点検ブログ

  • 【床鳴り・キシミ】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q 床鳴りがする場所に付箋を貼っておいた。

    A 現状を確認。該当場所付近に体重をギュッギュッとかけて床鳴りの音を判断すると、床下にある鋼製束の伸縮音ではなく、床材の基材や床材同士が擦れるキシミでした。音が鳴らないように補修するには「床上から細い釘で穴を開けてボンド剤を注入」という方法を紹介。お客様との協議の結果、構造に影響が無いのだったらこのままの状態で良いとのことになりました。

    [LDK]

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     床下点検も兼ねて鋼製束の増し締め状態を確認しましたが、特に調整する必要はありません。

    また、床下は湿気もなく現段階ではシロアリの心配は無いと思われます。シロアリ保証の更新はお客様任意となります。

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  • 【引き戸の引っ掛かり】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q 先日、潤滑油(CRC)を台車に吹き付けて手入れしてみたが・・・。

    A 現状を確認。動きが悪かったので、改めて扉を取り外して台車を検査することにしました。

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     台車の周囲にはホコリが溜まっていました。お客様がお手入れの際に潤滑油(CRC)を使われていたことが原因なのか、周囲のゴミを吸い寄せたのかレールにはホコリがこびり付いていました。

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     マイナスドライバーの先端で台車やレールに溜まったホコリをキレイに取り除きました。

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     台車にピタッと絡まっているホコリを軍手やドライバーの先端で上手に拭い取って改めて潤滑油(CRC)で台車の回転を滑らかにしました。

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     丁寧な手入れの成果もあってかスムーズに閉まるようになりましたが、今度は「バタン」と勢いよく閉まってしまう不都合も・・・(汗)扉の閉まる速さを緩和・ブレーキをかけるクローザーが壊れていました。使い勝手を考えて取替え用の部材を提案することにしました。

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  • 【シャワーの温度調整が効かない】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    Q シャワーの温度調整が効かない。

    A 現状を確認。シャワーを持つ手元で温度調整が出来ないと使い勝手が悪いと思われます。後日、メーカーに確認したところ、「浴槽側のメインパネルで温度設定するとシャワーの温度は浴槽側の設定温度以下にしかならない仕様」とのことでした。お客様も日常的に何気なく使っていて、そのうち「何で?」と不思議に感じられたのかもしれません。

    [浴室]

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    そう言えば・・・お客様が言っておられたことにウンウンと共感が持てた言葉がありました。

    「引渡しの時に取扱説明書をもらうけど、ほとんど見ない。アレコレと使っていくうちに体で覚えていく性分だし・・・(笑)」そう言われるお客様の気持ち、非常によく分かります。お引渡しの時にお客様へ専門業者の方からひと通りお話して頂いていますが、やっぱり全部覚えられないのが現実かもしれません(汗)

  • 【換気システム】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    天井取付型の第1種換気システム(熱交換型機械換気)です。1階、2階ともに運転されています。

    お客様からの質問で「10年も経ったから止めても良いのでは?」と。2003年に換気の義務化が法律で定められました。24時間作動(2時間で部屋の空気が1回入れ替わる)が前提なので、電気代はそれほど高くならないように設定されています。

    また、この機械換気の注意事項では「運転を止めるとダクト内で結露した水が機械から垂れてくることもある」とあります。「10年経ったから運転を止めて良い」と、助言するのも難しいと思われます。

    [1階]          [2階]

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  • 【結露の跡】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    床材の変色跡。ご主人に暖房器具についてお聞きしたところ、結露の元となる石油ファンヒーターや室内干しはされておらず、雨水の進入も無いとのことで不思議な現象でした。サッシの上に結露吸収シートが貼ってある状態を見ると、冬の時期に結露が発生していたものと考えられます。

    [LDK/南側]

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     奥様にお聞きすると、結露吸収シートを床材のほうにも貼っておられたそうで、水分を含ませたまま放置されていたことが原因で床材にしみ込んだものと思われます。それ以降は床面には結露吸収シートは貼っておられないご様子。

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  • 【お客様DIY】2014年5月15日(木)お家の点検10年目(射水市N邸)

    毎年欠かさずにワックスをかけておられる奥様。新築して約10年経っていますが、床のツヤが今なおあって無垢の美しさを更に引き出しています。

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     リンレイ製のワックスだそうです。素人とは言えないくらい、かなり上手に施されています。

    (参考/http://www.rinrei.co.jp/home_care/category/item/floor_resinwax/item_03.html)

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  • 【シーリングの経年変化等】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    シーリング剤の経年変化等の現状を確認。シーリング剤にはゴムのように弾力性があるので、外壁材の動き(湿度変化等による下地材の動きに追随)に伸び縮みしながら隙間が開かないようにしており、雨水の進入を防ぐ役割があります。建物の立地条件等(街中や周囲に何も無いの違い等々)によって太陽の紫外線による劣化現象の進行の違いはありますが、一般的に検査結果によっては10~15年目を目安にシーリングの打ち直し工事をしている事例を紹介。

    [建物正面/西側]

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    劣化・硬化等によるヒビ割れ箇所から雨水が進入しても内部には防水シートが施されているので、直接的な雨漏りの原因にはならないのですが、早めの対処が必要となります。

    また、外壁材の表面には防水塗装が施されていますが、塗膜が劣化してくるので将来的な外装工事にも備えて頂くようお願いしました。

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  • 【ドアストッパーが効かない】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q ドアストッパーが効かない。

    A 現状を確認。マグネット式のドアストッパーが効かなくなっている状態。2年目点検でも同様の指摘のあった箇所です。

    [LDK]

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    扉部分の丸型のマグネットが外れている状態。何度か取り外したりして試してみましたが、すぐには対処できませんでした。

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    そこで「受け」となるストッパー部品を取り外してメーカーへの調査・確認後、対処することをお約束。

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  • 【開き戸の異音】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    Q 開閉時に「バキッ」と大きな音がする。

    A 現状を確認。クローザーの接合部が錆びているようで摩擦が大きくなっていました。

    [2階ベランダ/北側]

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    潤滑油(CRC)と背の低い脚立をお客様からお借りして、数回吹き付け・何度か開け閉め・馴染ませることで異音が解消されました。屋外にクローザーがあるので、錆びやすい環境であると思われます。

    なお、鍵穴の場合はCRCではなく「鍵穴パウダー」を使って頂くようお願いしました。

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