Q 棚板の色が落ちてきた。
A 現状を確認。窓際の棚板の色が太陽の紫外線等の影響で薄くなっていました。
[LDK/東側]
玄関框の色も薄くなっていました。玄関は出入が多いので、色が落ちやすいのかもしれません。
サッシ手前の棚板の塗装がリビング同様に太陽の紫外線等によって表面塗装が剥がれていました。日当たりの強い東側だけで西側は特に変化はありませんでした。全ての箇所の塗装の剥がれについて塗り替えの提案をすることになりました。
[2階居室/東側] [2階居室/西側]
2016年11月11日(金)お家の点検2年目(富山市K邸)
所要時間 11:00~11:49 晴れ
スタッフ 砂田、恒田、渡辺
【K邸の紹介/とりあえず、DIYでやってみる】
工務店・住宅会社に工事をお願いする前に、「とりあえず、DIYでやってみる」というお客様。プロに任せるとお金がかかりますが、キレイに仕上がります。DIYでやる場合には材料代はかかりますが、自分の時間と労力を使うので工事代は0円。DIYの経験値が溜まるし、溜まった経験値はより高度なDIYへのステップアップの布石にもなるし、ご自身の作品には愛着が沸いてくると思います。
「2階の部屋に仕切りを入れたい」と希望されるお客様。仕切り扉や間仕切りを入れようと考えると、既製品だとデザインや素材によって様々な形状・価格帯で選べますし、壁を造ったほうが(工務店・住宅会社等に依頼)安上がりになることもあります。
「カーテンを取り付けたい」と希望されるお客様。冬になると2階から(階段を通って)冷気が下りてきて寒いこと、朝起きる頃の東の窓からの太陽光線が眩しいことがキッカケのようです。
[リビング]
下地の有無があるので、カーテンレールが取り付けられる場所に指を当てて紹介。次の訪問検査は3年後の5年目点検になりますが、お客様DIYの成果・作品を楽しみにしています。
パソコンやスマホで情報を検索して表示される記事は書き手の感性や経験等によって内容や表現方法が違っています。内容を読んで見ると、ネット上の筆者の方々がひとつの事柄・物事等を色んな角度や関連性を持たせて話題を切り出して展開、結論付けているのが分かります。私自身は事例や現象等をお客様への説明の際に参考にしたり引用したりしています。
「情報の非対称性」・・・「売り手」のみが専門知識を有し、「買い手」がそれを知らない。
工務店や住宅会社とお客様との間で情報と知識の共有ができないこともあり、点検現場での説明の仕方も様々です。逆に生活しているお客様のほうが詳しい場合もあるので、勉強させられる場面も・・・。点検現場で様々なお客様との対話を通じて、より充実した訪問検査になるよう、これからも努めていきたいと思っています。
2016年11月9日(水)お家の点検10年目(富山市Y邸)
所要時間 09:45~11:26 小雨
スタッフ 前根、渡辺
【Y邸の紹介/お家を建てた後も定期的な訪問検査があれば安心ですか?】
Q 訪問検査は無料ですが、有料になった場合は?
A 有料であっても訪問検査を受けたい。
「10年目点検以降も定期的に訪問検査があれば安心」と、数多くのお客様からお聞きしています。お客様の知人宅では「建てた後は訪問検査に来ない」ということも・・・。弊社で建築されたお客様が訪問検査に満足を感じておられるのか、10年目以降の検査が「有料であっても訪問検査を受けたい」という回答につながっているのかもしれません。
お客様にとって訪問検査を受けることは将来的に起こり得る事例や現象が聞けること、不具合等があればその場・後日に直してもらえる等々のメリットがあります。
この冊子は弊社が10年目点検のお客様にお渡ししている「住まいのお掃除便利帖」です。訪問検査が終わった段階でお渡しするのですが、車に戻った後に「渡してない」と気づいて慌てて玄関先でお渡ししました。
[雨水枡]
雨水枡の検査。底部への泥等の溜まりは少ない状態でした。お家の立地・周辺環境によるのですが、近くに畑や田んぼ、落葉樹があると泥や落ち葉が風に乗って飛んできて、降水によって雨樋から流されてくることで詰まりの原因にもなります。
[建物右面/南側]
[建物後面/東側]
[汚水枡]
汚水枡には油脂等が溜まっている状態だったので、お客様からホースをお借りして排水管内を洗浄することになりました。排水管はそれほど深くない箇所に施工されています。
[建物前面/西側/キッチン他]
水圧だけでは管内・排水管の壁にこびり付いた油脂等の塊は流させない状態でした。
そこで割り箸を使って油脂等の塊を取り出すと、かなり大きな塊になっていました。これは油脂が溜まった末に「詰まる」という直前の状態だったのかもしれません。
お客様に一連の洗浄作業を見て頂き、数年に1回程度のお手入れをお願いしました。