点検ブログ

  • 【ブレーカーが落ちる】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 電化製品を使っていて、不具合はありますか?
    A 2階でエアコンや電子レンジ、テレビ等々を同時に点けているとブレーカーが何度か落ちていた。
    配電盤の現状を確認。50A(アンペア)の契約でした。
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    ブレーカーが何度も落ちる事で生活に支障が生じる場合は、60Aに上げたほうが良いと思われます。
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    でも、60Aにする事でブレーカーが「落ちにくい」状態になりますが、その安心感が今以上に電気を使う事にもなるとも考えられます。難しい判断ですね。
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  • 【結露】11月14日(金) 定期点検2年目(富山市Y邸)

    蓄熱式電気暖房機やIHクッキングヒーター等が入っていても結露が発生する事も。家族構成や生活スタイルの変化等によって、リビングで洗濯物を干す場合もありますね。この時に室内の換気や除湿をしないと、洗濯物から蒸発した水分が室内に溜まって湿度が上がっていきます。
    (参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、結露)
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    そして、暖房を消した後、室内の気温が一番下がる朝方にサッシ枠等に結露(露点との関連)が発生する事もあります。
    (参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、結露)

  • 【ペレットストーブ】10月21日(火) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    石油ファンヒーターに代わる暖房器具となる「ペレットストーブ(この商品は日本製の電気式)」をご提案。遠赤外線なので、体の芯まで暖まります。弊社スタッフが試運転している様子です。
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    また、化石燃料(灯油等)と違って、目や鼻、皮膚に刺激が少ないのが特徴です。炎を眺めながらの生活、何だか憧れますね♪そして、FF式(※5)ですので、結露の原因となる水蒸気の発生にはならないと思われます。

    ※5 FF式とは、(Forced draft balanced flue/強制給排気式)の略です。燃焼ガスが排気管から外部(外壁に煙突があります)に出ます。

    大きさはちょっとコンパクトサイズです。本体価格にはグレードがあり、詳細は弊社にて随時受付しております。
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    燃料に使われるペレット(正確には木質ペレット)で、製材の木屑や流木、間伐材等を粉にして、水分を飛ばして固め、粒状にした成形燃料です。このような成形燃料なので、燃焼温度も高く、二酸化炭素やダイオキシン等を大幅にカットされた家庭レベルでのエコロジーさが良いですね。
    ランニングコストは、単純に比較すると薪(購入する場合)の約半分で済むそうです。それと、薪を割る手間も省けますね。

    施工費用が薪ストーブの約半分だそうです。薪ストーブと比較するとペレットストーブの場合、お部屋の耐火・耐熱工事(周辺に耐熱板を張る等)が不要です。煙突も1.5mの短い物を外部に出すだけのようですね。
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    お客様はとっても興味を持たれていましたので、後日、カタログをお渡しする事をお約束☆

    また、森林が放置されているような状態の中での、間伐材として木質ペレットを製造する事に対して助成金を出そうとしているようで、森林の活性化に寄与しそうですね。
    そして、ペレットストーブの導入の際に助成金を出している自治体もあるようです。

  • 【電気代の節約】10月15日(水) 定期点検5年目(富山市A邸)

    今のご家庭では、60アンペアが一般的だと思われます。あえて節約となると、冷蔵庫の開け閉めを控えたり、開けっ放しにする時間を短くしたり・・・でも、冷蔵庫の場合は、年式や型にも影響があります。技術の発達により最近は消費電力が少ないタイプも出ているようですね。
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    その他では春・夏は暖房便座のコンセントを抜く(スイッチを切る)こと等々が挙げられます。
    一般家庭で使う電力の1割は待機電力という話なので、ある程度使わない電化製品はコンセントを抜くのも効果があると思われます。
    あと、点検現場ではエアコンのコンセントを抜いているお客様もおられます。

  • 【結露】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q 結露が発生していた。以前に原因は石油ファンヒーターと聞いていたので、暖房機器はエアコンに切り替えると、以前よりは良くなった。
    A 現状を確認。アルミ枠の複層(ペア)ガラスです。サッシ枠には、結露吸収テープが貼ってありました。石油ファンヒーターは、灯油を1ℓ使うと約1ℓの水分が発生する為、室内水蒸気の量を増やしてしまいます。
      他に「ヒトの呼吸や調理等」によっても水蒸気が発生しますが、その点、エアコンは除湿もするので、室内の水蒸気量は減少し、結露発生への改善ができます。
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    また、お客様宅は、調理機器はガスとなっていますので、燃焼による水分の発生もあります。

