2年目点検でのコークボンド補修の対応以降、特にクロスの隙間等は無い状態。立地条件(周辺環境)や生活スタイル等によるものと思われます。
[納戸]
クロス保証は2年なのですが、1箇所だけ目立っていましたので今回はサービスの一環で対処しました。今後発生してくるであろうクロスの変化についてはコークボンドをホームセンターで購入して頂いて、DIYで隙間に充填して頂くようお願いしました。隙間が開いていても隙間風が入ってくるものではなく、景観上の問題となります。
結露跡を調査。暖房機器は蓄暖とコタツ、室内には空気清浄機(加湿器)があります。蓄暖は「暖かいけど過乾燥になる」ようで空気清浄機の加湿機能を使っておられるご様子。
リビングのサッシには結露が発生しているそうだったので、結露の仕組みである「加湿によって室内の水分が増加、蓄暖を切って室温が下がると(湿度が上昇して)露点になって結露する」仕組みを紹介。
カーテンを引いていると、内側は室内の空気の対流があるのですが、外側とサッシの間は空気が滞留する傾向があり、結露の原因にもなっています。
[リビング/南東側]
数年後の見た目の美しさを考えて(カビの発生を防ぐ)サッシ枠を乾拭きで定期的に拭いて頂くようにお願いしました。2年目の報告書を読み返してみると、寒い日は蓄暖の近くで室内干しをされておられるご様子。洗濯物が干せると室内の水分が増加して、加湿器を使っているような状態にもなります。
寝室の窓に結露跡。寝ている間に体内から放出される水蒸気によって室内の湿度が上がり、朝方の室温の低下によって結露しているものと思われます。
[2階寝室]
2013年の3月から本年度の定期点検がスタートしました。10月からは10年目点検がスタートすることもあって、少しずつ社内の体制を整えてきています。
この10年の流れの中で1年目・2年目・5年目点検の実施数を合計すると約555件となりました。実施数は大手住宅メーカーと比べると少ないのですが、少数精鋭による「点検の確実性」を考えるとこの数がベターとも思っています。
定期点検では「有償・無償」の区分があります。住宅メーカーによっては「全てが有償」というところもあると思いますが、弊社の場合は経年変化や使い勝手・使用頻度等を確認しながらなるべくお客様の負担にならないように努めています。一番効果的なのは今も昔も「悪くなる前にメンテナンス」です。
2013年3月5日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)
所要時間 9:58~10:40 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【M邸の紹介】
リビングドア。玄関に続いてお家の顔でもあるかと思います。お客様宅ではスタイリッシュな開き戸の横に採光も考えられた色付きのガラスブロックが施されています。室内にはテレビカウンターを側面から支える土台があり、テレビの重量にも耐えられるように工夫。コンセントやドアストッパーもあって、使い勝手が良く便利になっています。
キッチンカウンターよりも少し低いカウンターがあります。高さはダイニングテーブルと同じです。イスに座りながら体の向きを90℃回転させるとプリンターも違和感無く使えるようにしているプランナーの心配りが光ります。
キッチンという空間。リビングとの仕切りをどんなカタチにするのか・・・。壁と空間のバランスなのですが、お客様宅では3本の無垢材が天井につながっています。真ん中から下が壁、真ん中よりも上が空間となっています。