スリムダクト(エアコン/室内機と室外機がつながっている配管)が下がって隙間が開いていたので、手で押し上げて隙間をふさぎました。お客様から「なぜ隙間を閉じるのか?」というご質問。紫外線による内部配管の劣化や小動物の進入を防ぐこと等、他の点検現場の事例を交えながら紹介しました。
[建物左面/東側]
結露跡を検査。大変キレイな状態でしたので秘訣をお聞きすると、実はお盆期間中に今回の5年目点検に備えて大掃除をされたご様子。一般的なご家庭で、よくある事例として蓄暖の過乾燥対策の加湿器や室温の低下による飽和水蒸気量になる結露・カビの発生事例を紹介。
[LDK/南側]
[2階居室]
LDKには蓄暖が設置。LDKと2階への階段は引き戸で仕切ってあるので、扉を閉めることで冷暖房効率は非常に良いと思われます。
Q 蓄暖の横が汚れているが、どうしてなのか?
A 給気口付近を擦ってみると、ホコリが付着している状態でした。室内の空気を吸い込んで吹き出し口から温風を出す仕組みであり、定期的に拭き掃除して頂くようお願いしました。
[LDK]
2013年8月3日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町K邸)
所要時間 10:54~11:25 晴れ
スタッフ 岡野、中谷、渡辺
【K邸の紹介】
リビングの天井をどのように魅せますか?
プランナー(設計士)との打合せの中で色んな手法があると思います。天井板で隠すと吹き抜けではなく「梁を見せる」ことはありませんが、吹き抜けにするときは「構造上必要な場合(見せる)と飾りとしての場合(魅せる)」とに分かれると思います。お客様宅の魅せるケースでは「木の温もり・質感・色合い」等々が癒し空間となっているようですね。
ただし、吹き抜けは2階の空間の一部または全部を空けてしまいますので、将来的にお部屋数が足りなくなってしまいそうな場合はお勧めできないことも考えられます。
階段手摺り。手摺りの間から体が出てしまうようで「パッと見て」危ない感じですが、安全対策として透明なプラスチックボードが入っています。光の反射具合もありますが、見て分かりますか?
リビングの扉(開き戸)は一般的な高さ寸法と違って、背の高い「ハイドア」仕様になっています。
写真で見る限りでは部分的過ぎて分かりにくいのですが、開閉時の感覚や室内を扉越しに「魅せる」という人の視点・視線にも隠れた優れた配慮があると思われます。