点検ブログ

  • 【モルタルのヒビ割れ】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    ガレージ内の基礎のモルタル部分に温度変化によるヒビ割れがありました。基礎の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルのヒビ割れなので、基礎本体には全く影響はないのをお伝えし、お客様はひと安心。
    後日、補修用のハイモルタル(※1)で補修する事をお約束。
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    ※1 砂の代わりに、きめ細かい粒子や綿を使っているので、薄く延ばすことができるようです。
    コンクリートは、気温によって膨張や収縮をしています。膨張によるヒビ割れ。基礎表面の化粧用なので、縁切りの為の目地や誘発目地を入れない箇所となり、ヒビ割れが起こることもあります。

  • 【床鳴り】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    Q 以前、リビングで床鳴りがあった。自分で直せるのか?
    A 現状を確認。床下にある床を支えている鋼製束を調整すれば、お客様ご自身でも直すことは可能ですが、周囲の束との関係もあるので、他の部分の床も鳴ってしまうこともあります。
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    床鳴りの現象は、梅雨時の湿度の高い時期や冬時の乾燥によって木部が伸縮(木痩せ/木内部の水分のの放出による収縮)などが原因で土台が伸縮し、鋼製束の受けとの間に隙間が生じることで発生します。
    床鳴りがする時は、床が下がっている状態なので、束を上げてやります。

    これが床下で支えている鋼製束です。
    (フクビ化学工業㈱より抜粋/http://www.fukuvi.co.jp/product/045.php)
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    では、具体的な調整方法です。
    (三洋工業㈱より抜粋/http://www.sanyo-industries.co.jp/shouhin/sho1502/sho15021.html)
    床下に入ると900mmピッチに鋼製束があります。
    ①巾の調整ができるモンキーレンチでAとBを時計の反対側に回して緩めます。
    ②Cを時計回しにすると上がるので、微調整しながら鳴らなくなったらAとBを締めて完了です。
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    この作業は、二人ペアになって、床上からは床鳴りの確認、床下では、鋼製束を調整するようにしたほうが良いですね。一人では難しいかも・・・。

  • 【畳のシミ】9月10日(水) 定期点検2年目(富山市S邸)

    Q このシミは落とせるのか?
    A 現状を確認。ここまでになってしまうと、成す術がないそうです。汚してしまったらすぐに適切な処理をすれば、シミにはならないようですね。
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    和室調のお部屋には畳がありますね。ちょっと調べてみました。
    (住まいの管理手帳(財団法人 住宅金融普及協会)より抜粋)
    (インク)
    牛乳で湿らせた布で叩くように拭き取ります。
    (醤油・油)
    こぼした上に粉末の洗剤・クレンザーをふりかけ、充分に液体を吸い取らせてから掃除機で処理し、その後、固く絞った布で何度も拭きます。
    (フエルトペン)
    油性の場合は、マニキュアの除光液またはラッカー薄め液で拭き取り、水性の場合は、クリームクレンザーで拭き取ります。
    (焼き焦げ)
    タバコのように小さな場合は、目が中ぐらいのサンドペーパーで黒こげを取ります。大きな焦げの場合、サンドペーパーで取り除いた後、応急処置としてロウをたらして穴を埋め、平らにしておきます。

  • 【終わりに・・・】8月30日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)

    お客様宅では、虫が入ってくるのが嫌で、外灯を点けられず、帰りが遅いと、真っ暗な中でお家に入っておられるそうです。でもやっぱり、玄関口に明かりがないと足元や手元が見えず、寂しい感じがします。
    以前、私んちの玄関が暗かった(停電ではないですよ・笑)のを思い出します。私の住む地域は田舎なので、玄関の明かりって、家族や来客を温かく迎え入れてくれるような心遣いにも似た雰囲気にも感じ取れます。
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    問題となっている玄関の外灯を点けても、虫の侵入率を下げるアイテムがあるそうで、透明な防虫フィルム(※1)が販売されています。
    昔、どこかの番組で、「コンビニはあれほど明るくしてるのに、何故、虫が寄り付かないのか?」って特集がありましたね☆
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    ※1 バンガードというプラスチック製のチューブで、蛍光灯に取り付けると、蛍光灯から出る「虫が好む波長の光である紫外線(UV)」をカットします。それによって、光(明かり)に寄って来る虫の飛来を大幅に抑制させる代物。虫除けになりますね。
       また、室内の明るさは今までと同じになり、蛍光灯に装着しても紫外線をカットするだけなので、照明の明るさはほとんど変化がなく、人の目には通常通り明るく見えるそうです。
    [虫退治.COMより引用]http://www.mushi-taiji.com/hisyo/products/banguard.html

    また、玄関の虫除けアイテムとして、電気が要らない「置き型タイプ」やドアノブ等にかける「吊るすタイプ」もあるようです。最近は「殺虫」から「虫除け」へと変化してるみたいですね。

