点検ブログ

  • 【床の変色】10月13日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    Q 床の変色を防ぐ方法はあるのか?
    A 現状を確認。サッシ側から数センチの部分が太陽の紫外線の影響で、色合いが薄くなっていました。
    対策としては、紫外線カットのカーテンに変えたり、ガラスにフィルムを貼ったり等々、様々な方法があるそうですね。
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    カーテンの繊維素材によっても紫外線による影響は色々あるようです。
    綿やウール、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリル(糸)、ポリプロピレン等があり、生地がボロボロになる脆化(ぜいか)、変色、色あせがあるそうですね。ふと、自分の家のカーテンと現象を重ねてみたりもしました(汗)
    (カーテンの寿命/http://info.toli.co.jp/faq/curtain/select/000047.html/東リ)

  • 【建てる工程は得意分野、だったらメンテナンス分野はどうなの?】10月13日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    以前、このタイトルと似た質問を点検現場でお客様から投げかけられました。
    「建築に関する説明は聞いたけど、メンテナンスに関する説明は聞いていない」と。
    元来、建築業は第2次産業という製造業に分類されています。「建てる専門家」であり、お客様が住まわれた後のフォローは二の次というイメージが昔は強かったと思います。
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    それがここ数年の間で、特異な問題が発覚・発生し、マスコミに大々的に取り上げられました。対抗処置として様々な法律が改正されて、アフターフォローとしての瑕疵保証や長期優良等々・・・。
    様々なニーズにお応えすべく、建築の作業標準も変化・進化してきている今日この頃。
    こうやって、お家の定期点検を実施し、「お客様と工事担当者」だけでなく、様々な分野のスタッフが現場へ同行・立会いする事で、客観的にお客様の生の声や弊社スタッフの姿勢を見ることができました。

    本ブログを書き始め、数多くの記事を綴っていくと、いくつか感じることがありました。住まわれた後に起こり得る現象にはある種の傾向があること。周辺環境(立地条件)、室内環境(生活スタイル)、使い勝手や頻度、お客様自身の予備知識とDIY意識、等々。

    メンテナンスに関する知識・説明の大切さ。特に5年目点検の現場では、1~2年目点検と違って「どうすれば長持ちするの?どんな感じでお掃除すれば良いの?」という声が多く聞かれます。
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    サービス業化しつつある建築業界。フロント(お客様を最初に接客する受付)では、元気な声で挨拶を励行していますが、お客様宅でのフォローがますます重要になってきているのを私たちスタッフも実感しています。
    点検現場での質問への対応は勿論ですが、これまでの「お客様の声」を参考にしながら、弊社も「Q&A」という形で事例が綴られていくことで日々成長しているような気がします。
    少しでも多くの方に本ブログを通じて、今住んでおられるお家のメンテナンスの参考にして頂ければと願っています。

  • 【ボイラーの水抜き】8月24日(火) 定期点検5年目(滑川市M邸)

    Q ボイラーの水抜きはどのようにすれば良いの?
    A 実際にコックをひねって実演しました。
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    今回は一滴程度しか落ちなかったので、現在は溜まっていない状態をお客様へご報告。水が溜まる原因のひとつとして、気温の変化等で空気中の水分が結露してタンクの内側に水滴が発生する事もあります。
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    この水滴が月日の経過とともに底に溜まるようですね。ガソリンタンクに水が溜まるのも同じような仕組みだそうです。

  • 【雨垂れ】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)

    Q 雨垂れを落とすのに高圧洗浄をかけてみたが、汚れが取れなかった。
    A 現状を確認。雨垂れでは空気中に含まれている汚れ成分(排気ガス等)が雨水に混じって落ちて、ベンドキャップの凸部分などが障害物となり、雨垂れになって汚れ(跡)が残るようです。
    また、外壁の形状(凹凸や模様等)によっても違うと思われます。
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    そこで、汚れ落としに登場するのが高圧洗浄機。業務用と家庭用とに分かれています。業務用の場合は、ディーゼル(軽油)やガソリンエンジン仕様なので、かなり高圧になるようです。

