特に問題はありませんでした。お客様へお見せするためにデジカメで撮っています。
Q 風の強い日には外で何か取れそうな「カタカタ」という音がしていた。
A カーポートの屋根も検査することになりました。
屋根には特に問題と思われる箇所は発見されなかったのですが、サイドのカバーを手で叩くと少し上下に動くようでカパカパと音がしました。強風時にはこの僅かな隙間に風が入って振動するものと思われます。お客様に報告し協議した結果、原因が分かったので、そのまま様子を見ることになりました。
お客様宅の外壁材は光触媒仕様(※1)。雨垂れはほとんど目立ちませんでした。価格は一般的な外壁材よりも割高ですが、後々のメンテナンスを考えると塗膜が長持ちするので、良い選択肢だと思います。
[北側]
ここで、ネットで「光触媒」について調べてみました。
※1 光触媒の効果は3つあり、「分解力」と「親水性」、「帯電防止効果」があるようですね。
分解力とは・・・光触媒である酸化チタンに光(紫外線)が当たることで、酸化チタンの表面に分解力(酸化還元)を持つ活性酸素が発生して、汚れ(排気ガス等の有機物)を分解。
親水性とは・・・撥水性(水が球状になる)の反対で、雨水が外壁と汚れの間に入って、汚れを浮き上がらせて流し落とす。
帯電防止効果とは・・・建物(外壁)に帯電する静電気を抑えて、ホコリ等を寄せ付けない。
以上の働きで雨が汚れを落とす「セルフクリーニング」となって、外壁が汚れにくくなるそうです。
(参考/http://www.advance1997.com/hikari01.htmlより引用)
今回の5年目点検では、コークボンドを使って現象を目立たないようにするメンテナンスの見本を披露することになりました。
砂田が脚立の脚先に養生(キズ防止兼滑り止め)しています。
実際にお客様の前で「現象の原因と対処方法」を説明。
持っているのは、コークボンドやローラー、濡れタオル等々。日頃から点検現場で使い込まれている形跡は道具を見れば一目瞭然☆
平面図を見ながら、点検表に本日の検査結果を書いているシーン。お客様は点検スタッフの検査報告を聞いて確認、そして署名をされます。
最後に「住まいの管理手帳」をプレゼントしています。ページをサラサラとめくりながら、今回の点検にあった事例や対処方法、そして今後の起こり得る現象等を指差し確認。
これからの、長く・快適な住まいを実現・目指すには、お家の部材等の経年変化をあらかじめ知っておいて、メンテナンスにも心配りをすることが必要になってきます。
お家のメンテをDIYで・・・と考えると、「釘と板を持って・・・」と日用大工的なちょっと古めかしい想像をしちゃいますが、本当はもっと気楽にできる作業かもしれませんね♪