点検ブログ

  • 【クロスのよじれ】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    クロス(壁紙)のよじれを発見。お部屋のコーナー(隅っこ)は一般的に「切る」施工ですが、「巻く」施工になっていたことで起こり得る現象だと思われます。まずは、カッターでコーナー部分に切れ込みを入れて、よじれの再発防止とコークボンドが充填しやすくなるようにします。
    [2階居室]
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    手持ちのコークボンドを充填。壁紙が淡いピンク色であり、縁取り感覚で白(ホワイト)のカラーを使っている箇所もありましたが、充填跡を目立たないようにするには調色が必要と思われます。
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    違う部屋でもクロスの施工方法を再確認。こちらの部屋でもコーナーで切っているのではなく、切り替えして数センチの場所で切っている施工でした。
    クロスを「巻く施工」にした背景には「施工の跡をキレイに見せられる」の意味が強いと思います。
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    また、メンテナンスの手軽さを考えると、壁紙はコークボンドの色に合わせたものが妥当ですが、雰囲気あるお部屋づくりでは、白一色というのも趣が無いように感じられます・・・(苦笑)
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    壁のクロスには少し膨らみがありました。これは湿度変化によって木部が伸縮し、これに伴って下地のボードも動くことでクロスに隙間や膨らみが発生してきます。2年目点検まで様子を見ることになりました。
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  • 【結露】2012年6月16日(土)お家の点検1年目(高岡市N邸)

    結露跡は特に見受けられませんでした。
    [リビング]
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    冬の間の暖房器具はエアコン。梅雨の間は洗濯物が乾きにくいせいか、室内干しもされているご様子。
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    Q 冬の間、障子のブラインドを開けてみると、サッシ枠に結露が発生していた。
    A 現状を確認。今の季節は結露の心配はありませんが、他の点検現場での冬場の洗濯物の室内干しを例に挙げました。洗濯物が干せるということは室内の水蒸気量が増加することであり、除湿や換気、室温が高くならないと露点になって結露する自然現象(気温と湿度の関係)を紹介。
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    障子ブラインドは断熱効果があります。冷たい熱を伝導させない代わりに窓と障子の間の気温が低くなる傾向があり、室内の水蒸気量の増加によって露点(結露)という現象が発生することもあります。

  • 【クロスのシミ?】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    Q 黄色いシミが浮き出ている。
    A 現状を確認。
    [飾り棚/玄関口]
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    デジカメの撮り方が悪くて見えにくいかもしれませんが・・・(汗)
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    [飾り棚/リビング]
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    [飾り棚/キッチン]
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    消しゴムで消せる事例があるので、消しゴムで消せるかどうかを試してみましたが、黄色いシミは取れませんでした。この飾り棚の内側の曲面には「曲げベニヤ」が使われており、このベニヤ(※)からクロスに樹脂のアクがシミ出てきたものと思われます。後日、クロスやベニヤを貼り替えする事をお約束。
    ※ ベニヤとは・・・天然の木材を薄く剥いで接着剤を重ねたもの。
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    また、実際に「消しゴムで消える事例」を見つけて、お客様の前で消せる様子を確認して頂きました。
    [玄関口]
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    ビニール製のクロスは水に強いので、濡れ拭きタオルでお掃除したり、中性洗剤やホームセンターで販売されているスプレー剤で吹き付けて汚れを落としたり等々、お手入れは手軽にできます。でも、汚れが落ちないからって言ってシンナーとか除光液は使わないようにしてくださいね。クロスの生地が傷む原因になります。

  • 【開き戸の隙間】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    開き戸の上部に隙間が開いているのを発見。ドアの隙間は「木部の伸縮に対応した、調整する際の遊びの部分」、「室内の空気を室外へ排気する」という意味があります。
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    開閉には何の支障も無かったのですが、隙間が縮まるように扉の傾きを補正することにしました。丁番のビスの位置にはそれぞれに役割があります。丁番の固定を締めたり緩めたり、傾き・奥行き等を補正したり、等々の説明をしながら調整しました。
    (このドライバーには特殊な機能があるようです。右手でツマミを回している様子が分かりますか?)
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    これは扉を少し持ち上げた状態・・・と言っても、見た目では扉の底部と床との間隔はそれほど変わらないように感じます・・・(汗)
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  • 【開き戸の引っ掛かり】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    [2階書斎]
    Q 開閉の際に扉の右上(ホールから見た場合)がドア枠に引っ掛かる。
    A 現状を確認。
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    扉の傾きや奥行きが少し下がる?ように丁番を補正して現状を改善。
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    [2階洋室]
    Q 閉じる際に扉の左上(室内側から見た場合)がドア枠に引っ掛かる。
    A 現状を確認。
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    丁番の固定を緩めるビスを回した後、丁番を微調整して扉の傾きを補正。その後は丁番を固定するビスを締め直して終了です。
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    最後に開閉テストを実施。改善完了です。
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  • 【引き戸の引っ掛かり】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    Q 引き戸の開閉の際に少し重たい感じがする。
    A 現状を確認。サンルームと2階ホールを仕切っている引き戸です。引き戸を閉めていることで二つの部屋(空間)で湿度差が発生して、少し反った状態になったものと思われます。サンルームでは洗濯物を乾かすことで水蒸気量が増加して湿度が高くなる傾向があります。
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    まずは向かって左側の扉の上下にある台車のツマミを回して、桟との間がスムーズになるように補正。
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    補正後、開閉の状態を確認。まだ少し引っ掛かりがあったので、次に向かって左右の台車ツマミを調整。
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    最後にお客様に開閉の状態を見て頂き、OKサイン(゚∇^d) グッ!!が出たので改善完了です。
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  • 【笠木のめくれ】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    笠木のめくれを発見。
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    前回の1年目点検で笠木の角部材の「めくれ」現象に対して、お客様からのご指摘がありました。
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    これはキッチンにある笠木。記録では2010年6月に「笠木が引っ掛かる」で対処した形跡です。1年目の点検報告書によると、この黒いデザインカバーは奥様がネット通販で見つけて購入されたご様子。素材はシリコンゴムのようなものです。
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  • 【突っ張り棒のハンガー掛け】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    玄関での突っ張り棒の使い方でハンガー掛け。壁に穴を開けないで済みますし、低予算ですし、設置しやすい等々のメリットがいっぱい♪天井と床部分とで突っ張らせることで安定感を出しています。
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    このように突っ張り棒の事例が数多く公開されていれば、多くの方々の「気づき」が出てきて、もっともっと色んな使い方・応用が増えてくると思います。こうして見ていると、とっても楽しいですね☆

  • 【サッシについて】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    サッシの水密性について。雨水の浸入は降雨量よりも風圧力に関係しているそうです。雨水浸入の判断基準では、「サッシ枠を越えて室内に入ってくることであって、サッシ下枠に水が溜まることは室内への浸入とはならない」と書かれています。
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    ちなみに・・
           W-2等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速16m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
           W-3等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速20m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
    (アルミサッシの水密性能/http://www.uenishial.com/pro/seinou/suimitu/suimitu00.php)
    (水密性/http://buildingsash.net/tech/pdf/STB0235ASIRYO_03.pdf#search=’W-等級 加圧圧力’)