点検ブログ

  • 【ドアストッパーの金物補正】2014年3月29日(土)お家の点検2年目(富山市H邸)

    Q 扉を開けてもストッパーにくっ付かず、自然に扉が閉まってくる。

    A 現状を確認。ドアストッパーはマグネット式になっていますが、扉を開けたままにしようと最大に開けてもマグネットが効かない(扉を固定できない)状態でした。

    [リビング]

    10_MH02_ドアストッパー_01 10_MH02_ドアストッパー_02

     

    そこで、扉を取り外して後から丁番も取り外しました。数回ほど扉と枠材の丁番の位置を合わせながら扉が下がり過ぎないように補正。下がりすぎると開閉時に扉の底部が床を擦る可能性があります。

    10_MH02_ドアストッパー_03 10_MH02_ドアストッパー_04

     

    扉を開閉しても床面を擦らないよう、マグネットが反応(カチッと立ち上がる)するよう、マグネットの位置を微調整しながらビスを留めました。

    10_MH02_ドアストッパー_05 10_MH02_ドアストッパー_06

     

    最後にお客様へ扉の開閉・固定状態を確認して頂きました。カチッとくるところはさすが職人技ですね!!

    10_MH02_ドアストッパー_07 10_MH02_ドアストッパー_08

  • 【クッションフロアのふやけ・膨らみ】2014年3月29日(土)お家の点検2年目(富山市H邸)

    Q クッションフロアが少し膨らんできた。

    A 現状を確認。浴室が横にあって、室内にはドラム式の洗濯乾燥機、そして床暖房の暖気で洗濯物を

    乾かしておられるご様子。

    [洗面脱衣室]

    16_MH02_クッションフロア_01 16_MH02_クッションフロア_02

     

    空気清浄機はあるのですが、除湿機が無い状態。換気扇は風呂上り後の約2時間だけ回しておられるご様子。洗濯物が乾くということは衣類にしみ込んでいる水分が水蒸気になって室内に放出されるだけで室内全体を除湿・換気しないと、水蒸気は室内外を漂って結露化しやすくなると思われます。

    16_MH02_クッションフロア_03 16_MH02_クッションフロア_04

     

    換気や除湿の必要性を他の点検現場での事例を引用して紹介しました。

     

    [結露]

    床暖房は寒い時期には一日中点けっ放しとのことです。サッシ枠にはエコカラットが結露防止用に取り付けられていました。夜になると厚手のカーテンを敷くことで空気の対流がカーテンによって遮られて、サッシ枠の温度が下がることで結露化しやすい環境になる事例を紹介。

    [LDK/南側]

    16_MH02_クッションフロア_05 16_MH02_クッションフロア_06 16_MH02_クッションフロア_07

  • 【3枚引き戸の開閉時の引っ掛かり】2014年3月29日(土)お家の点検5年目(滑川市K邸)

    Q 引き戸が途中で引っ掛かる。

    [奥が仏間、手前がLDK]

    07_HK05_引き戸_01 07_HK05_引き戸_02

     

    A 現状を確認。扉の側面下に付いている調整ツマミ(台車の上下の高さ・左右の傾きを調整できる)をドライバーで回してみましたが、思うように現状を改善できませんでした。

    07_HK05_引き戸_03 07_HK05_引き戸_04

     

    そこで扉を外して上部の調整ツマミを回そうと試みましたが、「受け」となるビスとドライバーの先端の大きさがマッチしませんでした。

    07_HK05_引き戸_05 07_HK05_引き戸_06

     

    調整ツマミの穴が見えます。そこにドライバーを差し込んで左右に回すと白い車輪の台車が上下・左右に動いて微妙な調整ができる仕組みになっています。

    [扉の上部の様子]

    07_HK05_引き戸_07 07_HK05_引き戸_08

     

    そこで、サイズの小さなドライバーに取り替えました。ドライバーの柄の部分が手元に無かったので、ペンチで回してみましたがビクともせず・・・。力の伝達が悪いのでしょうか。次はインパクトに取り付けて器械の力で補正を試みました。

    07_HK05_引き戸_09 07_HK05_引き戸_10

     

    扉を外したり元に戻したり・・・。ネジや部材の調整を数回試してみました。扉の上部に取り付けてある「扉のブレ防止部材」が桟に引っ掛かっていて、これが引っ掛かりの原因でした。少し向きを補正して現状を改善しました。

    07_HK05_引き戸_11 07_HK05_引き戸_12

  • 【新築後に起こり得る事例・現象(結露)について】2014年3月29日(土)お家の点検5年目(滑川市K邸)

