Q 以前にリビングの角っこのほうでクロスの隙間があった。今見ると隙間は開いていないが・・・。
A 現状を確認。季節や天候、室内の湿度変化等によって下地が伸縮してクロスが追随・動く性質があります。施工ではこの伸縮現象を考慮してコーナー部分はヨレないように「切る」施工になっています。起こり得る現象に対応して施工事例も変化させていることを点検現場の事例を用いて紹介しました。
[リビング/隙間]
お家の定期点検が一般化して10年以上が経過している住宅業界。定期点検が常識化していると思っていましたが、お客様のお話をお聞きすると、現実はそうでもないようで非常に驚きました。それも一社だけでなく、複数の住宅メーカーにある事実だそうです。
「訪問点検」という検査体制。これまでの検査ノウハウがある弊社ではデータを活用してアフターに関するお客様の不安感を解消して安心・安全という信頼感を得られるよう努めています。
最近では住宅の点検に関するネット閲覧数が次第に増加しているのを実感しています。リアルで住宅メーカーに直接聞くよりもネットで自分の検索条件の結果で並んだ(ヒットした)住宅メーカーの意見を聴くというスタイルに変化してきていると思われます。
弊社・中田工務店の定期点検の範囲は富山県中心ですが、実例というノンフィクションとなる発信・配信情報が全国共通で有益なノウハウ・事例になるように今後とも変わらぬ勢いで取り組んでいきます。
2013年9月25日(木)お家の点検2年目(富山市K邸)
所要時間 12:00~12:54 晴れ
スタッフ 砂田、渡辺
【K邸の紹介/収納力アップ】
収納庫(食品庫)の下は床下点検口、床下収納庫のようなイメージですが、少し違います。収納庫に物を並べるのにも限界がありますので、収納空間をもっと効率よく使えるようにする方法とは?
今回のお客様宅では突っ張り棒ではなく、複数の棚を必要に応じて配置できる安定性のある可動棚となっています。このような便利仕様・装備は新築後にDIYでも出来ますが、最初から造り付けにしておくと手間が省けて何かと有効だと思います。
[食品庫]
今度は突っ張り棒を使った工夫です。様々な用途に使われています。
[転倒防止/2階居室] [お子様の危険防止ゲージ/廊下]
浴槽にかぶせる「巻くタイプの風呂フタ」の置き場所をどうにかしたい。床上だとお掃除とかには邪魔になる(斜めにすると倒れる)。「だったら上に持っていって、空いた空間を有効利用」という発想には驚きです。元々、浴室暖房が天井に取り付けられており、物干し棒も標準仕様だったせいか、これがヒントになったのかもしれませんね。
2013年9月21日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町I邸)
所要時間 12:53~13:24 晴れ
スタッフ 石丸、成瀬、中谷、渡辺
【I邸の紹介】
お客様宅の階段です。機能的には一般的な階段なのですが、魅せ方が全く異なっています。斬新な発想というのでしょうか・・・デザイン壁、まさにアートという勢いがあります。
収納の工夫。「洗濯機の上・浴室の横にある」棚の活用方法。予備のタオルの収納・保管スペースに洗濯機の上(コーナーを複数の可動棚で区分)という場所が非常に重宝されているようですね。
TVの棚。予算を多くかけないお客様が一般的なのですが、「作り付けで造って良かった」と、当時を振り返っておられ1年経過した今でもセンスの良さを改めて感じられました。