点検ブログ

  • 【壁クロスの隙間等の補修】2012年2月17日(金)お家の点検1年目(富山市I邸)

    Q クロスの隙間が目立ってきた。
    A 現状を確認。室内外の湿度変化等による下地材(木部)の伸縮(エアコンや蓄暖による除湿や過乾燥等)に対してクロス(ビニール製)が追随できないという現象が出てきていました。
    そこで、目立たないように補修することになりました。高い場所には足場として脚立を使います。お客様宅の床材は表面が強化コーティングされている丈夫な仕様ですが、脚立の脚底には床にキズがつかないように養生材を取り付ける配慮がなされていました。
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    カッターで隙間の箇所を少し開いてコークボンドを充填、上からローラー等で押さえつけて補修完了。
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    Q ベビーチェアがぶつかって、コーナー部分にキズが付いてしまった。何とかして欲しい。
    A 現状を確認。椅子が回転する仕様となっています。ひじ掛け(側面から落下しないような安全措置)の高さと椅子の脚の辺り(合計2箇所)にはこすれたキズ跡がありました。
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    そこで、コークボンドを充填して指でなぞり目立たないようにしました。
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    今回は目立たないように補修しましたが、今後も同じような現象が起こり得ることをお客様へご報告。
    お客様はベビーチェアを買い換えるのを思案されているご様子でしたが、ホームセンターにはコーナーに取り付ける枠材が販売されているのをご紹介。安価な方法が良いですよね☆
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    お子様の成長につれて・・・
    現在はクロスのキズが気になりますが、お子様が室内で乗り物を乗り回すようになると今度はフローリングのキズも気になってくるようですね。これまでの定期点検での小さなお子様のいらっしゃるご家庭での事例です。お客様もウンウンと頷いておられました☆

  • 【新築を建てて1年目のアフターメンテナンス(定期点検)】2012年2月17日(金)お家の点検1年目(富山市I邸)

    今回の1年目点検。壁クロスの隙間等を目立たないようにコークボンド補修する箇所が多かった気がします。これには様々な原因があるのですが、一般的に言われているのは暖房器具による水蒸気の発生の有無です。お客様宅は蓄暖で過乾燥になる傾向があり、木部に含まれる水分が放出され、収縮します。
    湿度が高いと木部に含まれた水分を吸収、湿度が低いと水分を放出する「調湿機能」が木にはあります。
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    室内の調湿によって木部(下地材)が伸縮しますので、それに伴なってビニール製のクロスも伸縮するのですが、下地ボードのジョイント部分はクロス同士がつながっているのではなく、端と端をくっつける「切る施工」になっています。これは「起こり得るクロスの隙間」を想定しての施工であり、これが一枚のクロスだった場合はクロスがよじれる原因にもなるからです。

    これはキズ跡の補修です。
    何だか、皮膚をメスで切り出してクスリを注入し、処置しているようにも見えます。
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    これはドアノブの調整です。
    様々な工事現場で得た経験的知識が定期点検現場で発揮?披露?されています。室内ドアはメーカーによって仕様面で少し違うこともあります。でも、基本的な構造は同じなので「とりあえず、自分がDIYで直すぞー!」という熱意がジンジン伝わってきます。
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    動きを断片的に撮影しているので、多少のブレがあると思いますが、なにとぞご容赦くださいね☆

    ひと通りの検査と対応が終わった時点で、本日の検査レポート(点検表)に記入しています。その後はお客様からの署名を頂いて、本書をお渡しします。
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    お渡しした用紙はボールペン字ですが、1年後の2年目点検になると「1年目点検の履歴が活字化」されていますので、癖字ではなく読みやすいかも?(笑)

    最近の出来事やお客様の質問等に対して、和気あいあいとお喋りタイム。点検が終わった安堵感もあってか、点検スタッフたちは気さくにお話していますね。
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    帰り際、大雪のせいか、約1時間半の間に5cm以上も積もっていました(汗)。セッセセッセと車の雪下ろしをしている点検スタッフを見て奥様がお手伝いしてくれました。びっくりで大変申し訳なかった反面、とっても嬉しかったです☆
    ありがとうございました!!

