]     [コークボンドを隙間に充填]
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    [濡れたタオルで押し当て] [ローラーで平らにする]
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    目立たなくなりました。補修完了です☆

    [膨らみのある天井クロス]
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    [カッターで切れ目を入れる][指で隙間を開く]
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    [コークボンドを充填]   [濡れタオルで強く押し込む]
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    [ローラーで平らに]
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    こちらもある程度目立たなくなりました☆

  • 【汚水枡】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    点検を実施。キッチンからの排水が通る箇所です。白くラード状に固まった油脂が配管の底に溜まっていました。
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    そこで、お客様にも現状を見て頂き、ホースの水流で早めに取り除いて(洗浄して)頂くようお願いしました。
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    ネットで詳しい原理を少し調べてみました。
    一般的な台所用洗剤は「洗剤分子が油の固まりが大きい(高分子)状態のまま除去(界面活性剤が油を包み込む)する」ようです。これらが排水されると電子化作用が起こり、洗剤の脂肪酸に包まれた油(洗い物で分解された油)の保護皮膜が裂けて、少しずつ管内にくっついていくそうですね。
    参考/BY・FAR Z(バイファーゼット)/http://www.osumi.or.jp/filton/by.farz/by.farz1.htm

    そう言えば、中華料理屋さんにアルバイトしていた友人から聞いた話を思い出しました。油汚れが多いお皿を毎日洗っていたそうで、食器類は洗剤でピカピカになるのですが・・・。その洗った後の水(汚水)は排水口を通って大きな枡に一時的に溜まります。蓋を開けると、その枡の中には白いラード状の大きな油の固まりが異臭をともなって浮いている状態。その中を月に一回程度、素手ですくって掃除するのが何ともキツ~イお仕事だったようですね(大汗)

  • 【玄関ドアの開閉】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    Q ドアを閉める時は足で踏み込んでロックを掛けている。
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    現状を確認。ラッチとラッチ受けのかみ合わせが少しずれている状態でした。そこで、ラッチ受け金具のビスを微調整して現状を改善。
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    また、ドアの閉まる速さが「第2軌道(ゆっくりと閉まる)」がなく、一定速度で閉まる状態でした。
    そこで、ドアクローザーの調整ツマミを調整することになりました。
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    閉まり具合を確認しながら、何回も調整し直して現状を改善しました。

    ドアが閉まる時に異音が発生したり、鍵穴が通りにくくなった場合は、潤滑油(CRC)ではなく、パウダー状の潤滑剤を丁番やラッチ、鍵穴に吹き付けて、摩擦を軽減するようお願いしました。
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  • 【計画換気】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    ほとんどの給気口は「閉じる」の状態。冬の寒い時期は、リビングの蓄暖でお部屋はとても暖かいのですが、「開く」状態だと冷気が給気口から隙間風のように室内に入ってきたので、あえて閉じているとのことでした。
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    Q リビングドアと床の間に隙間が開いているのはどうして?
    A 「計画換気」という法律に基づいて設計・施工されており、階段口や脱衣室の換気扇から室内の空気を排気して、各部屋の給気口から外気を取り入れています。
    お客様はこのドア下からの隙間風対策にシート等を購入して取り付けておられるそうです。ネットにもいろんな商品が出回っていますね。
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  • 【結露】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    Q 寝室で朝起きた時にはサッシの下の辺りが結露で濡れている。
    A サッシ枠の状態を目視検査。結露跡と思われる小さなカビが発生していました。ご家族が寝ているお部屋であり、就寝中の呼吸(家族数にもよる)による水蒸気の増加と室温の低下で露点に達しているものと思われます。
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    Q 蓄暖があるリビングでも結露が発生している。
    A 蓄暖は輻射熱を利用した水蒸気を発生させない暖房機器。点けている時間帯は気温が高く、室内の水蒸気が増加(呼吸等)しても結露にはなりませんが、就寝時はタイマーをセットし消えた後は室温が低下、室内水蒸気量の変化がなければ、露点となって、サッシ枠等に結露が発生する仕組みとなります。
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  • 【お家の点検・DIYのオススメ】5月23日(月) 定期点検5年目(富山市T邸)

    弊社の5年目点検。「DIYでのお手入れ」の啓蒙活動を展開中です。
    市販されている薬剤等も勧めたりしていますが、お客様の認識度はどのくらい?と考えることも・・・。
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    [排水の詰まり対策]
    排水口のあるユニットバスや洗面台、キッチン。薬剤を排水口に流すのですが、テレビCMでは「サッと一振り」等々、手軽さや性能等を強くアピール。商品の裏面には取り扱い方法が記載されており、私たち使用者には「簡単さ」が理解されると思います。
    排水の通り道となる、汚水枡。点検スタッフが実演してみたり、ジェスチャーを交えて説明するので、感覚的に分かりやすいと思います。
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    [壁・天井クロスのヒビ割れ・浮き等]
    お客様の目の前で実演する現場もありますが、口頭で済まされることも。「シュッと隙間に充填・注入して、サッとタオルで拭き取り」等々とお伝えしていますが、お客様はどの程度まで理解されているのか?と疑問に感じることも・・・。
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    お客様自身のDIYでのメンテナンス方法を確実にお伝えしたい。と真剣に考えたとき、どんな言動が良いのでしょうか・・・。
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    「点検スタッフ」を主語にすると、○年目点検で準備すべき道具類は決まっており、点検現場に持参しますが・・・。
    一方、「お客様DIY」を主語にすると、事前に準備すべき道具類や心得とは何でしょうか・・・。
    この解答次第で、お客様からの目線が「単なる検査員からメンテ先生へと進化」すると考えています。