屋内のLAN配線。一般的なご家庭ではインターネットの普及等でお部屋の床や棚の上にLANケーブルを敷いて場所を取っている事例が数多くありましたが、このように壁付け型のボックスに収納することで、キレイにスッキリとさせることもできます。
これは建築当時、お客様からの強いご希望で電気屋さんにお願いしたものです。
Q 蓄暖の後ろ側の掃除をしたいのだが、どうすれば良いのか?
A 現状を確認。蓄暖が壁近くに設置しているのは「蓄暖はかなりの重量があるので、一度設置すると移動が難しく、設置した箇所は一年中お部屋空間の一部を占めてしまう」という理由だそうですね。
蓄暖の後ろ側の日常的なお掃除については、他のお客様宅での点検応答にもあったのですが、自家製になるのですが、細い金物にタオル等を巻きつけて奥のホコリを取り出す感じになると思われます。
Q また、ホコリが溜まってくると発火の危険もあるのでは?
A 蓄暖の構造は内部にレンガが入っており、電気の力で暖まったレンガの輻射熱を室内に送り込んでいる仕組みです。これは火を使わずに100Vの専用線で引っ張っています。
お客様が想像されている一般的なコンセントとプラグの接続ではないので、トラッキング現象(※)の心配はないと思われます。
※ トラッキング現象とは・・・
コンセントにプラグを長期間差し込んだままにしておくと、ホコリが徐々に溜まってきます。これが湿気を帯びると、プラグの両極間で火花放電が繰り返されます。次第に絶縁状態が悪くなってくると、プラグ両極間に電気が流れて発熱し発火するという流れです。
(参考/http://www.fctv-net.jp/~r-tecno/setumei.htm/トラッキング現象)
太陽の紫外線等の影響によって、外壁材の塗膜や外壁材同士の間のコーキング(弾力性あり)が次第に劣化・硬化してきます。外壁材の塗膜の防水効果が失われると、次第に基材が傷んでいってしまい、余計に費用がかさんでくる事例を紹介。
お家の外装は防水塗装で保たれていますので、定期的な防水塗装の塗り替えが必要となります。
また、屋根材も同様でコロニアル仕様の場合は基材の表面に塗膜が施してあります。太陽の紫外線等による劣化もありますが、屋根雪が凍って下に落下(屋根の上を移動)する際に塗膜を傷つける事例もメンテナンスの現場から報告されています。
10年目点検で改めて状態を確認しますが、15年前後(一般的な目安)を目安に改装計画を考えて頂くようお願いしました。