点検ブログ

  • 【ベンドキャップ】2011年7月16日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町N邸)

    外壁の平らな部分では雨水が当たってそのまま下に流れていくので、汚れはほとんどありません。
    でも、突起物(ベンドキャップやサッシ等)がある場合、下のほうは雨水に洗われるのですが、突起物に付いた雨水はゆっくりと流れてくるので、そのまま乾燥して汚れ成分が残り、雨垂れが目立ってくると思われます。
    昔はベンドキャップの雨垂れが目立つ場合が多かったと思いますが、最近の仕様(お客様宅も)では雨垂れが付きにくい形状となっています。
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    軒の真下にあるベンドキャップに白い汚れを発見。よく見ると、鳥のフンのようでした。
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  • 【光触媒の外壁】2011年6月21日(火)お家の点検5年目(富山市婦中町K邸)

    お客様宅の外壁材は光触媒仕様(※1)。雨垂れはほとんど目立ちませんでした。価格は一般的な外壁材よりも割高ですが、後々のメンテナンスを考えると塗膜が長持ちするので、良い選択肢だと思います。
    [北側]
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    [西側]
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    ここで、ネットで「光触媒」について調べてみました。
    ※1 光触媒の効果は3つあり、「分解力」と「親水性」、「帯電防止効果」があるようですね。
    分解力とは・・・光触媒である酸化チタンに光(紫外線)が当たることで、酸化チタンの表面に分解力(酸化還元)を持つ活性酸素が発生して、汚れ(排気ガス等の有機物)を分解。
    親水性とは・・・撥水性(水が球状になる)の反対で、雨水が外壁と汚れの間に入って、汚れを浮き上がらせて流し落とす。
    帯電防止効果とは・・・建物(外壁)に帯電する静電気を抑えて、ホコリ等を寄せ付けない。
    以上の働きで雨が汚れを落とす「セルフクリーニング」となって、外壁が汚れにくくなるそうです。
    (参考/http://www.advance1997.com/hikari01.htmlより引用)

  • 【外壁の一部剥がれ】5月18日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    外壁の一部で釘頭が浮き出ていたり、数箇所で塗装の剥がれやヒビ割れがありました。
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    このまま何もしないで放置すると、将来的に外壁基材の劣化や雨水の浸入の原因にもなりますので、DIYによるタッチアップ塗装をお勧めしました。同色の塗料は弊社からご用意する事をお約束。
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  • 【外壁/コーキングや汚れ】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市K邸)

    コーキングの施工跡を指で強く押し当てて状態を検査。建築後5年が経過していますが、十分に弾力性を保っていました。
    また、一般的に5年目点検の現場ではサッシ枠やベンドキャップからの汚れが外壁に付いているのですが、この現場は雨垂れ等の汚れもほとんど見られずキレイな状態でした。立地等が関係しているのかもしれませんね。
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  • 【外壁の掃除】4月16日(土) 定期点検5年目(富山市婦中町M邸)

    Q 知人が外壁の汚れを「高圧洗浄機で落としている」と言っていた。
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    A 高圧洗浄機には業務用と家庭用があります。噴射力にも違いがあり、先端のノズルで洗浄パターンを調整できますが、強すぎると外壁の仕様によっては塗膜をキズつけたりすることもありますので、外壁との距離感を感覚的に確認しながら行なったほうが良いと思われます。
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    また、外壁材塗膜の経年変化による劣化(含水率の増加)等もありますので、DIYで確実に汚れを落とせるわけでもありません。そこで、外壁の再塗装の見積書を提示する事をお約束。
    今後は外壁材同士の間に施されているコーキングの劣化対策も考える必要があります。ともに足場工事が必要になりますので、同時期に行なったほうが経済的だと思われます。

  • 【雨垂れ防止】11月6日(土) 定期点検2年目(立山町I邸)

    永原がサッシの下に取り付けてある「雨垂れ防止」機能がある部材を説明しています。年数の経ったお家のサッシを見ていると、サッシの両サイドから雨垂れが目立っている事例がありますよね。雨水に含まれる「汚れ成分(排気ガス等)」がそのまま乾燥して残ったものと思われます。
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    この部材が雨水をそのまま外壁につたって下へ落とさずに滑り台のように跳ねさせるので、外壁が汚れるのをある程度防いでくれます。

  • 【雨垂れ確認】9月16日(木) 定期点検1年目(射水市S邸)

    雨垂れ跡は方角や立地、軒の出、外壁の仕様(色や素材、模様等)、ベンドキャップの形状等によって、目立ち方も違ってきます。
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    このベンドキャップを標準仕様にすると、汚れもかなり減ってきたとスタッフ間で言われています。
    でも、周辺環境にもよるので、いろんな要因があって断定しづらいのも事実ですが・・・(汗)

  • 【雨垂れ】7月14日(水) 定期点検2年目(黒部市K邸)

    Q 雨垂れを落とすのに高圧洗浄をかけてみたが、汚れが取れなかった。
    A 現状を確認。雨垂れでは空気中に含まれている汚れ成分(排気ガス等)が雨水に混じって落ちて、ベンドキャップの凸部分などが障害物となり、雨垂れになって汚れ(跡)が残るようです。
    また、外壁の形状(凹凸や模様等)によっても違うと思われます。
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    そこで、汚れ落としに登場するのが高圧洗浄機。業務用と家庭用とに分かれています。業務用の場合は、ディーゼル(軽油)やガソリンエンジン仕様なので、かなり高圧になるようです。

    噴射力が強すぎると汚れと一緒に塗膜が剥がれてしまう事もありますので、ネットで検索すると家庭用の電気仕様を購入してDIYで車の洗車や塀のコケ落としをされている方もいらっしゃるようですね。
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    外壁に当たる噴射力は感覚的ではありますが、水圧や距離をご自身で調整してみると良いそうです。
    また、洗剤を一緒に噴射できるオプションもあるようで、洗剤を入れる場合は、外壁の塗膜や基材を傷める可能性もありますので、中性洗剤を使って頂くようお願いしました。
    参考 (高圧洗浄機の選び方、使い方/http://高圧洗浄機.com/entry1.htmlより引用)

  • 【ガス給湯器の跡】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    お客様はお引渡し以降にオール電化にされました。弊社からご提案できれば良かったのですが、残念です(泣)
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    これはガス給湯器を取り外した跡。よく見ると完全にふさがっていない箇所が発見されました。このままの状態だと雨漏れの原因にもなりますので、今後を考えて弊社にてコーキング処置をさせて頂く事にしました。
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  • 【雨垂れ】4月14日(水) 定期点検5年目(富山市M邸)

    サッシ枠等からの雨垂れは少し目立っていましたが、下半分(1階部分)は外壁の柄と融合?同化?している感触です。
    [西側]               [南側]
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    外装材の選択や屋根形状によって、汚れにくく、汚れたとしても目立たない色使いとも思われます。
    これも設計者としての「提案のひとつ」でしょうか・・・。