Q トイレットペーパーのロール巻き器の切り口にギザギザ状の部品がある。2階には無いが1階にはある。同じ1階でも片方には付いていない。どうしてなのか?
A 現状を確認。この部品は工場(メーカー)生産であり、建築現場では組み立てていないので、標準仕様なのか?をメーカーに聞いて対応することをお約束。
部屋の中央部にようやく点検口を発見。これもご愛嬌かもしれません(笑)点検現場は和気あいあい。
畳は模様が微妙に違っており、向きもあるので上げた時の場所は忘れないように注意していました。
大矢が床下に入った後、奥様も床下の様子を興味津々で覗かれましたが・・・。すると・・・「えっ!?なにコレ!!」と、鋼製束と土間との間にある接着剤を見て「気持ち悪い・・・変なウニョウニョ物体みたい」と大変驚いておられました。
畳の間から白いヒモ状のものが顔を出していたので引っ込めました。奥様は以前から気になっておられたご様子。隠すことでニッコリされました。
大矢の手にはヘラのような畳専用の道具を持っていました。以前はマイナスドライバーでそっと持ち上げていましたが、畳表が傷つく可能性もありますので、必要な道具は揃えるべきですね(汗)
A 現状を確認。コーナー部分のコークボンドが経年変化等でプチプチ状になっていました。新築時のクロス施工は湿度変化によって下地材が伸縮すると、石膏ボードの表面に貼ってあるビニール製のクロスも変化します。クロスの動きに備えてコーナー部分はあらかじめ「切る施工」になっています。
「曲げる(折り返す)施工」の場合、クロスが変化することで「よじれ」等が発生することもあり、跡がついてしまうこともあります。
[階段口]
そこで、現場の施工ではあらかじめコーナーに隙間を開けて「クロスの伸縮に対応」させて、その隙間部分にコークボンドを充填しておくことで見栄えが良くなるように保っています。
ただし、コークボンドにも耐用年数がありますので、数年後にはまた同じ現象(隙間が開く)になることもありますので、DIYでお手入れして頂くようお願いしました。
「やっぱり建築に携わった方に検査してもらったほうが安心するし、何でも言える。大矢さん、これからもずっとお願いします」・・・と奥様。
大矢は照れながら「自分が担当した物件は隅から隅まで全て分かっているつもり」とお答え。ここで、渡辺が大矢にツッコミを入れると奥様は涙ぐんで大笑い♪
大矢とペアで数多くの点検現場を巡回していますが、このような監督冥利に尽きる「ステキな感想」は今まで聞いたことはありませんでした。「ありがとうございます」は日常的に使われますが・・・。
(現場の雰囲気・シチュエーションも関係してくるのかもしれませんね)
お客様って点検スタッフの言動をシッカリと見ておられるんだなぁ・・・と改めて実感しました。