[雨水枡]
蓋を開けて枡内を確認。蓋を受ける枡の枠に泥が溜まっていたのでドライバーの先端でお掃除です。
[東側]
[汚水枡]
点検を実施。油脂等の溜まりはほとんどありませんでした。蓋を開けると配管の周囲に泥が溜まっていたので、こちらもドライバーの先端でお掃除をしています。
[南西側]
Q お客様より・・・他社(中田工務店ではない)で施工をお願いした玄関アプローチのコンクリート工事であるが、雨上がりで天気になっても、溜まった雨水がなかなか乾かず、しまいにはコケが生えてきて訪問する人が滑っている。何とかならないか?
A リビングのサッシを通してコンクリートの状態を遠目で見ながら現状を聞き込み。溜まった水の排出方法をお客様と検討しました。最終的に地中に流すのですが、表面に溝を開けるか?穴を開けるか?
お客様と協議の結果、見た目重視で30cm四方の穴をコンクリートの下(泥)まで貫通させて、その穴に色付きの砂利等を入れてデザイン的に工夫する案が有力になりました。
また、全体的なデザイン性を考えると玄関前の一箇所だけではなく、2~3箇所設けたほうがバランス的に良いと思われます。コスト計算では「人件費+機械のレンタル等」であり、施工単価×施工箇所ではないことを説明。後日、見積書を提示することをお約束。
リビングで床鳴りを発見。その床鳴り箇所に体重をかけて音を聞いてみると、床下にある鋼製束の伸縮音(湿度変化で木部が伸縮するによって木部と鋼製束の間に隙間が発生)であると判明。床鳴りのある鋼製束をモンキーレンチで増し締めすることになりました。
床下に入って該当箇所の鋼製束を増し締め。その周辺の鋼製束も調整しました。途中でライトの充電が切れてしまったのですが、基礎パッキンからのわずかな光を頼りにリビング下まで移動して作業終了。
今回の5年目点検でシロアリ保証が切れることをご案内。保証が切れたからといってすぐに被害が出てくることはありませんが、お家の周辺環境にもよりますので、「安心を買う」意味が強いことを紹介。、概算金額を口頭で提示しました。
Q 6月だったか、黒く小さな虫が大量に進入していた(大汗)当時は虫の名前をネットで調べていたが、度忘れしてしまった(笑)ムカデに似ていたような・・・。
A 詳細を聞き込み。お客様は虫に対してそれほど嫌悪感は無く、見つけるとティッシュでつまんで捨てるタイプだそうです。床下への進入は基礎パッキンを通って入ってきますが、室内へは給排水管をつたって入ってくる事例もあります。
周辺環境は田んぼと用水。虫の発生原因がある限り、完全には防ぐことができないと思われます。
したがって、ホームセンター等で殺虫剤を買ってお家の周辺にまいたりしている事例を紹介。
お客様曰く「虫の進入経路を探ってみると、勝手口や玄関で発見することが多かった」とのこと。完全に扉が閉まっていても扉と枠材の間には開閉の都合上、わずかな隙間が存在しています。
開口部からの進入。網戸を閉めていても小さな隙間から入ってくる事例もあります。
お家は「密閉空間」という窒息してしまいそうな仕様ではなく、自然な空気の流れが出来るように換気計画はもちろん、給気口や排気口、サッシ等々にわずかな隙間が多数存在していると改めて説明。
1階や2階の壁、天井面の状態を確認。1階の珪藻土仕様の壁面は特に変化は無かったのですが、2階のクロスに浮き等の現象がありました。
[リビング] [2階居室] [2階ホール天井]
一般的に木部の大きな伸縮等は2年目で納まる(落ち着く)と他の現場では説明していますが、今回の現象は5年目点検。状態を見ると改めて補修する必要があると判断。アフターサービスの一環ですが、目立たないように注射器等の道具を使って後日補修することをお約束。
このような状態になるんだったら、2階部分も全て塗り壁にすれば良かったのかも・・・と、お客様。
壁と天井が自然なホワイト色でまとまっていて、5年が経過してさらに味が増している感じがします。
[玄関] [リビング]