点検ブログ

  • 【クロス】2月14日(土) 定期点検1年目(富山市N邸)

    クロスの隙間を確認。コーナー部分は場所によって、前もって素材や下地材の伸縮を考えて、クロスの施工時にはあらかじめカッターで切り、その間にコークボンドを注入していますが、下地材の湿度による伸縮の幅が少し大きくなるとコークボンドが切れて隙間が発生することもあります。
    (参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロス(階段口))
    (参考/2008年3月29日富山市K邸2年目点検、クロス)
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    後日、目立たないように補修する事をお約束。

  • 【洗面脱衣室の床】2月14日(土) 定期点検1年目(富山市N邸)

    Q 脱衣室の床にシミができている。洗剤や染髪料等をこぼした覚えは無く、どうしてなのか?
    A 現状を確認。洗面化粧台の前の辺りに茶色のシミが数箇所ありました。床材はビニール製のクッションフロア。防湿・防水仕様となっています。
    考えられる事例では、施工時の釘を打った後にアクが浮き出てくる事もまれにありますが、触った感触では周辺に釘を打った形跡もありません。現象ではシミが乱れた状態で発生しているので、釘の乱れ打ちでは無いと判断されます。
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    あとは、整髪剤等の化粧品類との化学反応等やゴム(滑り止めマット等)との反応(ゴム汚染)によるシミが原因かと思われます。
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    奥様は大変気になっているご様子。洗剤をつけたり、濡れ雑巾で擦ってみたりしていたそうですが、シミが全く取れなかったようです。
    (参考/2008年6月20日富山市T邸2年目点検、クッションフロアの変色)
    (参考/2008年8月30日富山市I邸2年目点検、カーペットの下のゴム跡)

    全面張り替えになると大がかりな工事になるので、部分的な張替えをご提案。ただし、ツギハギのような状態にもなるので、何か別の工事をする機会に・・・となりました。

  • 【床材の隙間】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)の前面の辺りで、床の隙間が目立つ。
    A 現状を確認。床材は無垢です。温風が当たる箇所が過乾燥になって、木部に含まれている水分が放出されて収縮、これが隙間になっていると思われます。
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    もう少し、近寄って見ると分かります。「隙間にゴミが溜まり、掃除しにくい」と奥様。でも、無垢の素材の良さを考えると、仕方の無いことかもしれません。無垢は肌触りが良いとの好評を頂いています。
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    でも、蓄暖をつけなくなる時期になれば、過乾燥の環境ではなくなって、無垢の特徴である調湿効果で空気中の水分(湿気)を吸収し膨張、隙間が小さくなると思われます。
    また、床材の施工の際には無垢材の伸縮を考えて葉書1枚程度の隙間を取っています。
    (参考/2008年10月20日富山市Y邸5年目点検、開き戸)
    (参考/2008年11月16日富山市Y邸5年目点検、床下収納庫)

  • 【床鳴り】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 床鳴りがある。
    A 現状を確認。音から判断すると床下にある鋼製束と木部との間に(木部の季節の湿度変化による伸縮はありますが)過乾燥による隙間が発生しているものと思われます。
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    そこで、床下に入って鋼製束を増し締め(※1)して、床鳴りを改善。
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    ※1 増し締めの方法では、「2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、床鳴り」で解説しています。床下で調整している間は床上のスタッフとの連携が必要です。

    この現場でのスタッフのやりとり(音声)を活字化すると・・・
    床上では坪島、床下では大矢となっています。
    坪島「大矢く~ん、ココを踏んでみるけど、どう~?」
    大矢「もう少し、ギュッギュッと踏んでみて下さ~い」「今、やってま~す!!」
    坪島「あっ!床鳴りが無くなった」
    大矢「分かりました~!それじゃ、OKですね~!!」
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  • 【ホットカーペット】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    ホットカーペットの下を確認。床との間に何も敷いてなかったので、断熱(保温)シートを敷く事をお勧め。保温(節電)効果は勿論ですが、床材のメンテナンスを考えると、ヒビ割れや隙間防止にもなります。
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    保温効果・・・というとあまりピンとこないのですが、保温すると言うのは、余計に温度を上げ過ぎないということ、つまり低温設定のまま(少ない電力)で暖まると言う意味ですね。
    (参考/2008年10月16日射水市N邸5年目点検、断熱シート)

  • 【結露】2月12日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 結露はありますか?
    A たまにある。
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    冬場は、洗濯物の室内干しをされているご様子。蓄暖をつけると過乾燥になる傾向が強いのですが、洗濯物が干せることで室内の水蒸気量が増加し、湿度が上がります(健康に良いかもしれません・笑)
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    蓄暖をつけている時間帯は、常に室内が暖まっていることで、湿度が低めに推移します。就寝後、室内温度が低下。お家の気密性が高く、自然換気が難しい為、室内の水蒸気量が一定の場合、気温が下がるにつれて湿度が上がっていきます。そして、朝方の一番気温が低下する時にカーテンとサッシとの間の室温が露点(結露の発生)に近くなっていると思われます。
    (参考/2008年12月6日富山市S邸1年目点検、結露)
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    部屋の片隅には石油ファンヒーターがつけてありました。結露する事を除いては部分的な暖房、手軽さが良いと思われます。

  • 【外壁の汚れ】2月12日(木) 定期点検2年目(富山市八尾町O邸)

    玄関口の横壁(西側)に藻が発生していました。
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    日当りは良いのですが、外構の土からの湿気と周囲(※1)からの風通し等が原因と思われます。地表からの水分の蒸発で湿気が溜まり、周囲は湿度が高くなっていると考えられます。
    (参考/2008年11月16日富山市Y邸5年目点検、外壁の汚れ)
    (参考/2008年10月16日射水市N邸5年目点検、外壁の汚れ)
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    お掃除する場合は、「気付いた時」の早めの対応(高圧洗浄等)が必要となります。

    ※1 周囲の環境。自然環境もありますが、人工環境(団地等)にも大きく左右されると思います。
    新しい造成地や田畑の真ん中でお家を建てられる場合、周囲にお家が無いと風通しが良い環境になります。でも、年月の経過とともにお家が建ち始めると、お隣さんが出来て良い反面、風通りが悪くなったりもしますね。