点検ブログ

  • 【塗り壁】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    Q 塗り壁ってカラダに良いお家ですか?
    A お客様宅は、全て漆喰をベースに作り上げたロンシャンミュールの塗り壁(物入れを除く)になっています。珪藻土のように樹脂接着剤を含まないので、本当の意味での自然素材。有害性がなく、ビニール製のクロスと違って、「調湿性」「保温性」「吸着性(室内の有害物質)」「遮音性」等々の特徴があります。また、汚れも目立ちにくいようですね。
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  • 【生活スタイルと室内建具】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    生活スタイルという言葉から連想される事って様々だと思います。朝起きて、通勤・通学、家族との団欒、そして就寝。これも生活スタイルですが、特にお家の場合では、水蒸気の発生に関連してきます。
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    昔は、高気密や高断熱のお家が少なかったせいか、多くのお家では四季の変化を身近に感じることができたようですね。窓を閉め切った状態でも換気をしてくれた優れもの(私ん家がそうです・笑)
    別名、隙間風♪

    室内で生活していると発生する水蒸気(湿度の変化)と気温(露点)の変化。この話題は、別の機会に考えてみたいと思います。
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    この干支の飾りは、奥様のお母様の手造りです。私達の心を和ませてくれました。
    本日は、点検に同席頂きまして、ありがとうございました☆

  • 【襖の穴】9月10日(水) 定期点検2年目(富山市S邸)

    Q 宿泊客のイタズラか、襖に穴を開けられていた。どうしたら良いのか?
    A 現状を確認。数箇所開いていました。管理人であるお客様は「宿泊客を気持ちよく迎え入れたい」強い願望があるので大変気になるご様子ですが、宿泊客のモラルによるところが大きいです。
      今回は、2年目点検。穴の上からパテ(※1)を塗って分かりにくくする事をお約束。
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    ※1 壁の穴埋め等に使われるパテ、そしてパテを塗り込むのに使われるヘラ。ホームセンター等でもDIYで直せるキットとして販売されています。

  • 【洗面台の汚れ】9月10日(水) 定期点検2年目(富山市S邸)

    洗面台に黒ずみを発見。宮本(メンテナンス課長)が常備している洗剤を試してみましたが、陶器用の洗剤でないと消えないようでした。洗剤は汚れを落とすのに便利なのですが、様々な用途があるそうです。貼付してある注意書き。材質によって使い分ける必要があるみたいですね。
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    私達の身の回りでよく見かける水廻りの素材や製品。ちょっと調べてみました。
    (リフォームするならこのお店より抜粋/http://www.reform-shops.com/b_refo/sozai.htm)
    (ステンレス)
    カラン等に使われています。サビにくく、耐熱性が高く、メンテナンスが簡単です。ちなみにステンレスの綴りは「stain-less」でサビにくいという意味です。
    (ホーロー)
    金属(鉄)の表面にガラス質の上薬を塗って高温で焼き付けたものです。熱や水に強く、お手入れがしやすいのが特徴です。表面のガラス層が欠けて、内部の地金が露出してしまうと、サビが発生してしまいます。メーカーによる品質の差が大きいそうですね。
    (陶器)
    陶土や粘土を形にしたものに上薬を塗って高温で焼成したもの。酸やアルカリに強いのが特徴です。現在、便器等に使われている陶器は「衛生陶器」と呼ばれ、固く吸水率の小さな陶器が開発されて、用いられているそうです。

  • 【畳のシミ】9月10日(水) 定期点検2年目(富山市S邸)

    Q このシミは落とせるのか?
    A 現状を確認。ここまでになってしまうと、成す術がないそうです。汚してしまったらすぐに適切な処理をすれば、シミにはならないようですね。
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    和室調のお部屋には畳がありますね。ちょっと調べてみました。
    (住まいの管理手帳(財団法人 住宅金融普及協会)より抜粋)
    (インク)
    牛乳で湿らせた布で叩くように拭き取ります。
    (醤油・油)
    こぼした上に粉末の洗剤・クレンザーをふりかけ、充分に液体を吸い取らせてから掃除機で処理し、その後、固く絞った布で何度も拭きます。
    (フエルトペン)
    油性の場合は、マニキュアの除光液またはラッカー薄め液で拭き取り、水性の場合は、クリームクレンザーで拭き取ります。
    (焼き焦げ)
    タバコのように小さな場合は、目が中ぐらいのサンドペーパーで黒こげを取ります。大きな焦げの場合、サンドペーパーで取り除いた後、応急処置としてロウをたらして穴を埋め、平らにしておきます。

