開き戸を閉めた状態で扉が前後にガタツク(ノブを握った状態で)場合は、ラッチがラッチ受け(ストライクボックス)にシッカリと入っていない現象です。ドライバーでラッチ受けの金物位置を補正できることを紹介。
[LDK]
弊社・中田工務店として定期点検が始まって約10年が経ちました。10年目点検の実施した数も今回で28件目。10年目点検の現場数をこなしてくると、経年劣化等にともなう現象を目の当たりにしていますので、5年目や2年目、1年目、お引渡し時での将来起こり得る現象の説明にも信憑性が増してきます。
お家の周辺環境、隣地の状態、家族構成、ご家族の生活スタイル等によっても起こり得る現象が異なってきます。例えば、新築後10年の間で隣地の空き地にお家が建つことで日の当たり具合や風の向き等が変化してきますし、間取り(階段の位置など)によっては冷暖房にも工夫があったり等々、こうして訪問検査によってお客様と面談することで助言できる事例も変わってきています。
なかなか点検現場では口に出して頂けないのですが・・・、お客様が「中田工務店で建てて良かった」と思われる瞬間ってどんな時なんだろうとアレコレ想像しています。
Q 換気扇の掃除方法を知りたい。
A 換気扇・・・キッチンにある調理時に発生する煙等を排気する大型の換気扇とは違って、お家の計画換気を担う排気口となっている換気扇です。まずは表面カバーを取り外して「簡単に取り外せる」ことを紹介。内部の黒い換気扇や枠を見ると、ホコリ等によって白っぽく汚れているのが分かります。室内環境等によって汚れ具合は異なりますが、これは住まわれて2年後の様子です。
[食品庫・洗面脱衣室/排気口]
常時換気となっている換気扇の電源をいったんOFFにしてタオルで拭き掃除を実施。
次は給気口です。洗面脱衣室などにある換気扇(排気口)から室内の空気を強制的に排気することで気圧が低下し、居室などにある給気口から自然に外気が入ってきます。
[LDK/給気口]
給気口のカバーには外気の汚れを取る白いフィルターが入っています。日頃のお手入れでは掃除機でホコリを吸い取って頂くようお願いしました。
2014年11月26日(水)お家の点検2年目(魚津市O邸)
所要時間 10:00~11:38 雨
スタッフ 横窪、渡辺
【O邸の紹介/お住まいになってからの感想は?】
とても良い。定期検査に来て頂けると安心する。ずっと繋がっているような気がして心強く感じる。
奥様は今日の点検の為にわざわざ「有給」を取られたそうで、理由を周囲の方に「検査があるから」と自慢げに語っておられたそうです。ご主人は会社を一時的に外出されて点検に立ち会われました。
よくよくお聞きすると、奥様の知人が建てたお家(他社にて施工)には点検に来ていないとのこと。
「私たちが選んだ住宅会社だけに定期点検がある」という非常に嬉しいお客様の声・感想(1年目)
全国区で考えると、建築棟数とアフタースタッフ数のバランスで訪問検査に行く・行かないがあるようです。建築側の都合を考えると、定期的な葉書で点検希望の有無を調査して、希望があったお客様に対して訪問点検を実施するほうが良いかもしれません。
起こり得る現象の説明。お客様が家のことについて「聞きたいこと」はその都度ごとに違っています。
お引渡し時、1年目点検、2年目点検、5年目点検、10年目点検など幾つかの場面がありますが、
その時点でお客様に興味・関心が無いと、お客様の心に響かないことも・・・。
確実に面談してお手入れ方法等を紹介することで「建物ツナガリ」以上のものが得られると感じます。
2014年11月8日(土)お家の点検2年目(高岡市O邸)
所要時間 13:50~15:40 晴れ
スタッフ 横窪、永原、渡辺
【O邸の紹介/中田工務店を選んだ理由】
Q 中田工務店を選んだワケは?
A 知り合いに教えてもらった。
お客様と弊社が出会ったキッカケ。こうやって定期点検先のお客様宅でアンケートを実施していると、
様々な出会いのパターンがあります。
弊社・中田工務店を選んだキッカケで一番多いのは「知人の紹介」となっています。実際に弊社・中田工務店で建てられた・体験されたお客様のご意見が一番力強いと感じています。
今回は2年目点検。今後もこうやって定期的に訪問検査することで建築当時を思い出して頂くのではなく、今後の過ごし方・暮らし方のご提案等でサポートできれば・・と考えています。
弊社・中田工務店の訪問検査(定期点検)は楽しい雰囲気です。「検査」と聞くと仰々しく感じることもありますが、お客様宅の現状検査と対処、将来的に起こり得る現象の説明となっています。
定期点検では恒例となっていますが、最後の「本日の点検結果のお客様への報告」です。木造住宅の場合は気候や天候、お家の立地条件(周辺環境)、室内の冷暖房器具等によって起こり得る現象がお客様宅によって異なってきます。善処していますが、限界も出てきます。どの時点でお客様のご理解を頂けるのかは難しさもあります。
今回のクロスの膨らみ現象。カッターで壁クロスに切れ込みを入れてコークボンドを充填する方法となりましたが、クロスの柄や色、厚み等によっては補修跡が逆に目立ってしまう場合もあります。
思えば・・約10年前、「他社はすでに定期点検を実施している?」と、家の点検が当たり前のように言われ始めた頃でした。弊社の場合は「どんなふうに点検するん?」「お客様から何を言われるんだろう・・」と、今思うと笑い話かもしれませんね。
2014年10月25日(土)お家の点検1年目(富山市W邸)
所要時間 9:03~10:54 晴れ
スタッフ 砂田、永原、渡辺
【W邸の紹介/大人目線ではなく、子供目線】
「子供目線」という言葉は私たちの生活の中でいろんな場面で聞くと思います。モノの考え方・捉え方、背の高さでの視線・視界の高さ・広さ等々があります。今回の点検現場で取り上げられたのは、何も知らないお子様がハイハイ歩いてケガをしてしまうかも・・・ということにスポットが当たりました。
それを考え・反映させるには・・・と、設計・施工でどう反映されるのか。もし、新築を計画・建築中のお客様がいらっしゃるのでしたら、知っておくのも良いかもしれません。設計図通りに仕上げる・納めるのが施工のお仕事。今回、ご指摘のあったのは「巾木の出隅のササクレ」を丸く納めることです。
お子様の危険防止アイテムは色々とあると思いますが、角の部分を丸めたり、カバーを取りつけたりすること、コンセントに感電防止の詰め物を入れること、移動範囲を制限するのにゲージを付けることがあります。
2014年10月20日(月)お家の点検5年目(高岡市A邸)
所要時間 15:26~16:27 小雨
スタッフ 石丸、渡辺
【A邸の紹介/お客様DIY/屋内編】
収納の工夫。日々の生活やお子様の成長、歳月の経過とともに次第に不足してくる収納スペース。限られた間取り・お部屋空間に収納が多ければ多いほど嬉しいのですが、居住空間を狭くしてしまうのは避けたい・・・。開いているスペース・空間を上手に使えると楽しいし、見栄えが良いとオシャレにも♪
階段口には突っ張り棒を上手に利用した?機能的でオシャレな帽子掛けがありました。玄関ホールにあることで使いやすくなっています。
[階段口/玄関ホール]
壁の一面を利用した洋服掛けや物入れ、バスタオル等の小物を置く壁スペース。空間を上手に使っておられて、雑貨店のような「見せる配置」が見事です♪DIYの腕前やセンスが非常に良いですね。
[LDK] [洗面脱衣室]