天井取り付け型の換気システムです。1階、2階ともにONの状態。
Q お掃除したことはありますか?
A まだ一度もない・・・ランプが点滅した事があったので、いったんOFFにして再度ONにしたら元に戻った(笑)
お客様はリセットされたご様子。ランプの点滅は「お掃除サイン」なので、次回からはお掃除時期のお知らせとして確認されるようにお願いしました。
2月14日(土) 定期点検1年目(富山市N邸)
所要時間 12:45~14:00 晴れ
スタッフ 砂田、川上
協力業者 同行なし
【N邸の特徴】
シンプルさをベースにアレンジされたN邸。多機能な蓄暖があり、寒がりのご夫婦は大満足☆
1階リビングには無垢材が使われており、肌触りがイイと、奥様からお褒めの言葉を頂きました。
基礎の表面に施してある化粧モルタルにヒビ割れを発見。季節の気温変化で一般的に起こり得る現象です。構造への影響は全くありませんので、お客様へは様子を見て頂くことになりました。
また、基礎本体はワイヤーメッシュというコンクリートの割れを防止する鉄筋の格子が入っている施工です。コンクリートは気温により、膨張や伸縮します。圧縮には強く、引っ張りには弱い性質がありますが、鉄筋が入る事で双方の弱点を補っている形となっています。
(参考/2008年4月18日富山市H邸1年目点検、ひび割れ)
(参考/2008年8月25日富山市I邸2年目点検、モルタルのヒビ)
土間コンクリートにヒビ割れを確認。これも化粧モルタルと同様の現象です。
コンクリートは水とセメントを混ぜ合わせたもの。打設後、次第に水分が抜けていくことで、強度が増すようです。ただ、均一に水分が抜けるわけではなく、弱い部分(角)は割れやすくなってしまいます。
「コンクリートは割れるもの」という業界ならでは、の常識、宿命というものがあるそうで、割れても目立たないようにする工夫として、誘発目地をいれる施工もあります。
サイディングの模様や色(仕様)によってか、ベンドキャップからの雨垂れは目立っていませんでした。
サイディングのジョイント部分のコーキングが凹んでいました。これは外壁の下地材が季節等の湿度変化により伸縮することで起こる現象です。このコーキングはジョイント部分から雨水が浸入するのを防いでくれる役割があります。
コーキングには弾力性がありますが、日差しが強く当たる南側や西側では紫外線の影響で劣化(硬化等)という経年変化が他の面よりも速くなる傾向にあります。
外壁の内側には防水シートが施されていますので、コーキングが劣化したからといって、すぐに雨水が入る心配はありません。
今回は1年目点検。まだまだ先のお話です。目安として、弊社の5年目や10年目点検の機会にご相談頂ければ、「現状を見て、今後を想定して」の判断になると思います。
(参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、外壁のヒビ割れ)
Q 脱衣室の床にシミができている。洗剤や染髪料等をこぼした覚えは無く、どうしてなのか?
A 現状を確認。洗面化粧台の前の辺りに茶色のシミが数箇所ありました。床材はビニール製のクッションフロア。防湿・防水仕様となっています。
考えられる事例では、施工時の釘を打った後にアクが浮き出てくる事もまれにありますが、触った感触では周辺に釘を打った形跡もありません。現象ではシミが乱れた状態で発生しているので、釘の乱れ打ちでは無いと判断されます。
あとは、整髪剤等の化粧品類との化学反応等やゴム(滑り止めマット等)との反応(ゴム汚染)によるシミが原因かと思われます。
奥様は大変気になっているご様子。洗剤をつけたり、濡れ雑巾で擦ってみたりしていたそうですが、シミが全く取れなかったようです。
(参考/2008年6月20日富山市T邸2年目点検、クッションフロアの変色)
(参考/2008年8月30日富山市I邸2年目点検、カーペットの下のゴム跡)
全面張り替えになると大がかりな工事になるので、部分的な張替えをご提案。ただし、ツギハギのような状態にもなるので、何か別の工事をする機会に・・・となりました。