点検ブログ

  • 【モグラ除け】3月14日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    外回りにモグラの絵が描いてあるキャップ(モグラ除け装置)を見つけました。この近辺ではモグラが出るようです。この装置は乾電池対応で、機械の寿命は1年程度。ホームセンターで購入されたそうですね。人間には感じない程度の振動が発生して、モグラを寄せ付けない代物です。
    でも、振動にモグラが慣れてしまうと効果が薄くなってしまうとか・・・(汗)
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    周囲にモグラの穴を発見。隣に畑があるので、そこからの侵入と思われます。
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    ただ・・・「本当に効き目があるの?」の質問では、お客様は苦笑い。
    1年目点検の頃からミミズが多いと悩まれていましたが、ミミズを食べてくれるモグラがいるのは逆に良いのでは・・・と(笑)
    でも、家庭菜園とか植物等を育てておられる場合は、モグラがトンネルを掘ることで根っこを切ってしまうこともあるようですね。

    [参考/ミミズがいる土]
    ミミズって見た目がグロテスクで手足もなく、気持ち悪いって煙たがられている生き物ですが、野菜作りにとってみれば、とってもありがた~い生き物。
    ミミズが掘った小さなトンネルは土の中の空気穴。空気や雨水が通りやすくなるので微生物が活発になって、地中の有機物の分解を早くします。
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    また、ミミズは落ち葉のクズや土をエサにして、周囲の土壌と比べ「窒素やカリウム、マグネシウム、リン等」の含有量が高いフン(腸管にある石灰腺の働き)を出すことで肥料になります。
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    化学肥料は雨水等で流されてしまいますが、フンの中は水が通りにくいので、養分はゆっくりと少しずつ植物に吸収されるみたいですね。

  • 【クロスの補修】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    下地ボードのジョイント部分のクロスに隙間(室内湿度の変化等による)がありました。
    DIYで対処する場合は、ホームセンター等で市販されている水性アクリル系のコークボンドを使い、該当箇所へ注入して目立たないようにする補修方法となります。
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    接着面を平らにする為には専用ローラーでゴロゴロと押さえつけます。もし手元に無い場合は、コップの側面やラップの芯でも代用できますね。
    (参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ)

    ここで、似たような事例がありましたので取り上げたいと思います。
    まずは、クロスの専門業者の方です。
    (参考/2006年4月21日富山市婦中町M邸1年目点検、クロス補修より抜粋)

    隙間の部分を指で少しめくります。
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    クロスの裏側にコークボンドを注入し、指で押さえます。
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    患部の表面にコークボンドを指で塗り、スポンジで押さえます。
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    仕上げをローラーで押さえます。
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    補修完了です。
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    次は、弊社の点検スタッフ(砂田)です。
    (参考/2007年10月23日富山市S邸2年目点検、クロス補修より抜粋)

    コーナーに沿って、カッターで切れ目を入れています。
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    切れ目にコークボンドを注入し、タオルで余計に付いたボンドを拭き取ります。
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    職人さんのような手つきが光っています☆

  • 【太陽光発電】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    お客様宅は、屋根全体にソーラーパネルが施してあるお家。
    Q 太陽光発電は月にどれくらいの発電量があるのですか?
    A 4月~11月は月に7|||000円から10|||000円程度の発電量です。ただ、雪が積もると発電量は0円。冬の発電量は4|||000円ぐらい。また、黄砂が降ると、発電量が落ちてしまう(困)
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    太陽光発電では瞬間的な発電に対して、現時点で使っている電気を補って余った場合は電力会社に販売。
    料金明細では「売った分と日常使っている分」とが別々にくるそうですね。
    ただ、発電した電気を貯めておける仕組みが無いので、売り買いする電気単価を比べると・・・
    現在は「使う電気の単価」>「発電する電気の単価」となっているようです。
    初期費用で、約240万円。月1万円の収入の単純計算で約20年。これに節電効果を考慮すると・・・
    専門的に計算しないと難しいですね。

    でも、今後はこの相場が変わっていくようです。
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    2009年2月、経済産業省は初期投資を10年程度で回収できる助成策の導入を発表。具体的には2009年1月から条件付きで1kWp(キロワットピーク:太陽光発電装置の定格出力単位)あたり7万円の補助金を開始。さらに同年2月、固定価格買い取り制度の導入を決定。電力会社が余剰電力を現在の約2倍の価格で10年程度買い取りする事を義務付け。
    (参考/ウィキペディア 太陽光発電http://ja.wikipedia.orgより抜粋)
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    お客様が太陽光発電システムを導入されたのは、約5年前。当時はメンテナンスを考えていなかったので、自分で点検や掃除ができるように階段をつければ良かった、とお客様。
    また、太陽光発電パネルは半永久的に使えますが、配線部分は建物の立地や周辺環境、気候等による経年変化等もありますので、約10年を点検の目安として交換や補修する必要もあるそうですね。

  • 【雨垂れ】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    破風板の雨垂れ。様々な点検現場で見受けられる現象です。空気中に含まれる汚れ成分(※1)と雨水が混ざって外壁を伝って下に落ちます。外壁の色と比べると破風板の色が白いので、逆に目立っていると思われます。
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    ※1 排気ガスや煤煙等に含まれる油性成分、コーキング材(外壁同士の間に施工)から溶け出す可塑剤(施工後に硬化しても柔軟性を保つ役割)に含まれるシリコン油等々が雨水に混じって外壁に付着。油分で表面が撥水性となり、その表面に空気中の汚れ(ホコリ等)が混ざって、雨垂れが目立ちやすくなるようですね。
    (参考/㈱バイオメンテックhttp://www.bio-mentech.com/html/chemicera.htmlより抜粋)

