新築にお引越しされて1年目のご挨拶。砂田の手からお客様の手へ・・・笑顔をお届けです♪
今回は少し品物が大きくなってしまったせいか、玄関ドアを開けた瞬間のお客様のリアクションを見ると突然のプレゼントにとても驚かれたご様子。
Q 雨水枡の蓋が取れる(事前葉書)
現状を確認。雨水枡の蓋が持ち上がるのは強風によって雨水枡内の気圧があがることによって蓋がポンと飛び上がるという起こり得る現象です。この雨水枡は外構工事等の理由でかさ上げされているので横風の影響を受けているのでしょうか・・。
[建物前面/南側]
一方、北側にある雨水枡は蓋が飛ぶ現象はないようです。配管内に強い北風が入ってくることで雨水枡の気圧が大きくなって蓋が持ち上がるのは分かるのですが・・
[建物後面/北側]
排水管や雨樋から雨水枡に風が逆流して風圧によって蓋が飛ぶ現象は他の点検現場での事例もあります。再発防止のためにボンド固定も考えられますが、雨樋とつながっている排水管に落葉等が詰まった場合は点検枡を開ける必要もあります。そこで、レンガやブロック等の重しを蓋の上に置いて頂くようお願いしました。
2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)
所要時間 14:54~15:42 曇り
スタッフ 前根、渡辺
【M邸の紹介/メンテナンスが定期的に行なわれている会社は安心ですか?】
お客様が弊社・中田工務店を選んだ理由は「知り合いの方がいた」とのこと。新築して10年間お住まいになってからの感想は「メンテナンス等も定期的に行なわれているので安心する」とありました。
私たち点検スタッフにとっては非常に嬉しくなる感想です。
「定期的なメンテナンス」というのは弊社の定期的な訪問点検です。訪問検査サービスを開始して約10年が経過。おかげさまで地元のお客様方の安心感へとつながってきました。
お客様宅の外回り・外装等は自然環境によって部材等が年月の経過とともに経年劣化(主に太陽の紫外線等)していくのですが、その経過を見ながら補修・手直しの有無を判断し助言しています。
一方、お家の中は直接的に自然環境の影響は受けにくいのですが、季節や天候等の変化、お客様ご家族の生活スタイル等によって、室内環境も変わってきますし、使い勝手等で部材・部位が磨耗等の進行の速い遅いもあります。
私たち点検スタッフはその時々の状態を見て・診て適切な助言ができるよう、多くの点検現場で得た経験的知識を数多くのお客様へご紹介しています。また、お客様が知っていること・実践していること・体験談等をお聞きすることで他のお客様にもお勧め・共有できることもあります。
私たち点検スタッフはこれまでに多くのお客様からたくさん教わってきました。工務店や住宅メーカーは建てるプロと言われますが、訪問検査で接するお客様には様々な分野・異業種で活躍しているプロの方も数多くいらっしゃることで学ぶことも多々あります。今後とも訪問検査がお客様皆様方の窓口になり続けられるよう取り組んで行きたいと思っています。
Q 水を止めてもカランから水が少し漏れてくる。
現状を確認。たまに水滴がポチョンと落ちる程度なので今すぐに取り替えるほどではない状態。部材の交換費用もかかりますので、水漏れがひどくなってきたら改めて連絡して頂くようお願いしました。カラン内部のゴムパッキンの劣化が原因と思われます。
[浴室]
Q カランの向きをお湯にすると水滴が漏れてくる。
現状を確認。これもカラン内部のゴムパッキンの劣化と思われます。今以上にひどくなってきたら連絡して頂くようお願いしました。
[洗面脱衣室]
カランからの水漏れ以上に費用がかかるのは水量調整バルブ等がある給水管周囲からの水漏れです。洗面化粧台の場合は下の扉の中、キッチンの場合はシンクの引き出しの奥となります。配管内のパッキン材の消耗等が原因で隙間から水が漏れることがあり、そのまま放置しておくと床に浸透してしまう事例もあります。
[洗面脱衣室] [キッチン]
予防は難しいので、「起こり得る現象を知っている」という早期発見が大切となります。