    運転時に水蒸気が発生しない、室内が非常に暖まる蓄暖(蓄熱式暖房機)。燃料は電気なのでクリーンな暖房ですし、オール電化住宅だと電気代のプランを上手に利用すれば節約にもなります。でも、室内が暖かくなるのと同時に過乾燥にもなるので、ご家族の健康・過ごしやすさを考えて加湿器を点けられるご家庭もあります。

    [蓄暖]          [加湿器]

    12_HK05_新築後の現象_01 12_HK05_新築後の現象_02

     

    サッシのゴム枠部分に発生した結露跡を拭かずに放置されていると、小さなカビが出てくることもあります。夜はプライバシーや断熱を目的として厚手のカーテンが引かれることでサッシとカーテンの間の温度が下がって(室内の空気の対流から遮断される)結露化するものと思われます。

    12_HK05_新築後の現象_03 12_HK05_新築後の現象_04

     

    また、結露が発生しやすい冬の時期は毎日の洗濯物を干す・乾かす場所にも困ってしまいます。さてと・・・ドコに干そうか?

    外に干せないのだったら、サンルーム・・・それとも、あったかいリビングが良いかも?とアレコレと悩みます。「洗濯物・衣類が干せる」ということは、実は室内に水分が移動しただけ。この水分を除湿(除湿機)や換気(空気の流れを作る/風通しをよくする・扇風機を使う場合も)をしないと結露の原因にもなってきます。でも、洗濯物を何とか乾かさないとイケナイ、明日に着る衣類が必要となった時に苦労します。

    12_HK05_新築後の現象_05 12_HK05_新築後の現象_06

     

    さて、5年目点検の話に戻ります。一般的なお客様宅では5年目点検の今でこそ体感・経験され、起こり得る現象や経年変化等を理解されるようになりましたが、それまでは疑問も多かったと思われます。

    12_HK05_新築後の現象_07 12_HK05_新築後の現象_08

     

    私たち点検スタッフがいつも考えること。経験される前に起こり得る現象を理解して頂くには・・・どうすれば良いのでしょうか?説明や事例紹介では物足りないこともあります。

  • 【I邸の紹介】2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)

    2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)

    所要時間 13:38~14:26 曇り

    スタッフ 石丸、渡辺

     

    【I邸の紹介】

    リビングドアの扉中央のガラス部分。今回の模様は緑の葉っぱと赤いてんとう虫です。去年の1年目点検の頃は桜の花。季節感が風情豊かに感じられ、お客様のセンスが光っていました。ガラスに入っているのは和紙だと思います。玄関に入って来客の視線がガラスを通してリビング内が透けて見えるのを隠そうとしてひらめいたアイデアです。

    限られたスペースの白い背景に四季の色とりどりのイベント。素晴らしい感性です♪

    [玄関側/上]       [玄関側/下]        [1年目の模様]

    01_SI02_紹介_01 01_SI02_紹介_02 01_SI02_紹介_03

     

    玄関の窓がオシャレです。玄関ドア・横の縦長のすりガラスを通して太陽光が入ってきます。玄関がとても明るくなっています。

    01_SI02_紹介_04 01_SI02_紹介_05

     

    LDKの壁。一面には珪藻土が使われています。壁クロスにも似せた柄があると思いますが、白いクロスとの境目、見た目の柔らかさ・ナチュラルさが違います。

    [LDK]

    01_SI02_紹介_06 01_SI02_紹介_07

  • 【結露しやすい環境】2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)

    結露についてお聞きすると、寝室のサッシ下部の辺りに結露が多く発生しているとのこと。一般的なご家庭でも寝室のサッシには結露が発生しやすい(就寝時の呼吸による水蒸気放出と室温の低下等)のですが、もう少し掘り下げてお聞きすると、今は空気が乾燥している季節なせいか、加湿器を点けておられるご様子でした。

    [寝室/東側]

    09_SI02_結露しやすい_01 09_SI02_結露しやすい_02

     

    お客様はサッシが複合ガラス(ペアガラス)だと「結露が発生しない」と思われていたので、「結露しないではなく、結露しにくい」ことを他の点検現場の事例(室内環境)を交えて改めて紹介。加湿器を点けると室内の水蒸気量が増加します。室温が下がると換気や除湿をしない場合は湿度が上がって、厚手のカーテンを閉める夜は、サッシとカーテンとの間の気温が特に下がる傾向(室内の対流外)にあるので結露化しやすくなります。

    サッシに結露が発生してしまうのは嫌だと思いますが、ご家族の健康を考えると加湿器の使用は仕方の無いことかもしれません。

    [寝室/加湿器]      [LDK/加湿器]

