コーキングの施工跡を指で強く押し当てて状態を検査。建築後5年が経過していますが、十分に弾力性を保っていました。
また、一般的に5年目点検の現場ではサッシ枠やベンドキャップからの汚れが外壁に付いているのですが、この現場は雨垂れ等の汚れもほとんど見られずキレイな状態でした。立地等が関係しているのかもしれませんね。
点検ブログ
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【外壁の掃除】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)
Q 知人が外壁の汚れを「高圧洗浄機で落としている」と言っていた。
A 高圧洗浄機には業務用と家庭用があります。噴射力にも違いがあり、先端のノズルで洗浄パターンを調整できますが、強すぎると外壁の仕様によっては塗膜をキズつけたりすることもありますので、外壁との距離感を感覚的に確認しながら行なったほうが良いと思われます。
また、外壁材塗膜の経年変化による劣化(含水率の増加)等もありますので、DIYで確実に汚れを落とせるわけでもありません。そこで、外壁の再塗装の見積書を提示する事をお約束。
今後は外壁材同士の間に施されているコーキングの劣化対策も考える必要があります。ともに足場工事が必要になりますので、同時期に行なったほうが経済的だと思われます。 -
【雨垂れ防止】11月6日(土) 定期点検2年目(立山町I邸)
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【雨垂れ確認】9月16日(木) 定期点検1年目(射水市S邸)
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【雨垂れ】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)
Q 雨垂れを落とすのに高圧洗浄をかけてみたが、汚れが取れなかった。
A 現状を確認。雨垂れでは空気中に含まれている汚れ成分(排気ガス等)が雨水に混じって落ちて、ベンドキャップの凸部分などが障害物となり、雨垂れになって汚れ(跡)が残るようです。
また、外壁の形状(凹凸や模様等)によっても違うと思われます。そこで、汚れ落としに登場するのが高圧洗浄機。業務用と家庭用とに分かれています。業務用の場合は、ディーゼル(軽油)やガソリンエンジン仕様なので、かなり高圧になるようです。
噴射力が強すぎると汚れと一緒に塗膜が剥がれてしまう事もありますので、ネットで検索すると家庭用の電気仕様を購入してDIYで車の洗車や塀のコケ落としをされている方もいらっしゃるようですね。
外壁に当たる噴射力は感覚的ではありますが、水圧や距離をご自身で調整してみると良いそうです。
また、洗剤を一緒に噴射できるオプションもあるようで、洗剤を入れる場合は、外壁の塗膜や基材を傷める可能性もありますので、中性洗剤を使って頂くようお願いしました。
参考 (高圧洗浄機の選び方、使い方/http://高圧洗浄機.com/entry1.htmlより引用) -
【ガス給湯器の跡】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)
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【雨垂れ】4月14日(水) 定期点検5年目(富山市M邸)
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【窓枠の汚れ】3月17日(水) 定期点検5年目(富山市F邸)
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【雨垂れ】4月16日(木) 定期点検2年目(富山市婦中町T邸)
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【雨垂れ】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)
破風板の雨垂れ。様々な点検現場で見受けられる現象です。空気中に含まれる汚れ成分(※1)と雨水が混ざって外壁を伝って下に落ちます。外壁の色と比べると破風板の色が白いので、逆に目立っていると思われます。
※1 排気ガスや煤煙等に含まれる油性成分、コーキング材(外壁同士の間に施工)から溶け出す可塑剤(施工後に硬化しても柔軟性を保つ役割)に含まれるシリコン油等々が雨水に混じって外壁に付着。油分で表面が撥水性となり、その表面に空気中の汚れ(ホコリ等)が混ざって、雨垂れが目立ちやすくなるようですね。
(参考/㈱バイオメンテックhttp://www.bio-mentech.com/html/chemicera.htmlより抜粋)