Q 雨樋から雨水が溢れてくる。
A 図面と照らし合わせながら施工状態・その後の様子を再確認。
[建物正面/東側]
両サイドにある縦樋への排水バランスを考えると、横樋の傾きを内側(右側)よりも外側(左側)にしたほうが良かったと思われます。オーバーフローする縦樋の状態(傾き)を確認すると、上からの排水出口と下の横樋で受ける間隔がとても狭い状態であり、これが主な原因となっているようです。後日、瓦屋さんと同行して改善することをお約束。
Q 食器を洗っている時の話。電話をかけてきた相手の声が聞き取りにくい。以前の住まいではこんな現象は無かった。現在の住まいの間取りが悪いのか?設備機器が悪いのか?人大(じんだい/人工大理石)カウンターがダメなのか?
[キッチン→リビング]
現状を確認。以前の住まい(現在は取り壊されています)のキッチンは換気フード(ガス調理器具の上)の横(シンクの真上)に吊り戸棚がある仕様でした。当時はシンクで洗っている音がキッチン内で共鳴していたが、現在はオープンになっているので、音がそのままカウンターを越えてリビングに入っているものと思われます。設備機器が悪いのではないことを説明してお客様のご理解を頂きました。
改善策としては簡易的ですが、ロールカーテンを天井に取り付けて音を遮断することをご提案。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれる場所]
[リビング仕切り扉]
リビングとDKを仕切っている3枚引き戸。オシャレだし、冷暖房をかける空間を仕切ることで光熱費が節約できる。
[床のキズ]
Q 1年ほどしか経ってないが、床がキズだらけになってきた(汗)これが数年経過すると、さほど気にならないと思うが・・・(笑)
現状を確認。床暖房用のフロア材となっています。特に傷つきやすい材質では無いのですが、展示場と違って、住まわれるとやっぱりキズは付いてしまいますね(汗)
[和室の踏みこみ]
「踏みこみがステキだね」と友人から言われる。
[畳表の色あせ]
障子戸を少し開けると分かるが、畳表の色があせてきた。
元々は緑色だったのですが、太陽の紫外線が障子戸を透って入ってくるものと思われます。色あせ対策ではネットで検索してみると、UVカット(遮光率のアップ)を考慮したほうが良いそうですね。
(色が変わるから本物の畳とも言えますが・・・汗)
結露跡は見受けられませんでした。主たる暖房設備は床暖房となっています。
[リビング]
床暖房でホットカーペットの使用(熱がこもる)は大丈夫?の質問がありましたが、特に問題ないと思われます。
[床暖房/ホットカーペット]
※1 床暖房[Y]と電気(ホット)カーペット[H]の違い
① 熱を伝えるには「温度差」が必要。熱伝導は「温度差の大きさ」に比例します。水に例えるならば、高低差があるほどよく流れると同じ。したがって、ヒーター自体の温度は高いほうが良い。
② 面積も重要。同じ高低差であっても、熱伝導の面積が広いほうが熱量は多くなる。
費用 ・・・ 手軽さや初期費用、ランニングコストの低さではH。ただし、部屋中の暖まり具合を考えると他の暖房機器の併用となります。
耐用年数 ・・・ Hは電線に通電させて発熱させる仕組みで耐用年数は平均10年。Yの温水パイプ(床下にお湯を循環させる)は30年以上の耐用年数。
快適さ ・・・ Yだけで部屋が十分暖まる為、他の暖房機器との併用がなく、空気がキレイで加湿器が不要等々。遠赤外線を利用した輻射熱である為、長時間使用に向いているが、室温が上がってくるのに約1時間(スロースタート)を要する。すぐに暖めたい時はタイマー設定か他の暖房を併用します。
暖まり方 ・・・ Hはそれ自体がヒーターであり、「ヒーター温度=床温度」となり、30℃が限界。
(30℃を超えると低温やけどを起こすこともある)
Yは床面とヒーターの間に「床材」があり、床面は30℃でもヒーター温度はより高くできることが決定的な違い。Yのほうが「伝えることができる熱量を増やせる→ヒーター温度を上げることができる」
参考/http://okwave.jp/qa/q2506295.html/床暖房とホットカーペットの構造上の違いについて
/http://www.yukadanbou-kaiteki.com/electric_carpet//床暖房で快適.com