    噴射力が強すぎると汚れと一緒に塗膜が剥がれてしまう事もありますので、ネットで検索すると家庭用の電気仕様を購入してDIYで車の洗車や塀のコケ落としをされている方もいらっしゃるようですね。
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    外壁に当たる噴射力は感覚的ではありますが、水圧や距離をご自身で調整してみると良いそうです。
    また、洗剤を一緒に噴射できるオプションもあるようで、洗剤を入れる場合は、外壁の塗膜や基材を傷める可能性もありますので、中性洗剤を使って頂くようお願いしました。
    参考 (高圧洗浄機の選び方、使い方/http://高圧洗浄機.com/entry1.htmlより引用)

  • 【タイルの掃除】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)

    Q 玄関内の白いタイルも掃除したい。
    A 前回のブログの記事にもありましたが、今回は重曹(炭酸水素ナトリウム)を使った方法をご紹介します。人体に無害で、ふくらし粉や胃薬にも利用されています。
    ネットで検索してみると、使い方では「粉のまま」、「水に溶かす」、「ペースト状」に状態を変化させる事によって、ものすごい効果も期待できるようで、作用・働きには「中和」、「研磨」、「消臭」、「軟水」、「発泡」等の作用があるみたいですね。
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    今回の事例はタイルのお掃除なので、「研磨」となり、「水に溶かす」ことで洗剤の代わりに使います。
    重曹は「細かな結晶」で少し水に溶けますが、溶けきれない結晶が研磨剤の役割を果たすようです。
    一般の研磨剤は、ごつごつ感のある粉が洗剤に配合されていますが、重曹の場合、結晶の角が取れて滑らかな研磨剤に変身する事で擦ってもキズがつきにくくなるそうです。

    参考 (節約生活、暮らしの知恵袋/重曹掃除のすすめ/http://otoku.pya.jp/より引用)

  • 【引き戸】7月12日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町T邸)

    リビングとつながっている階段口にある引き戸です。閉める事で室内の空気が密閉されてますので、冷暖房効率がUPしますね。
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    リビング階段はステキな間取りですが、冷暖房の効率が悪くなることもあります。これまでの点検現場では、多くのお客様でロールカーテン等を取り付けられていました。

  • 【突っ張り棒】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    「以前に突っ張り棒の水平圧力と上に載せる荷物の重さのバランスが悪く、突っ張り棒が落下した」とお客様。その際に付いた傷との事でした。
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    突っ張り棒は壁に穴を開けないで、手軽に使えるのが特徴です。これまでの点検現場でも収納場所の確保や危険防止(お子様)のゲートでも活躍しています。壁と壁の間の距離がある程度狭ければ、空間を有効に使えるアイテムですが、荷物の重さによる「クロスの破れ」、長期間設置することによる「クロスへの跡」も起こり得る事例だと思われます。

  • 【トイレの防湿処理】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    トイレの床は防水性のあるクッションフロアです。便器には防湿シートが施されていました。
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    トイレの結露。湿度が高い梅雨や冬場の温度差がある時期に結露の発生が多くみられます。
    便器(衛生陶器)は常に冷たい状態なので、湿度が高いと便器に発生した結露水が底部の丸みの箇所に溜まる傾向があります。汚れやカビの原因にもなるので、このような処置が施されていれば、ある程度は防げると思われます。お掃除を楽にしてくれるアイテムですね☆

  • 【階段口のクロス】5月13日(木) 定期点検2年目(高岡市H邸)

    階段口横のクロスには高さの半分のところで回り縁が施されていました。
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    お客様(内装屋さん)曰く・・・
    クロスの面積が狭い方が切れ(隙間等)にくいので、このように途中に回り縁を入れておけば、クロスがよれたり、切れたりしにくくなるそうです。そして張り替える時も、上か下のどちらかを張り替えれば済むという経済性も考えた発想に驚きました。デザインもスッキリ見えてステキです☆