点検ブログ

  • 【排水の流れ】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q キッチンの排水が流れにくいことがある。どうすれば良いのか?
    A まずは調理後等にお湯を流して、管の内部に油が蓄積しないようにすることです。そして、市販の薬剤をこまめに(詰まる前に)使用したり、排水口にゴミ受け(野菜等の切れ端等を流さない)ネット等をかける方法があります。
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    Q 他の排水で気をつけることは?
    A お家の中の排水には、「流し台」のほかに「洗面所」、「お風呂」、「洗濯機の排水」、「トイレの排水」があります。ここではトイレ以外の話題になりました。
    (洗面所)
    髪の毛、糸くずがどんどん絡み合って、流れを妨げます。歯磨き粉の固まりや石鹸等も詰まりの原因になります。
    (お風呂)
    シャンプー、リンス等は油かすと同様です。髪の毛等も流れて詰まりの原因になります。
    (洗濯機の排水)
    洗剤の過剰使用が大きな原因です。使い過ぎは溶けずに配管内部に固まりとして残ります。衣類等から出る糸くずも原因のひとつ。洗濯機に付いているゴミ受けをこまめに掃除したり、ゴミ取りを入れるようにしたほうが良いと思われます。
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  • 【結露】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q 結露が発生していた。以前に原因は石油ファンヒーターと聞いていたので、暖房機器はエアコンに切り替えると、以前よりは良くなった。
    A 現状を確認。アルミ枠の複層(ペア)ガラスです。サッシ枠には、結露吸収テープが貼ってありました。石油ファンヒーターは、灯油を1ℓ使うと約1ℓの水分が発生する為、室内水蒸気の量を増やしてしまいます。
      他に「ヒトの呼吸や調理等」によっても水蒸気が発生しますが、その点、エアコンは除湿もするので、室内の水蒸気量は減少し、結露発生への改善ができます。
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    また、お客様宅は、調理機器はガスとなっていますので、燃焼による水分の発生もあります。

  • 【基礎モルタル】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 基礎の表面にヒビ割れがある。以前から気になっていたが、5年目点検の機会に聞いてみようと思っていた。
    A 現状を確認。基礎の表面に施してある、厚さ数ミリの化粧モルタルのヒビ割れだと思われます。後日、念のために表面モルタルをはがしてみて、基礎本体にヒビ割れがないかどうかを確認する事をお約束。
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    もしも、基礎にヒビ割れ(このような事例は、ほとんどありませんが)があった場合の処置としては、高強度・高接着力のサンケミカル補修剤を注射器のような器具で傷口部分に注入します。空気に触れると硬化する性質があり、ヒビを埋める事が出来ます。また、注入工法で他の補修剤では、エポキシ樹脂や弾性エポキシ樹脂、無機質スラリー等があるそうです。

  • 【ベンドキャップ】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    多くの点検現場を回っているとベンドキャップからの汚れ(※1)も発見されます。
    でも、軒下とかに設置してある場合は、目立たないようですね。たぶん、雨水が当たらない等の理由だと思われます。
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    機械を使って換気する仕組みのお家では、ベンドキッャプに給気口と排気口があると思います。
    給気口は、外の新鮮な空気を室内に取り組む役割。排気口は室内の汚れた空気(ハウスダスト等)を室内の圧力(機械等で給気口から空気が入ることによる)で押し出す口となっています。

    掃除する場合は、室内側(写真はありませんが・・・汗)からになります。脚立を使ってお部屋にある排気口のカバーを外し、排気口のネットをお掃除すると良いそうです。結構、ホコリが溜まっているみたいですよ☆
    もし、外からのお掃除の場合は、2階等は足場が悪いので気をつけてください。また、弊社でも承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。

    ※1 外壁等の汚れの約70%は複合的な都市型汚れだそうです。その多くは、雨水が関係しており、空気中のホコリや排気ガス等の汚れ成分や壁面に溜まった汚れを雨水が巻き込んで壁を伝って流れ出るようです。

  • 【床鳴り】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 和室やキッチン等に床鳴りやきしみがある。
    A 現状を確認。床下点検の際に、床下にある鋼製束を調整(増し締め)する事にしました。
      季節の湿度(床下)と室内湿度(生活スタイル)等で、木部が伸縮する事で床鳴りの現象が発生するようです。また、雨の日は湿度が高くなりますので、「床鳴りが無くなった」との声もお聞きしています。
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  • 【網戸のかたがり】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    網戸がかたがって開閉しにくい現状を確認。南側の面に位置してるので、太陽光(直射日光の熱)によるアルミの膨張等が原因と思われます。過去にも富山市K邸の事例がありました。
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    アルミ等の固体は、熱を加えると分子間の距離が増大して膨張するようですね。

    また、網戸の網の素材である塩化ビニル製のネット糸は、線膨張率(参考/2008年4月28日、富山市J邸)が大きいので、季候や太陽等の熱や冷たさで、伸縮率が大きくなり、伸びて緩みやすいようです。

    私の実家は築○十年のお家ですが、網戸が溶けたようにダラ~となったり、近くに果樹園があって、散布される消毒液の付着(化学変化?)や太陽の紫外線でボロボロになったりもしています(泣)

  • 【室外機の下】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    室外機のドレンホースからの排水や日当たり等が原因で、コンクリートの上にコケが生えているのは点検現場では多く見受けられます。この事例では、エアコンが後付け工事であり、室外機の設置箇所がコンクリートの施工段階では分かりにくいと思われます。
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    汚れたままにしておくと年月が経つにつれて落としにくくなりますので、落とす場合は早めの処置が必要となります。
    これはネットで販売されているコケ取りスプレーで約1500円の代物。
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    コケにまんべんなくスプレーして洗い流さずそのまま放っておくと、数日後にはコケがなくなり、スッキリするそうです。汚れ具合や気象条件(季節等)によって効果が現れる日数は異なります。

  • 【モルタルのヒビ割れ】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    ガレージ内の基礎のモルタル部分に温度変化によるヒビ割れがありました。基礎の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルのヒビ割れなので、基礎本体には全く影響はないのをお伝えし、お客様はひと安心。
    後日、補修用のハイモルタル(※1)で補修する事をお約束。
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    ※1 砂の代わりに、きめ細かい粒子や綿を使っているので、薄く延ばすことができるようです。
    コンクリートは、気温によって膨張や収縮をしています。膨張によるヒビ割れ。基礎表面の化粧用なので、縁切りの為の目地や誘発目地を入れない箇所となり、ヒビ割れが起こることもあります。