点検ブログ

  • 【クロスの隙間】2012年5月10日(木)お家の点検2年目(富山市N邸)

    Q クロスに隙間が発生してきた。
    A 現状を確認。壁クロスの下地に入っているボードの動き(木部の湿度変化等による伸縮)にクロスが追随できずに隙間となって現れたものと思われます。
    [1箇所目]
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    [2箇所目]
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    このクロスは隣のWIC(ウォークインクローゼット)の壁から寝室の壁までの範囲を同一の模様であり、トータル的なコーディネートとなっています。
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    このクロスの「つなぎ(クロス同士の貼り合わせた隙間)部分」は柄に合わせた横貼りとなっています。一般的な縦で切る施工ではなく、横に流れる模様をそのままキレイに活かすために、横のラインに合わせて切った施工です。
    このクロスの柄は一般的な配色ではなく、オリジナル仕様となっています。仮にクロスの貼り替えを考える場合、商品の周期は一般的には約2年なので同じ柄が廃番になっていることも考えられます。
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    お客様との協議の結果、この隙間に対処すべきか否かを改めて検討して頂くことになりました。

  • 【雨垂れ】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)

    雨垂れについて。サッシ枠の防水コーキング剤(弾力性を保つ可塑剤)に含まれるシリコン油が雨によって次第に溶け出し、撥水膜になって雨の汚れ成分と混ざって黒くなっています。汚れは早い段階で落したほうが比較的簡単に落せると思われます。
    また、ベンドキャップからの雨垂れは特に見受けられませんでした。ベンドキャップ本体の雨垂れ防止機能や外壁の塗膜にも関係してくると思われます。
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  • 【床のキシミ】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)

    Q 1年目点検時と変わらず、サンルームの床がきしんでいる。
    A 1年目点検の時は「2年目点検で床下検査」があるので、当時はしばらく様子を見て頂くことになっていましたが、1年経過した今でもキシミ現象がありました。
    足に体重をかけて床を押し込んでみたり、手を強く押し当ててみたりしながら現状を確認。
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    同行した横窪が床のキシミ改善に床下から補修していましたが・・・
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    最後はお客様にご報告です。床下には根太が走っていて鋼製束による調整が出来ない箇所。床下からビスを打って対処してみましたが、完全に改善できませんでした。今回はお客様の時間のご都合もありましたので、後日補修専用の材料を持参して対処する事をお約束。
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  • 【バルコニー内のゴミ】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)

    バルコニー内に枯葉等のゴミが溜まっているのを発見。排水口には溜まっていませんでしたが、他の点検現場では豪雨の日にゴミが排水口に流れて配管が詰まった事例がありました。詰まってしまうと改善するには有償工事になりますので、定期的にお掃除して頂くようお願いしました。
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  • 【クロスの隙間・浮き】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)

    Q クロスの隙間や浮き等がある。
    [キッチン吊り棚の横]
    壁クロスの隙間や浮きが縦と横に見受けられました。
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    そこで、コークボンドを充填して、目立たないように補修することになりました。
    [縦の「隙間」に容器の先端でコークボンドを充填し、タオルで拭き取り]
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    [拭き取り後の状態]     [ローラーで水平にならす]
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    [横の「浮き」に注射器でコークボンドを充填し、タオルで拭き取り]
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    [ローラーで水平にならして終了]
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    [2階居室]
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    [容器の先端や注射器でコークボンドを隙間に充填]
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    [ローラーで水平にならす] [指につけて隙間に充填]
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    [リビング吹き抜けの高い部分/脚立の通常の長さ]
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    [リビング吹き抜けの高い部分/脚立を広げて倍の長さのハシゴに変形]
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  • 【クロスの変化】2012年4月21日(土)お家の点検2年目(南砺市H邸)

