Q 雨が降った時は、キュッキュッと床鳴りがする。冬になると更に音が大きくなる。
A 現状を確認。床材は無垢仕様です。季節や天候、室内の湿度変化等により、床材を支えている下地材や根太等と、床下にある鋼製束との間に隙間が生じる事で起こり得る現象と思われます。
床下に潜って、鋼製束にビス止めをする事で床鳴り現象は改善されました。
(参考/2009年5月20日富山市S邸5年目点検、床鳴り)
Q 以前、階段の上がり口と脱衣室の床にキシミがあったが、今は階段口のほうは鳴っていない。
A 現状を確認。床材は無垢(自然素材)仕様です。季節や天候の変化、室内外の湿度変化等の影響で床材の下地材や根太(※1)等が伸縮して、床鳴りがする時期があります。
※1 床材の下地には24mmの構造用合板が貼ってあり、その下には根太、そして根太を鋼製束が支えています。
根太が伸縮する事で起こり得る鋼製束との間や床材の伸縮による小さな隙間等にヒトの体重がかかることで擦れて音が出るようです。
断熱材が邪魔してビス打ち(床鳴り対処)が困難でしたが、床鳴りする箇所へ数本のビスを打ち、現状を大幅に改善。少し音がしますが、床材同士の擦れ合う音。お客様へ説明し、納得して頂きました。
今回の床下点検での作業道具(左下)。ビスの箱、インパクト、モンキーレンチです。
また、宮本の道具箱(右下)は三段になって、色んな道具が満載。まるでドラえもんのポケットのよう(大げさかも・・・笑)とっても立体的!!
Q 床鳴りがある。
A 現状を確認。音から判断すると床下にある鋼製束と木部との間に(木部の季節の湿度変化による伸縮はありますが)過乾燥による隙間が発生しているものと思われます。
そこで、床下に入って鋼製束を増し締め(※1)して、床鳴りを改善。
※1 増し締めの方法では、「2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、床鳴り」で解説しています。床下で調整している間は床上のスタッフとの連携が必要です。
この現場でのスタッフのやりとり(音声)を活字化すると・・・
床上では坪島、床下では大矢となっています。
坪島「大矢く~ん、ココを踏んでみるけど、どう~?」
大矢「もう少し、ギュッギュッと踏んでみて下さ~い」「今、やってま~す!!」
坪島「あっ!床鳴りが無くなった」
大矢「分かりました~!それじゃ、OKですね~!!」