一般的にお客様は、汚れている箇所に対して掃除をしたり、汚れを防止する為にワックスをかけたり、等々を実施しておられます。
日頃のメンテナンスへの心配りの効果を実感できるのは、やっぱり数年後ですね。新築時は当然ですが、新しく感じます(新築ですからね・笑)。でも、住み始めて5年経過したお客様宅を訪問しても新しく、いや、それ以上に感じるのは、お客様のお家への愛着がとっても感じられるからかもしれませんね。
お家って、建てた後、何も手を掛けなくても良いって言う訳ではありません。車(お肌も☆)だってそう。走行距離によって消耗部品の交換もあれば、青空駐車の場合は、塗装面に劣化が起こってきます。
ただ、車内で生活している訳ではないので、そんなに汚れる事はありませんが・・・。
お家って、いろんな部材や機器等が集まって構成されており、各々に耐用年数もあります。
外部では、温度や湿度、風雨や紫外線等の厳しい自然環境にさらされます。内部では、使い勝手や使用頻度、水蒸気の発生等があります。新品の部材や施工であっても、年月の経過とともに経年変化(劣化)が進んできます。
この経年変化等の進行を遅らせる、鈍らせる方法として、ワックスをかけて塗膜を作る事で新品同様の風合いを持たせたり、ドライバーや潤滑油等で調整する事で壊れるのを防いだり、等々があります。
大切なご家族が住まわれてるお家。いつまでも大事にしたいですね☆
ご主人は住宅の特徴をよくご存知のせいか、様々な箇所に心を配っておられるご様子でした。
ご夫婦から「是非とも今後も定期的な点検を実施して欲しい」とのお言葉が胸に響きました。
今回は1年目点検。その後、2年目、5年目と続いていきます。弊社の場合、「営業、設計、工事、総務」と4名体制でお客様宅を伺っております。大人数で押しかけて、ご迷惑に思っておられるお客様、ごめんなさい(汗)
一応、配役してあるんですよ。工事は点検。設計は図面への記録。総務は点検の記録、営業はお客様への心配り等々。
そしてお客様への説明では、最後に点検表との照会とメンテナンスのご案内は、工事。最後に控えをお客様にお渡ししています。
お客様宅で発見したマンホール。富山市は鱒の寿司・・・じゃなく、鱒(マス)です。世の中には、マンホールを魚拓みたいにしてコレクションしている方もいるとか・・・
お家は約5年が経過すると、外部の場合はお家の立地や周辺環境もありますが、太陽の紫外線や風雨、気温等で経年変化等が起こり、コーキングが切れたりします。
また、内部は、使い勝手や使用頻度による磨耗、生活スタイル(水蒸気の発生)による室内湿度等で経年変化等が起こり、下地材と壁や天井クロス等の伸縮、建具の変化、丁番の異音等々、状況は様々です。
お家は、お客様が住んで生活されている大切な空間。一番大切な場所だからこそ、部材の少しの変化に気づかれると思います。
ちょっとした現象を早期に発見し、僅かな費用と労力でメンテナンスをすることが、部材をより長持ちさせる秘訣となります。その「ちょっとした」感性と弊社スタッフからのメンテナンスの指導が一緒になることで、大事なお客様のお家が守れると信じています☆
今回は、5年目点検。弊社発行の保証書に基づいて点検スタッフが前回までの点検内容やアフター履歴等をお客様カルテとして事前確認をし、5年目以降の具体的なメンテナンスについての指導を行なっています。
5年目というのは、防水や水廻りに用いられているコーキングの弊社保証が切れる時期であり、これがお客様にとっては、サッシ廻りや流し台等のコーキングを見直す良い機会でもあります。
お家は、建てて(住み始めて)からが経年変化等の始まりです。
厳しい自然環境(富山の気候は、夏場は高温多湿、海に面しているので潮風、そして北陸地方は降雪)にさらされる外部、湿度の変化や使い勝手等の室内環境にさらされる内部。こまめにお手入れすることで確実に長持ちします。
定期点検という機会。お客様とお家を一緒に考える、大切な時間にしたいと思います。
生活スタイルという言葉から連想される事って様々だと思います。朝起きて、通勤・通学、家族との団欒、そして就寝。これも生活スタイルですが、特にお家の場合では、水蒸気の発生に関連してきます。
昔は、高気密や高断熱のお家が少なかったせいか、多くのお家では四季の変化を身近に感じることができたようですね。窓を閉め切った状態でも換気をしてくれた優れもの(私ん家がそうです・笑)
別名、隙間風♪
室内で生活していると発生する水蒸気(湿度の変化)と気温(露点)の変化。この話題は、別の機会に考えてみたいと思います。
この干支の飾りは、奥様のお母様の手造りです。私達の心を和ませてくれました。
本日は、点検に同席頂きまして、ありがとうございました☆
今回は、不特定多数のお客様がいらっしゃる宿泊施設でした。
冷暖房設備はエアコンです。室内は除湿されて湿度が低めですが、押入れの中は寝具等が入っており、逆に湿度が高くなっているのが特徴的でした。
普段は、宿泊客の入室前や退所後の時間帯、そして空き部屋では、窓や押入れ等を開けて常に換気に心掛けていらっしゃいますが、やっぱり湿度差があり、木部の伸縮による建具やクロスの隙間等は少し目立っていました。
また、アドバイスとして2年目以降は、お客様ご自身によるメンテナンスが必要となること。
宿泊客にメンテナンスを強いるのは聞いた事がありませんが、お部屋の掃除を担当するスタッフによる早めの対応を行なうのが、見栄えや機能性を長持ちさせる秘訣となります。一般家庭でも同じですね。
出入するドアの調子が悪いのをそのままにして、無理に開閉し続けるとドアを構成する金物等が壊れる原因にもなります。
「ちょっと変かな?」と思った瞬間がメンテナンスの始まり。「壊れちゃった?」と分かった時には既に遅い状態。私自身の「お肌のお手入れ」もそうですが、メンテナンスには常に心掛けたいですね☆