  • 【クロスの開き等の補修】2011年11月19日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町T邸)

    [階段口]
    クロスの開き等が何箇所かありました。季節や気候による木部の伸縮(湿度変化による)によって、ビニール製のクロスが追随できなかったことが原因と思われます。開き等は景観上の問題であり、隙間風が入ってくる心配はありません。今回は同行して頂いたインテリアシンエイの方にお願いして目立たないようにコークボンドで補修しました。角の部分が少し開いています。
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    [ローラーで押さえ] 
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    [コークボンドを充填し、タオルで押さえつけ・拭き取り]
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  • 【クロスの隙間等】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    Q クロスの膨らみやヨレ、隙間等がある。
    A 現状を確認。「下地の木部が湿度変化により伸縮し、それにともなってボードも動くこと。クロスの膨らみは下地がクロスを左右に引っ張った後に縮むこと(クロスの糊が剥がれる)で発生する現象」と説明。後日、クロス補修を実施する事をお約束。
    [リビング/膨らみ]
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    [2階居室他/膨らみ・隙間等]
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    クロスが引っ張られる(下地材に追随)ことで起こる現象です。
    [リビング/隙間]
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    クロスの色や柄を見ると、色付きで模様があるので、コークボンドで目立たないように隙間に充填しても逆に目立ってしまう可能性があります。5年目点検時のクロスの状態を見て判断する事をお約束。
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    クロスの下地であるボード同士の間隔が広がったり狭くなったりしてクロスが追随できずに隙間となって現れてきます。ボードの寸法等をジェスチャーで分かりやすく説明。
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  • 【クロスの隙間・浮き等】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    Q 天井クロスに隙間・浮きがある。
    A 現状を確認。昨年にもお客様から問合わせがありました。当時は天井クロスを貼り替える場合、施工費の半分(約3万円)で補修するご提案でした。
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    これは木部の湿度による伸縮で下地のボードが動き、この動きにクロスが追随できないことによって発生する現象です。コークボンドで目立たないように補修しても逆に目立ってしまう事例を紹介。完全に隠す場合は貼り替えるしかないと説明し、お客様に理解して頂きました。
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  • 【クロスの隙間】2011年9月14日(水)お家の点検5年目(富山市A邸)

    クロスの隙間について。木部が湿度変化によって動くことでクロスも追随し、お部屋の隅っこに隙間が発生する現象を紹介。
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    そこで、施工面では隙間が発生することをあらかじめ想定して、コークボンドというボンド剤を隙間に充填しています。ボンド剤にも耐用年数があり、室内の諸条件によって異なっていることを説明。
    隙間が見えても景観上であり、隙間風が入ったり、構造上には全く問題ないことを改めてご理解頂きました。
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  • 【クロスの隙間】2011年8月24日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    下地の湿度変化による伸縮等でクロスの隙間が数箇所で発生していました。今回はコークボンドを充填して目立たないように補修しています。コーナー部分に隙間が発生しても、隙間風が入ってきたりすることはありませんが、見た目で気になるご様子。
    [和室]          [階段口]
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    階段口のコークボンド補修の様子です。周囲から足元の状態を見ると、かなり危険かも・・・(大汗)
    脚立を階段の段違いに配置しているので、バランスが微妙・・・(汗)
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    これは脚立を使っていません(当たり前ですが・・・笑)
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    コークボンド(水性)は一般的に2年が耐用年数となっています。充填した箇所が乾燥して年月が経過すると、プチプチ状になることもありますが、景観上であって、構造上は全く問題ありません。

    [サンルーム]
    また、定期点検の返信葉書には「サンルームのクロスの切れ」と書かれていました。この現象は下地ボードのジョイント部分の広がりです。湿度変化による伸縮で下地材が動いて内装クロスが追随できずに隙間となって現れています。
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    ヒビ割れ部分にコークボンドが充填できるようにカッターで改めて隙間を作っています。
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    カッターで開けた隙間にコークボンドを充填しています。
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    はみ出たボンド剤をタオルで拭き取って、ローラーを強く押し当てています。
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    仕上がり(補修後の様子)をお客様に見て頂きました。近くでよ~く見ると補修跡が分かりますが、遠目では分かりにくくなった状態にお客様は満足そうです。
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    [寝室]
    天井クロスには「浮き」や「ヒビ割れ」現象がありました。下地材の伸縮(湿度による)によりボード動くことで、ビニール製のクロスが追随して跡が出てきます。
    目立たないように補修をかけても良いのですが、逆に補修跡が目立つことも考えられます。昼間の太陽光では分かりにくいのですが、照明を点けると天井も照らすので発見しやすくなります。
    お客様との協議の結果、このままの状態で良い事となりました。
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