基礎本体の表面に施してある薄い化粧モルタルのヒビ割れ現象。モルタルが薄いことによって温度変化による収縮・ヒビ割れ現象を受けやすくなります。基礎肌を隠す為の化粧モルタル処理なので、基礎本体にまで影響を及ぼすものではありません。
[建物右面/北側]
お客様は「具体的にどの程度の深さなのか?」を知りたがっておられたので、カッターの刃をヒビ割れの部分に差し込んでみました。「深くない」状態を見て確認・理解されました。
基礎本体の表面に施してある薄い化粧モルタルで温度変化等によるヒビ割れになります。他の点検現場でもよく見られる現象です。ジッと凝視すれば目立ちますが、遠目からでは特に目立ちません。仮にヒビ割れ箇所に補修用モルタルを上塗りすると、逆に遠目からでも目立ってしまう事例もあります。
[建物右面/南側]
ヒビ割れは他に2ヶ所(南側玄関近く、北側)にありました。
お客様との協議の結果、構造上の問題が無ければ特に気にされないとのことでした。
基礎本体と雑土間との接続部分の表面材(モルタル)のヒビ割れで、重さによって少し沈んだものと思われます。基礎の本体とは一体化していない(縁を切っている)ので、構造上は特に問題ありません。