点検ブログ

  • 【シーリングの切れ】2014年8月11日(月)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    外壁同士の間に施してある弾性シーリング剤にも紫外線等による経年劣化があります。実際に指で押し当てて弾性の有無を確認することで劣化(硬化)状態を判断することもできます。よく見るとシーリングの片方が少し切れている状態ですが、現段階では特に異常はありません。将来的には経年劣化に対する改装計画を頭に入れて頂くようお願いしました。
    [建物後面/南側]
    05_KY10_シーリングの切れ_01 05_KY10_シーリングの切れ_02 05_KY10_シーリングの切れ_03

  • 【外壁のヒビ割れ・動き】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    外壁のジョイント部分に施されている塗装にヒビ割れが発生していました。
    [建物右面/西側]
    04_HN10_外壁のヒビ割れ_01 04_HN10_外壁のヒビ割れ_02

    ヒビ割れの周囲がにじんでいる跡がありましたが、透明なシーリング剤を上塗りしたものと思われます。
    04_HN10_外壁のヒビ割れ_03 04_HN10_外壁のヒビ割れ_04

    ジョイント部分でのヒビ割れは起こり得る現象のひとつ。外壁材の下地は大きな一枚ものではなく、何枚もつなぎ合わせた施工となっており、湿度変化等で木造住宅である木製の下地が伸縮、同時に外壁材も動くことによって表面の塗り壁調の塗料にも変化が起こってきます。
    [建物後面/南側]
    04_HN10_外壁のヒビ割れ_05 04_HN10_外壁のヒビ割れ_06

  • 【M邸の紹介】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)
    所要時間 9:50~11:48 曇り
    スタッフ 前根、渡辺

    【M邸の紹介】
    南欧風な外観が周囲の目を引く塗り壁仕様のお家。
    アーチ状のブリックタイルがオシャレ感をさらに演出しています。建築後10年が経過しているので外装の経年変化・劣化はありますが、それ以上の魅力・存在感がココにあります。手作り感のあるお家ならではの味わいなのかもしれませんね。
    01_TM10_紹介_01 01_TM10_紹介_02 01_TM10_紹介_03

    今回は10年目点検。ひと通りの点検が終わった後に記入する点検表には以前の5年目点検や2年目点検、1年目点検での現象等が時系列に書かれています。全ての点検結果が書かれている(あんなこと、こんなこと等々)とお客様にとっては非常に懐かしく感じられるのかもしれません。
    01_TM10_紹介_04 01_TM10_紹介_05 01_TM10_紹介_06

    お客様との談話。昔話に花が咲きます。
    経年劣化等による現象が幾つかありましたが、今後のメンテナンス方法も併せて説明させて頂きました。
    01_TM10_紹介_07 01_TM10_紹介_08

  • 【藻・カビの発生】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    北側の外壁には藻やカビが発生。防水塗膜が次第に劣化することで含水率が増加、日当たりの悪さ等が考えられます。外構の環境(土や草むら)によっては土が乾く・水蒸気が蒸発することで湿気が日常的に滞留しているのも原因のひとつと思われます。
    [建物後面/北側]
    05_TM10_雨水受け_01 05_TM10_雨水受け_02

    外構は草が茂っている状態。立地条件等によって起こり得る現象のひとつと考えられています。
    05_TM10_雨水受け_03 05_TM10_雨水受け_04

  • 【外壁のヒビ割れ・動き】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    外壁材のジョイント部分の上に施されている塗り壁に数箇所のヒビ割れが発生していました。
    [建物正面/南側]
    06_TM10_外壁ヒビ割れ_01 06_TM10_外壁ヒビ割れ_02

    建物の左右の面は隣家が接近して直射日光(紫外線)が当たりにくい環境。そのせいかヒビ割れ現象はほとんど見受けられませんでした。
    [建物右面/東側]     [建物左面/西側]
    06_TM10_外壁ヒビ割れ_03 06_TM10_外壁ヒビ割れ_04

  • 【塗り壁の剥がれ】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市M邸)

    勝手口ドアの両サイドから水切り・塗装の縁までの短い長さで剥がれがありました。
    [建物左面/西側]
    07_TM10_塗り壁剥がれ_01 07_TM10_塗り壁剥がれ_02

    開閉時の振動や外壁を伝った雨水が集まりやすいせいか、塗り壁が少し剥がれて外壁の基材である下地が少し露出している状態。すぐに雨水が進入することはありませんが、基材が少しずつ劣化していくので、将来的な外装の補修工事を考慮して頂くようお願いしました。
    [勝手口下部/左側]    [勝手口下部/右側]
    07_TM10_塗り壁剥がれ_03 07_TM10_塗り壁剥がれ_04

  • 【シーリングの隙間等】2014年6月17日(月)お家の点検10年目(立山町H邸)

    シーリングが経年劣化等によって硬化して片方が数箇所めくれている状態。
    [建物後面/南側]
    04_TH10_シーリング_01 04_TH10_シーリング_02

    現段階では雨が屋内に進入する直接的な原因にはならないのですが、その後の紫外線等の影響で劣化が進んでくると下地の防水シートにも影響がでてくるかもしれません。お客様に将来的な起こり得る事例を紹介。
    04_TH10_シーリング_03 04_TH10_シーリング_04

  • 【塗り壁のジョイント部分のヒビ割れ】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    Q 過去の点検の際に「塗料の弾性が効いているからヒビ割れは発生しにくい」と聞いていたが・・・。

    A サイディングの表面に塗り壁調に塗装している施工(外壁は塗料に砂を混ぜて吹き付け、表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗り)となっています。ヒビ割れ箇所は下地ボードのジョイント部分であり、下地材が湿度変化等によって伸縮することで表面に施工しているサイディングも追随して起こり得る現象(室内では壁クロスの変化に似ています)と思われます。ヒビ割れが発生しても内部には防水シートが施されているので、雨漏りの直接的な原因とまではいきません。

    [建物後面/南側]

    04_KY10_塗り壁_01 04_KY10_塗り壁_02

     [建物右面/西側]

    04_KY10_塗り壁_03 04_KY10_塗り壁_04

     Q 外装の塗り替えはいくらぐらいかかるのか?

    A 外装の塗り替え・上塗り等々、改装・改修の方法には何通りかあります。代表的な方法では表面の汚れを落として長持ちするように改めて塗装を施すことになると思われます。

    04_KY10_塗り壁_05 04_KY10_塗り壁_06 04_KY10_塗り壁_07

     新築から10年経ったのと今から10年経つのを比べると経年劣化(防水塗膜)が更に進んでくるので、将来的に早い段階で修繕を考えたほうが良いと思われます。既存の外壁に追加で上から塗装する「トップコート」を提案。既存面に接着剤となる処理をし、中塗りで厚めの塗装、上塗りで仕上げ塗装となります。なお、高所工事になると足場費用も入るので、防水塗膜やシーリング剤の打ち直し等は同時期に行なったほうが経済的になります。