  • 【終わりに・・・】8月30日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)

    お客様宅では、虫が入ってくるのが嫌で、外灯を点けられず、帰りが遅いと、真っ暗な中でお家に入っておられるそうです。でもやっぱり、玄関口に明かりがないと足元や手元が見えず、寂しい感じがします。
    以前、私んちの玄関が暗かった(停電ではないですよ・笑)のを思い出します。私の住む地域は田舎なので、玄関の明かりって、家族や来客を温かく迎え入れてくれるような心遣いにも似た雰囲気にも感じ取れます。
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    問題となっている玄関の外灯を点けても、虫の侵入率を下げるアイテムがあるそうで、透明な防虫フィルム(※1)が販売されています。
    昔、どこかの番組で、「コンビニはあれほど明るくしてるのに、何故、虫が寄り付かないのか?」って特集がありましたね☆
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    ※1 バンガードというプラスチック製のチューブで、蛍光灯に取り付けると、蛍光灯から出る「虫が好む波長の光である紫外線(UV)」をカットします。それによって、光(明かり)に寄って来る虫の飛来を大幅に抑制させる代物。虫除けになりますね。
       また、室内の明るさは今までと同じになり、蛍光灯に装着しても紫外線をカットするだけなので、照明の明るさはほとんど変化がなく、人の目には通常通り明るく見えるそうです。
    [虫退治.COMより引用]http://www.mushi-taiji.com/hisyo/products/banguard.html

    また、玄関の虫除けアイテムとして、電気が要らない「置き型タイプ」やドアノブ等にかける「吊るすタイプ」もあるようです。最近は「殺虫」から「虫除け」へと変化してるみたいですね。

  • 【カーペットの下のゴム跡】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q マットの裏のゴムが床に付いてしまった。
    A 現状を確認。でも今回は、該当箇所を撮り忘れてしまいました(泣)ごめんなさい!でも、気をつけなきゃイケナイ場所である事は事実です。
      ゴム汚染(※1)(6月20日のT邸の【クッションフロアの変色】)ですね。床とゴムの間にシートを入れておけば、跡は付くことがないと思われます。
      実は・・・私も似たような経験があります。お家でスピーカーの足の裏に付いているゴムが床に付いてしまって、拭いてもこすっても取れなくなってしまいました(笑)
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    ※1 ゴム汚染や移行汚染。ネットで検索しても様々な注意喚起がありますね。
       一部の塗料やゴムには「成分により、床材を変色させる(時間が経った後にも)」事があるので、直接な接触は避けたほうが良いそうです。
       その成分というのは、可塑剤(かそざい)(※2)や可溶性の着色剤で同時に移行するようです。
       これを防ぐには、移行しない木製やポリエチレン等の足カバーを敷いたり、紙や布切れをクッションにしたほうが良いと思います。
    ※2 可塑剤っていうのは、主に塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックに柔軟性を与える添加剤です。[シージーエスター(http://www.cgester.jp/ab_pla/topadd.htm)より引用]
       塩ビそのものは常温ではとても硬い樹脂ですが、加工時に可塑剤を加えることによって、ビニールホース等の柔らかい製品を作る事ができるそうです。

    お家には必ず配置する家具。机や椅子等の脚に滑り止めとして付いているゴムキャップやキャスター。
    フロア加工していない床材や人工大理石にも移行し、「何を使っても落ちない」のが欠点です。
    たまに自動車のタイヤや自転車を床の上に置くこともありますが、これも同様に変色の原因になります。
    何だか、難しいです。可塑剤工業会のホームページ(http://www.kasozai.gr.jp/)もあるようですね。