  • 【カーペットの下のゴム跡】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q マットの裏のゴムが床に付いてしまった。
    A 現状を確認。でも今回は、該当箇所を撮り忘れてしまいました(泣)ごめんなさい!でも、気をつけなきゃイケナイ場所である事は事実です。
      ゴム汚染(※1)(6月20日のT邸の【クッションフロアの変色】)ですね。床とゴムの間にシートを入れておけば、跡は付くことがないと思われます。
      実は・・・私も似たような経験があります。お家でスピーカーの足の裏に付いているゴムが床に付いてしまって、拭いてもこすっても取れなくなってしまいました(笑)
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    ※1 ゴム汚染や移行汚染。ネットで検索しても様々な注意喚起がありますね。
       一部の塗料やゴムには「成分により、床材を変色させる(時間が経った後にも)」事があるので、直接な接触は避けたほうが良いそうです。
       その成分というのは、可塑剤(かそざい)(※2)や可溶性の着色剤で同時に移行するようです。
       これを防ぐには、移行しない木製やポリエチレン等の足カバーを敷いたり、紙や布切れをクッションにしたほうが良いと思います。
    ※2 可塑剤っていうのは、主に塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックに柔軟性を与える添加剤です。[シージーエスター(http://www.cgester.jp/ab_pla/topadd.htm)より引用]
       塩ビそのものは常温ではとても硬い樹脂ですが、加工時に可塑剤を加えることによって、ビニールホース等の柔らかい製品を作る事ができるそうです。

    お家には必ず配置する家具。机や椅子等の脚に滑り止めとして付いているゴムキャップやキャスター。
    フロア加工していない床材や人工大理石にも移行し、「何を使っても落ちない」のが欠点です。
    たまに自動車のタイヤや自転車を床の上に置くこともありますが、これも同様に変色の原因になります。
    何だか、難しいです。可塑剤工業会のホームページ(http://www.kasozai.gr.jp/)もあるようですね。

  • 【蓄熱式電気暖房機の設置】8月30日(土) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機を入れようと思うが、良いものなの?
    A 構造としては、夜間の安い電力でレンガに熱を貯めて、その熱を輻射(ふくしゃ)(※3)や温風によって部屋を暖めています。夜間の安い電力を使うので、電気代は通常の約1/3で済みます。
      その代わり、設置に当たっては種類にもよりますが、電気配線や床の補強等の費用もかかります。

    ※3 熱の伝わり方には「対流」「伝導」「輻射(放射)」があるようです。
      「対流」は、暖められた液体や気体などが上昇し、冷たいものは下に流れて伝わること。
      「伝導」は、接している物体間で、温度の高い物質から低い物質に熱が伝わること。
      「輻射」は、熱を持った物質から赤外線が放射されて伝わること。

    [参考文献 蓄熱式電気暖房機のしくみ(電化住宅コムからの転載)]
    ※ ファン付き(温風対流式)
    蓄えられた熱を輻射と温風によって、室内に提供します。室内コントローラーにより、自動的に室温が調整され、快適な温度を一定範囲に保つことができます。
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    ※ ファンレス(自然対流式)
    暖めると上昇する空気の自然循環と輻射機能を利用して、ファンを使わずに室内を暖めるものです。暖房機底部から空気を取り入れ、上部グリルから自然放熱を行います。
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    Q やっぱり、石油ファンヒーターやエアコンよりも高いよね~。とりあえず私は、今のままで十分♪(笑)

  • 【屋根点検】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    屋根の状態をチェックと確認、そしてデジカメで撮影。特に異常はありませんでした。
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    今回のKさま邸の屋根はコロニアルです。屋根の形状には何種類かあります。ちょっと調べてみました。
    屋根の役割は、雨風をしのぐ防水性、日差しを遮る断熱性、室内の熱を放出する通気性が主なようです。

    [スレート]
    カラーベストやコロニアルで知られています。瓦に比べて、軽量でシンプル、建物に確かな安定性を生み出し、金属屋根に対してしっとりと落ち着いた表情をしています。コストは比較的安価で色や形状等豊富なバリエーションがあり、好みを反映させる事が容易です。表面の彩色部分が経年変化等で劣化していくと、防水機能が落ちる事もありますので、10年に1回は屋根材の状態を再確認したほうが良いそうです。
    また、最近では、表面を瓦屋根同等の対候性経年変化のある商品も登場しているようです。
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    [洋瓦]
    13種類あります。遮音性では、雨が降った時、他の素材よりも静かなこと。通気性では、熱や湿気がこもりにくいこと。その他にも防水性、防火性、耐久性、断熱性、耐水性、耐寒性等々に抜群な性能を備えています。美観が良いのですが、瓦が重く、柱にかかる負担は大きくなります。コストは割高です。
    瓦にはかなりの重量がありますので、風には強いのですが、突風(台風等)には比較的不利な代物。
    瓦がズレたままにしておくと雨漏りの原因にもなりますので、早めの点検が良いそうです。
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    [和瓦]
    12種類あります。洋瓦とは質感が違うだけで、性能はほぼ同じ。地域によって季候が異なるので、季候風土によって、異なった生産方法が取られています。これが街並みの特徴ある景観にもなっています。例えば、琉球瓦、越前瓦、京瓦などです。
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    [金属屋根]
    ステンレス、チタンといった融点(※1)の高い材料ほど防火性能が良く、豪雪地帯では金属屋根を採用されているところが多いそうです。また、近年ではガルバリウム(主成分はアルミと亜鉛)鋼板という、トタン板の3~6倍の強度を持つ素材も採用されています。コストは安価ですが、素材や厚みで様々な価格帯があるそうです。
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    ※1 融点とは、固体が溶け始める温度です。例えば、氷の場合は0℃となります。