  • 【塗り壁】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    塗り壁(珪藻土)のヒビ割れを数箇所発見。室内外の湿度変化による「下地材と珪藻土との伸縮率の差」で起こった現象と思われます。
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    ここで、改めて奥様に現象を確認して頂きました。立地(風通りや日光等の環境)や生活スタイル(温度調整や水蒸気の発生による湿度変化等)によって起こり得る事例です。補修(上塗り)した場合、逆に目立つことも想定される為、様子を見ることになりました。
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    お客様は、普段は窓を開けて換気(空気の入れ替え)しておられるご様子。外と内の温度や湿度差が小さいほど、室内の仕様に与える影響(※2)は少なくなりますね。
    ※2 例えば、今回の事例のような湿度(気温と水蒸気量)変化によるヒビ割れ。他には、クロスの隙間や床材(仕様による)の隙間や床鳴り、結露等も関係してきます。

  • 【結露跡の調査】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    リビング、キッチンには、蓄熱式電気暖房機(蓄暖)や加湿器、IHクッキングヒーター等があります。
    蓄暖をつけると空気が乾燥(水蒸気量の増加がなく、気温が上がる)するので健康を気遣って加湿器をつけておられるようですね。
    [リビング①]
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    [リビング②]
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    枠のゴム部分に小さなカビが発生していました。
    お家全体が蓄暖で暖かいのですが、寝室でも空気が乾燥するので、加湿器を使っておられるご様子。
    就寝後は蓄暖も消しておられ、室内の気温が下がる(湿度が上がる)ことでカーテンが引かれているサッシの枠のゴム部分に結露が発生していると思われます。
    [寝室]
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    そこで、5年目点検での事例では放置したままにしておくと、カビが取りにくくなってしまうこともあります。早めの拭き掃除等をお勧めしました。
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  • 【洗面脱衣室】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    床の仕様はビニール製のクッションフロア。表面は防水加工が施してありますので、汚れ(水分)には強いのですが、整髪等の化粧品やゴム製の車輪等によるゴム汚染等でシミが起こる事もあります。
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    (参考/2009年2月14日富山市N邸1年目点検、洗面脱衣室の床)

  • 【床下点検】2月18日(水) 定期点検5年目(砺波市N邸)

    床下の画像もお客様へお見せしました。床下の空気は乾燥しており、特に異常はありませんでした。
    ここで、シロアリ保証は5年で切れる事をお知らせ。もしご心配ならば、もう一度床下に防蟻剤をまいて、保証期間を5年間延長できることをご提案。
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    お客様宅は基礎パッキン工法(※1)。お家のシロアリ対策は万全です。ただし、お家の周囲に腐った木材があると問題ですが・・・。

    ※1 「基礎パッキン」を基礎と土台の間に一定のルールに基づいて設置する工法です。基礎と土台を離すことで住まいの耐久性を高めています。
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    特徴である「住まいの耐久性」。土台がコンクリートの水分を吸収するのを防ぐことで、土台が腐らずに乾燥状態を維持。床下の湿気を自然に排出し、木部の乾燥状態を保つことで、腐朽菌やシロアリを寄せ付けにくい環境になるようですね。
    (Jotoの基礎パッキンより抜粋/http://www.joto.com/kp_a/mokuteki.html)

  • 【エアコンのダクトカバー※2】2月18日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    カバーが下がって、内部のダクトが見えていましたので、手で押し上げました。プラスチック製であり、季節の温度変化で伸縮し、少しずつ下がってきたものと思われます。
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    正常に閉まった状態です。
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    ※2 正式には配管化粧カバー(配管化粧ダクト)。エアコン配管をきれいに収納し、美観の向上となります。また、太陽の紫外線や獣害等からも配管を守って、丈夫で長持ちさせてくれます。
    (参考/因幡電機産業㈱http://www.inaba-denko.com/jp/pro/sd/より抜粋)

  • 【薪ストーブその②】2月16日(月) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    薪ストーブの施工では様々な方法があるようです。
    今回ご紹介しますのは関連会社の導入事例で、「V・キャスティングのアンコール(ミドルクラス)」、「2階床抜き煙突」での施工です。お家の真ん中に薪ストーブを置いて、中心的な存在になっています。

    薪ストーブと煙突(1階天井)の納まりの様子。
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    一般的に薪ストーブの煙突設置については「真っすぐ」、「高く」、「棟の近く」がベストと言われているようです。

    2階の床から2階の天井へ突き抜けている様子。煙突は断熱仕様になっています。
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    天井の納まりの様子。
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    炎が見える位置には遠赤外線、本体(鋳物仕様)には燃焼による熱が蓄熱されて、輻射熱(赤外線)が室内へ放射、空気の対流でお家全体が暖まる仕組みになっています。
    熱の伝わり方には「対流」、「伝導」、「輻射(放射)」があります。
    (参考/2008年8月30日富山市I邸2年目点検、蓄熱式電気暖房機の設置)

    また、薪ストーブのほかに巷で話題になっている暖房機としてペレットストーブも人気があるようです。
    機会がありましたら、次回は施工事例等の特集を組んでみたいと思います。
    (参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)