    Q クロスの隙間やヒビ割れは今後とも起きる現象なのか?
    A お客様は階段手摺りに貼ってあるクロスを見ながら質問されました。季節の変化による室内湿度の変化によって下地の木部が伸縮します。これにともなってビニール製のクロスも追随しますが、経年変化によってクロスの弾力性が劣化していくとクロスに変化(隙間や浮き等)がでてきます。
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    クロスの施工方法について。コーナー(角)部分はよじれを防ぐために、あらかじめ「端っこ同士を召し合わせる(角の部分は切る)」施工をして、隙間には白系のコークボンドで目立たないようにしているのが現状です。クロスが変化しても簡単に対処しやすいように配慮されています。
    これがコーナーで巻いた施工の場合、クロスの変化によって「よじれ」現象になってしまい、補修するのに大変苦労しますし、跡が残ってしまうこともあります。
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    隙間が見えても構造上には全く問題はありませんし、隙間風も入ってきませんし・・・他の点検現場での事例を紹介しました。

    これは営業の永原が自分用のコークボンドで目立たないように補修している様子です。これまでに点検現場に同行して、点検スタッフが補修している状態を見て、自分なりに覚えたようですね。
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  • 【外壁の汚れを落したい】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    Q 以前に知人から業務用の高圧洗浄機を借りて、試しに少しの範囲だけを洗浄してみた(笑)
    A 現状を確認。外壁の模様は横に流れているデザインです。横の模様の場合、今回の事例では模様に凹凸もあるせいか、縦のラインと違って汚れ等が下に落ちにくくなることもあります。
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    お客様は特定の場所に対して高圧洗浄機をかけてお掃除されたそうですが、水の圧力の加減(高圧洗浄機と外壁との距離・間合い?)が分からず、外壁の塗膜が剥がれる心配をされていたご様子。そこで、専門の業者に依頼したいとのことでした。
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    お家の方角(外壁の面)によっては、日の当たり・雨の当たり具合が異なっていたり、近くの空き地等から藻やカビの胞子が飛んできて付着しやすかったり等々。次回に「高圧洗浄を使った外壁の汚れの落し方、外壁用洗剤の種類等」をご提案することになりました。
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    雨垂れ(撥水膜となった黒い跡)の主な原因は、サッシやベンドキャップの周囲に施されている防水・弾性コーキングから溶け出した可塑剤等に含まれるシリコン油。水だけの洗浄よりも洗剤も使ったほうが油分を分解してくれますので、良い効果が得られると思います。

  • 【勝手口のロックが掛かりにくい】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    Q 勝手口ドアのロックが掛かりにくい時期があった。
    A 現状を確認。今回は特に扉の開閉やロックの状態に違和感はありませんでした。そこで、これまでの点検現場での事例の中で季節の温度変化等によって掛かりにくくなった現象を紹介。アルミ製のドアの場合、膨張率が鉄の約2倍あり、暑い夏場では「反り」という現象が発生することもあります。
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    今後、ロックが掛かりにくくなる現象が出てきたらご連絡して頂くようお願いしました。

  • 【折れ戸の開閉】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    Q 開閉の途中で引っ掛かりがある。
    A 現状を確認。折れ戸を右に動かす(開く)と、折れ戸の中央上部のツメが凹む(左に動かす(閉じる)とツメが飛び出る)仕組みとなっています。このツメの出る長さが少し長くなって引っ掛かり現象が起きていたようです。
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    そこで、調整ツマミをドライバーで回してみてツメの出具合を確認。
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    上下にあるツマミをドライバーで調整して現状を改善。折れ戸のタイプは仕様によって調整方法等の違いはありますが、DIYでされる場合は扉に貼ってある注意事項をよく読んで調整する必要があります。
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  • 【床鳴り】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    Q キッチンとリビングの間ぐらいに床鳴りがある。
    A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下の鋼製束が鳴っているような音でした。当日は床下点検口のある収納庫が空けて無かったので、後日、床下にもぐって床下点検と床鳴り現象の改善をすることをお約束。
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    これは少しキッチン寄りの場所で床鳴りがあったのを改善した跡。以前にも床鳴り現象があって、床下にもぐってみたのですが、その場所には鋼製束が無く、構造の関係で根太が横に入っていて、床下からの改善が難しい箇所だったそうです。
    よく見ると、床鳴り対策で床上から細い釘が打ち込んでありました。写真ではホクロのように見える?のですが、撮り方が上手じゃなかった(デジカメの性質上、近距離でのピントが合わせられなかった?)ので・・・ごめんなさい!
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