  • 【蓄熱式電気暖房機の設置】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機を入れようと思うが、良いものなの?
    A 構造としては、夜間の安い電力でレンガに熱を貯めて、その熱を輻射(ふくしゃ)(※3)や温風によって部屋を暖めています。夜間の安い電力を使うので、電気代は通常の約1/3で済みます。
      その代わり、設置に当たっては種類にもよりますが、電気配線や床の補強等の費用もかかります。

    ※3 熱の伝わり方には「対流」「伝導」「輻射(放射)」があるようです。
      「対流」は、暖められた液体や気体などが上昇し、冷たいものは下に流れて伝わること。
      「伝導」は、接している物体間で、温度の高い物質から低い物質に熱が伝わること。
      「輻射」は、熱を持った物質から赤外線が放射されて伝わること。

    [参考文献 蓄熱式電気暖房機のしくみ(電化住宅コムからの転載)]
    ※ ファン付き(温風対流式)
    蓄えられた熱を輻射と温風によって、室内に提供します。室内コントローラーにより、自動的に室温が調整され、快適な温度を一定範囲に保つことができます。
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    ※ ファンレス(自然対流式)
    暖めると上昇する空気の自然循環と輻射機能を利用して、ファンを使わずに室内を暖めるものです。暖房機底部から空気を取り入れ、上部グリルから自然放熱を行います。
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    Q やっぱり、石油ファンヒーターやエアコンよりも高いよね~。とりあえず私は、今のままで十分♪(笑)

  • 【蓄熱式電気暖房機】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    今ではオール電化が一般的になり始めている、蓄熱式電気暖房機。蓄暖を使う季節(秋の暮れ~春先)になると、木製のカウンターがかたがったり、縮んだりする事があります。これは、真下にある蓄暖の温風により、木部内の湿気が放出されてしまうことで起こる現象です。また、蓄暖を使わなくなる頃には、木部は湿気(室内の水蒸気)を吸収し、縮んだ状態から回復します。
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    1年目点検の際にもこの説明をしていたせいか、奥様は理解されておられるご様子でした。私達、点検スタッフにとってみれば、お客様が「知っている」と「知らない」では大きく違うんだなぁ、と実感させられる瞬間です。

  • 【冷暖房効率】7月29日(火) 定期点検1年目(富山市M邸)

    リビングにはサーキュレーター(室温のムラを無くす電化製品)がありました。
    Q サーキュレーターですね?点検現場のお客様宅では初めて見ました。ちっちゃな扇風機って感じ。
    A これは、空気を室内循環(対流)させて、冷暖房効率を上げてくれるんですよ♪
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  • 【蓄熱式電気暖房機】6月25日(水) 定期点検2年目(富山市K邸)

    Q 暖房機の後ろって掃除しにくいんだけど、こんなものなんですか?掃除機のノズルも入らない。
    A 現状を確認。他の現場でも省スペース化を考えてメーカーが壁近くに設置していますので、標準位置だと思います。
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    Q コンセントが本体の真後ろにあって掃除が出来ない。ホコリがたまって火事になるのでは?
    A コンセントとプラグの間にホコリがたまり、湿気を帯びて固まり、その上にホコリが堆積し、しまいには引火する「トラッキング現象」のことですね。でも、専用線を引いているので、その心配はありませんが、掃除のしにくさは解決しなくちゃイケナイと思います。
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  • 【結露跡】6月25日(水) 定期点検2年目(富山市K邸)

    Q 冬に蓄熱式電気暖房機を使った時、1階で人がいる部屋は大丈夫なんだけど、2階の人がいない部屋のサッシに結露が出てしまうのはどうして?
    A 現状を確認。結露って多くの水蒸気を含んだ空気が冷やされて発生する現象です。1階のリビングでは、部屋が温められて空気中に含めることが出来る水蒸気の量は増加(※3)します。
    気温が上がれば飽和水蒸気量が増えるってことですね。この水蒸気を含んだ暖かい空気が2階の寒い部屋に入ると急激に冷やされます。気温が下がれば飽和水蒸気量が減るってことです。そして外気の気温に近い箇所となるサッシ枠(お客様宅はアルミ製)に結露が発生します。 
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    ※3 水蒸気の増加。水蒸気の発生に関わりがあるのは「呼吸、調理、暖房、風呂、空気の移動」等々です。