お家の周辺はドイツのような長閑な田園風景が広がっています。「田んぼに水が入ると3度くらい気温が下がるんですよ」とお客様。「真夏は盆地で暑く、冬は雪深くて寒い」と、以前暮らしておられた土地と比較されていました。
「田んぼに水が入る時期は涼しくなる」と聞いたことがありますが、何故だろう・・・と、ふと疑問。
ネットで調べてみると、稲穂が出て刈り取るまでの過程の中で、田んぼには様々な働きがあるようです。
お米の自給は勿論ですが、今回は「気候の緩和」を取り上げたいと思います。
水田に溜まった水は太陽に照らされて蒸発することで、気温の上昇を抑える働きがあります。これは「気化熱」と同じ現象で、夏の暑い日に玄関先や軒先で「打ち水」をすることで熱が蒸発するのと同じ原理です。
蒸発する時に熱が必要(蒸発すると周囲の熱が奪われる)ということのようですね。
(参考/関東農政局http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/tamen/04_2.htmlより抜粋)
昔、学生の頃、夏の暑い日にはグラウンドに水をまいていました。蒸発している中で運動していると涼しくなっているのを感じ、当時は「水をまけば涼しくなる」と、仕組みを理解せずに単純に考えていた記憶があります。これも同じですね。
また、全国ではヒートアイランド現象の緩和策として様々な場所で融雪装置が夏にも大活躍しているそうです☆