  • 【調理機器】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    最近、新築のお家に多くなったIHクッキングヒーター。ガスと比べてどれだけ経済的に違うのか、ちょっと調べてみました。
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    [IHクッキングヒーターの電気代]電化コム(http://www.dennka.com/ih.htm)より引用
    4人家族(夫婦、子供2人)の場合。
    平日/朝食は家族揃って。昼食は妻1人。夕食は妻と子供が一緒。夫は別。
    休日/家族揃って。
    この家族構成と生活スタイルを基に計算すると・・・(日立調べ)
    1週間あたり・・・電気は13|||276Wh、ガスは31|||369kcal
    1ヶ月あたりの使用料金(税込)・・・電気は1|||252円、ガスは2|||017円
    換算ベース(税込)・・・電気は22円/kWh、ガスは165円/㎥

    ガス併用住宅の場合、電気とガスの基本料金を支払っています。ガスの基本料金は約1|||200円~
    1|||600円程度ですが、オール電化にするとガスの基本料金がなくなり、さらにお得になります。

    お得感はいっぱいありますが、機器の導入コストがガス機器よりも高くなるのが難点です。また、ご家族の年齢や生活スタイルで電気代も違ってきますので、過去の電気料金を元に専門業者に問合せてみるのが一番ですね。

    [ガスコンロのガス代]アサヒ物産(http://www.asahi-products.com/)より引用
    調理器具・・・電気は鍋に使用の有無、ガスは全ての鍋が使用できる
    同時使用・・・電気は3個のヒーター同時使用は火力が低下し、小ヒーターとロースターは同時使用できない、ガスは全てのコンロとグリルが同時に使える
    購入設置費用・・・電気は合計34万円(カタログ価格)で月々の償却は2|||800円、ガスは合計18万円(カタログ価格)で月々の償却は1|||467円
    健康・環境・・・電気は電磁波が気になる、ガスは電磁波ゼロ

    お湯を沸かす場合、消費者側から見ると、電気を使う場所(キッチン等)では二酸化炭素の発生は0ですが、天然ガスから電気になる過程(火力発電所)で二酸化炭素が発生しています。
    また、エネルギー効率では発電ロスや送電ロス等があり、電気は約39%ですが、ガスは、100%の有効利用だそうです。

    天草ガス(http://www.amakusagas.co.jp/tokutyou.html)より転載
    [電気とガスによるエネルギー効率とCO2発生量の比較]
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    環境については、家庭規模(電気)で考えるか、地球規模(ガス)で考えるか・・・難しいですね。

  • 【クロス】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市A邸)

    クロスとコークボンド(※1)の相性(?)です。コークボンドは、クロスの隙間等を目立たなくする便利なアイテムですが、クロスの模様との調色に多少のズレが出てくる場合もありますので、DIYの場合は注意が必要となります。
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    ※1 コークボンドの色には、「白、アイボリー、茶色(フローリング色)等々」ありますので、使用する場所に応じて選べます。
    また、硬化したコークボンドを除去する場合は、素材がアクリル系樹脂なので、プラスチックの補修で使用する「プラリペア溶剤」で溶かして拭き取れば良いそうです。ただし、いきなり全体で使うのではなく、まずは局所的に試し落としして効果を見たほうが良いと思います。

  • 【モルタルのヒビ】8月25日(月) 定期点検2年目(富山市I邸)

    Q 基礎の表面にヒビが入っている。大丈夫なのか?
    A 現状を確認。基礎表面に塗ってある、気温の変化により厚さ数ミリの化粧モルタルにヒビが入っていました。基礎本体のヒビではなく、見栄えの問題であり、強度には全く影響がないことを聞いてお客様はひと安心されたご様子。
      今回は2年目点検であり、保証書に基づき、弊社にて補修しますが、今後、ご自身で化粧モルタルを補修する時は、ホームセンターで販売している「簡単セメント」や「らくらくセメント(※1)」でも良いことをアドバイス。
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    ※1 簡単セメントとは違って、水とセメントの粉が一つの袋に入っていて、揉むと袋の中の仕切りが破れて混ざり合うという代物。少しの量だけ使う場合に重宝するそうです。