    09_SI02_結露しやすい_03 09_SI02_結露しやすい_04

     

    お客様宅は第3種換気システムになっています。各々の部屋に設置してある排気口(換気扇)は全てONの状態でした。空気の流れが良かったのは通気・換気に気を配っておられることもあると思われます。

    [洗面脱衣室]       [1階トイレ]        [2階トイレ]

    09_SI02_結露しやすい_05 09_SI02_結露しやすい_06 09_SI02_結露しやすい_07

  • 【収納上手/畳コーナーとの距離】2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)

    生活動線になるダイニングテーブルと畳コーナーとの距離。1年目点検での感想では「引き出しを最大に引き出せない。全開すると歩くスペースにゆとりがなくなる」とのことでした。

    あれから1年が経ちました。新居にお引越しして2年経過した今ではテーブルの大きさ・距離にも慣れて使い勝手等も変化したせいか、以前ほど違和感が無いようでした。感想を聞かせて頂き、ありがとうございます。

    [入口→階段口]      [階段口→入口]

    11_SI02_収納上手_01 11_SI02_収納上手_02

     

    散らばったオモチャを片付けやすく、そして整理整頓されているように感じる、考えられた収納棚です。色分けされたボックス毎に収納・片付けする物を決められる(この色はコレコレ等)ので、出し入れしやすく特にお子様がおられるご家庭の場合は使いやすいと思われます。

    11_SI02_収納上手_03 11_SI02_収納上手_04

  • 【クロスの隙間】2013年12月21日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    Q クロスにシワがある。

    A 現状を確認。今回はインテリアシンエイさんが同行されており、クロスの補修作業を手伝って頂きました。

    [LDK/吹き抜け/1階部分]

    08_HN02_クロスの隙間_01 08_HN02_クロスの隙間_02

    [注射器を使ってボンド剤を注入・ローラーやタオルで均等に均し作業]

    08_HN02_クロスの隙間_03 08_HN02_クロスの隙間_04 08_HN02_クロスの隙間_05

    次に吹き抜けのクロスの隙間に対処。床に養生シートを敷いて、屋根点検用の長ハシゴをLDKで立てかける大掛かりな作業になりました。

    [LDK/吹き抜け/2階部分]

    08_HN02_クロスの隙間_06 08_HN02_クロスの隙間_07

    [長ハシゴを支える中谷]  [クロスの隙間にコークボンドを充填]

    08_HN02_クロスの隙間_08 08_HN02_クロスの隙間_09 08_HN02_クロスの隙間_10

    [各部屋のコーナー部分のクロスの隙間にコークボンドを充填]

    08_HN02_クロスの隙間_11 08_HN02_クロスの隙間_12

  • 【壁の飾り】2013年12月21日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    これは室内の壁をアートのように飾れるインテリア・ウォールステッカーというもの。貼っても剥がせるので非常に便利になっています。季節やイベント等によって貼り替えも可能です。

    14_HN02_壁飾り_01 14_HN02_壁飾り_02 14_HN02_壁飾り_03

    このように壁に飾り付けてあるお家は初めて見ました♪(気づいてないのかもしれませんが・・・汗)

    白いキャンパスにひと工夫です。こんな発想がステキですね。

    14_HN02_壁飾り_04 14_HN02_壁飾り_05

  • 【M邸の紹介】2013年12月16日(土)お家の点検2年目(富山市M邸)

    2013年12月16日(土)お家の点検2年目(富山市M邸)

    所要時間 14:51~16:01 曇り

    スタッフ 横窪、渡辺

     

    【M邸の紹介】

    「オシャレな窓の向こう側はどうなっているの?」と、素朴な疑問もあるかと思います。

    大きなサッシ窓に比べると、一度に入ってくる光の量は少ないのですが、機能性よりもデザイン性を重視した窓になっています。

    01_MM02_紹介_01 01_MM02_紹介_02 01_MM02_紹介_03

    ここはLDKへの入口の扉、リビングドアの左側にはガラスブロックが入っています。向こう側が見えるようで見えない、でも明るさや雰囲気は感じ取ることができます。オシャレ素材ですね♪

    [玄関ホール側]      [内側]

    01_MM02_紹介_04 01_MM02_紹介_05

    玄関に入って壁を見ると、白い塗り壁仕様になっています。シーンとした質感のある塗り壁ならではの趣き深い白さです。一般的なビニール製の壁クロスでもデザイン性に富んだ種類(似せたもの)もありますが、やっぱり本物のほうが力強くて格段に勝っています。

    01_MM02_紹介_06 01_MM02_紹介_07 01_MM02_紹介_08